『侍』とは、
概要
時は明治10年。廃刀令が発令され、侍たちは行き場を失っていた。
舞台となる六骨峠も、武家と革命派の衝突と政府の介入による動乱に揺れており非常に不安定な状態であった。そこに主人公がふらりとやってくるところから物語は始まる。
主人公は、元々は由緒正しかったが落ちぶれてしまった武家「黒生家(くろふけ)」、打倒政府を掲げたびたび黒生家と衝突している革命派の「赤玉党(あかだまとう)」、そして隙をついて六骨峠を統治下に置こうとする「政府(せいふ)」の3勢力と関わりながら数日間を過ごしてゆく。
このゲームの最大の売りは、どこの勢力に加担するかは主人公の自由でありその結果によって様々な結末を迎えることである。
黒生家に加担して武士としての意地を通すもよし、革命派として赤玉党に入り打倒政府を掲げるもよし、政府と手を組んで甘い汁も吸うもよし、といった具合である。
どの結末を迎えるかは、実際にプレイしたあなたにしかわからない。
2003年1月16日にはバグ修正・イベントの追加などがなされた廉価版の『完全版』が、2008年9月18日にはPSPに移植されアドホック対戦モードなどが追加された『侍道ポータブル』がそれぞれ発売された。
主な登場キャラクター
- 主人公
- ふらりと六骨峠に現れる。
最初の設定によって青年だったり、おっさんだったり、女性であったりする。
セリフは設定されていらず、会話中の選択肢のみに性格が現れる。
基本的にプレイヤーの選択によって正義の味方になったり悪の手先になったりする人物。 - すず
- 宿場で食事処「甘栗」を営む少女。
ほとんどの場合、主人公は六骨峠を訪れてまず最初にすずがさらわれそうになるところに遭遇する。
黒生家に立退きの件で嫌がらせを受けている。 - ドナドナ
- 本名はドナルド・ドナテロウズ。
アフロヘアーが特徴的な黒人であるが、侍としての生き方に惚れ込み、日本に骨をうずめるつもりらしい
すずに好意を寄せているようだ。 - 黒生鉄心
- 黒生家の当主。
由緒正し買った黒生家は現在財政難を抱えており、再建に躍起になっている。
豪快な人物で、小物には目もくれないような性格だが、実力のある者に対しては寛容。
赤玉党の党首とは浅からぬ縁があるようだ。 - 知床総一郎
- 黒生家に昔から仕えており、鉄心の信頼も厚い。
財政難以外の黒生家の厄介ごとにも頭を抱えている。
きっちり分けられた七三分けがトレードマーク - 吉兆
- 赤玉党のリーダー。
打倒政府を掲げており、政府に懐柔しようとしている黒生家とはたびたび衝突している。
曲者ぞろいの赤玉党の中では比較的まともな人物。 - 日向隼人
- 吉兆の右腕。
赤玉党内で度々起きる内紛に頭を抱えているようだ
しかしその真の姿は・・・?
侍道シリーズの中では結構なイケメンである。 - 玉川上水
- 政府軍の要人で、黒生家から高炉を買い取る商談を進めている。
汚い汚職役人を絵に書いたような人物で、すぐに斬り倒したくなる。
美少女を牛裂きという拷問にかけるのが大好きなお方。
関連コミュニティ
関連項目侍道
- 侍道
- 侍道2
- 侍道3
- 侍道4
- サムライウエスタン 活劇侍道……ドナドナの先祖と思わしき人物が登場する。
- アクワイア
- スパイク (ゲーム会社)
外部リンク
脚注
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