偽典・女神転生とは、アスキーから1997年4月4日に発売されたPC-9801・PC-9821シリーズ用ゲームソフトである。通称「偽典」。後にWindowsに移植された(1999年12月22日発売)。
概要
女神転生シリーズの時系列としては、『真・女神転生Ⅰ』の大破壊後の世界であり、ちょうど『真Ⅰ』の主人公たちが金剛神界をフラフラしている間(約30年)の出来事である。
主人公である初台シェルターの住人・葛城史人がデビルバスターの試験に挑むところから物語が始まり、大破壊後の東京をやっぱりあちこちフラフラする(といっても、一応途中で目的はできる)事になる。
この作品は『偽典』の名にふさわしく?女神転生シリーズのダークな部分をさらに濃くしたゲームである。性描写・グロ描写・××な描写が随所にあり、『女神転生』シリーズファンなら背筋がゾクゾクするほど面白い(リメイクは権利関係の複雑さから不可能に近いが、仮に出るとしてもまず18禁である)。
ただし欠点も多く、例えば実際のパソコンのCPUの速度に比例して敵の動きが早くなるという『仕様』など、随所に『詰む』要素がある(例:ダンダリオン)。ただし、この一番最凶の仕様については有志によるパッチで惨劇を回避できる。
そういった欠点を抜きにしても、悪魔のレベルアップや装備変更など野心的なシステムも多く、また同じく外伝的な位置となっている漫画版女神転生(例:相馬三四郎)とのリンクや、大破壊最中の人々の暮らしと悪魔との関係、国津神・天津神の対立、さまざまな神々・悪魔の介入など非常に凝った作りになっており、旧来の女神転生ファンならやって損はない名作である。私情だが、編者はこのゲームを学生時代に入手したが手放してしまい、今になって死ぬほど後悔している。ちくしょう…
ゲーム内容について気になる諸兄は、いまやプレミア価格のソフトを探すのもいいが、折角ニコニコ動画をご覧になっているなら下記の関連動画から見てみる事をおススメする。
なお、当記事掲示板の>>13氏がこのゲームを一言でまとめているのでそちらも併せてご覧いただきたい。
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キャラクターデザインを務めた相崎勝美(相崎直美)氏によるイラスト。春画注意。
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関連項目
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