催眠アプリとは、
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1.の概要
複数存在しているようだが、例えばGoogle Playで配布されているAndroid端末用アプリ「Deep Sleep & Relaxation 😴 🛌」など。配布ページの説明文に「この催眠アプリは」などと記されている。
これは英語原文で「hypnosis app」と説明されているものが、配布ページの日本語版では機械翻訳で「催眠アプリ」と翻訳されたもの。実際のところは、睡眠導入効果やリラックス効果などを得るためのアプリであるよう。
また、「催眠オナニー」と呼ばれる特殊な自慰行為を行うことを目的とした「催眠アプリ」も存在したようである。その目的の「さあ、やってみよう」というタイトルのアプリが2012年ごろに配信されていた記録がある(既に配信は停止済のよう?)。
これらのアプリは利用者本人を対象とすることを目的としたものであり、後述する2.のような「他人に催眠をかける」ことを目的としたものではない。
2.の概要
フィクション作品などに登場する架空のアプリ。「スマートフォンなどのアプリで、画面を見せるなどすることで相手を催眠状態に誘い、アプリ使用者の意のままに操ることができる」と設定されていることが多いようだ。
日本語のインターネット上では、おそらく上記の1.よりもこちらの2.の用法の方が一般的に使われているようである。
どうも成人向けの同人作品界隈にて用いられ始めた言葉のようだが(後述)、2024年3月29日発売のライトノベル『手に入れた催眠アプリで夢のハーレム生活を送りたい』(角川スニーカー文庫)など、全年齢向け商業作品のタイトルにも用いられる程度には世に浸透しているようだ。
実在はしない。この効果を謳う「かのような」アプリは存在していて配信されているが、
これは実際にはジョークアプリであり、催眠効果が無い事は明言されている。
発祥
日本で利用者が多い短文投稿サイト「X(旧称Twitter)」上での「催眠アプリ」という言葉の使用履歴を探れば、この「他者に催眠をかけて弄ぶことができるツール」という意味合いでの「催眠アプリ」と言う言葉がいつごろから使用されているのか、ある程度は推定できるかもしれない。
この方法で探ったところ、この意味合いでの用法は2011年2月の投稿で初めて確認できる様だ(ちなみにTwitterの日本語版は2008年にサービス開始している)。これより古い投稿が削除やアカウント凍結やプライベートアカウントへの移行などで閲覧できなくなっただけという可能性もあるので、「一番最初の用例」とは断定できないが。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/erodoujin/status/38047623050960896
この投稿をしているのは「同人誌速報BOT」という、新発売された同人作品の情報を自動で告知投稿していくbotアカウントであったよう。
そしてその投稿で告知されたのは、「絵援隊」という成人向け同人サークルが2011年2月17日に発売した『アスカが優しく筆下ろししてくれる本』であったようだ。同人ダウンロード販売サイト「DLSite」での同作の作品ページの説明文でも、確かに「催眠アプリ」という言葉が出てくる。
かなり雑な確認方法だが、この作品が暫定的には推定最古、ということになるのかもしれない。「催眠アプリ」という言葉が使用されているさらに古い作品を知っている方は本記事の情報を更新されたい。
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関連項目
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