元明天皇
(げんめいてんのう 661年~721年)とは、第43代天皇である。女帝。
概要
661年に天智天皇の第四皇女として生まれる。675年に伊勢神宮に参拝した。
689年に皇太子の草壁皇子が早世した為、父方の異母姉妹で母方の従姉妹で自身の姑にあたる持統天皇が即位し、679年に息子の文武天皇が即位し、自らは皇太妃となった。しかし707年に文武天皇がお隠れになると、孫の首皇子が若年だった為、天皇の歴史上初めて皇后を経験せずに即位する事になった。
701年に藤原不比等を起用して大宝律令を整備し、708年には、秩父から和銅が献上された事から和銅に改元するとともに和同開珎を鋳造させた。710年には都を藤原京から平城京に遷都し、712年には古事記が献上された。
715年に娘の氷高皇女に譲位して太上天皇となり、721年に崩御した。
諸国郡郷名著好字令
713年に元明天皇は諸国郡郷名著好字令(好字二字令、好字令)の勅令を発布。これは唐にならって地名をいい意味の漢字2つ(「長安」「洛陽」みたいな感じ)で表そうという内容で、現在の日本の地名や名字が2文字が多いのもこの影響である。詳しくは当該記事を参照のこと。
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関連項目
42代 | 43代 | 44代 |
文武天皇(もんむてんのう) 697~707 |
元明天皇(げんめいてんのう) 707~715 |
元正天皇(げんしょうてんのう) 715~724 |
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