概要
佐藤修悦氏は三和警備保障株式会社に勤務する警備員。彼が勤務先の駅において、案内表示としてガムテープを使って文字を描いたのが創始となった。この独特の温かみのある書体が、一時期メディアで大きく取り上げられ話題となった。
テープの直線的な線の質を活かして横書きのラインを作りつつ、角ではハサミを使って角を丸く切って内角に加えるため曲線的な表情が与えられる、といった寸法で、単にテープを用いた文字と異なる特殊な表情が与えられるというもの。
書体の個性もさることながら、ガムテープを用いた即席のサインというこのレタリング方法は工事現場などにおいて実際便利で、高く評価されている。書き方を紹介したハウツー本も発売されており、体系化して全国的に波及。追随する派生表示も多く現れたり、発端となった新宿駅などでは、15年以上経ってなお書体がみられ続けたなど、広く根付いている。
氏は写研「ゴナ」などの書体に影響を受けており、手書きの文字もくせ字になっていたりする。
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