保富康午(1930年3月3日~1984年9月19日)とは、和歌山県出身の作詞家・構成作家である。
概要
同志社大学を卒業後に詩人に弟子入りをしていたが、知人から依頼されてミュージカルの台本を書くようになると、構成作家としてテレビに進出をし、後に作詞家となる。
誰もが知っている童謡『大きな古時計』の歌詞は、1876年に米国で発表された原曲を彼が訳し、1962年にNHKの『みんなのうた』で初登場したもの。原曲の雰囲気を踏襲しつつ、より日本人にとって情緒深く奥ゆかしい歌詞となっており、哀愁のあるメロディと相まって涙腺への破壊力は抜群。至高の名訳のひとつと言える。
童謡のほかにも、歌謡曲やアニメソングなど、幅広いジャンルの作詞を手掛けた。アニソンの代表作としては、『グレンダイザー』、『ラ・セーヌの星』、『宇宙戦士バルディオス』等がある。また、『ミュージックフェア』、『FNS歌謡祭』のテーマ曲の作詞も手がけた。
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関連項目
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