全て当たらないように調整とは、魔法の言葉である。
概要
シューティングゲーム(以下STG)と言えば、敵弾を避けつつ敵機を撃墜するゲームである。
STGにおいてのTAS動画は多数存在しているが、STGでTool-Assistするとなると、大抵はスコアアタック、あるいは移動制限を設けるということが多い。
※以下、縦シューティングについてのSTGで記述を行います。(横STGの場合は上下と左右が逆になるだけ。)
STGにおける移動制限プレイは、昔から手動によるプレイでも存在している。
それを最適化するTool-assist。Tool-Assistにおいての移動封印の精度は当然手動を上回る。
移動制限は大きくわけて3種類ある。
- 上下封印
移動制限の中では最も簡単な分類に入る。真横から来る弾以外はすべて理論上は回避可能である。 - 左右封印
こちらは上下封印と軸が変わっただけの様に見えるが、自機位置とボス位置は大抵縦に並ぶため、真上からの弾というのは非常に多い。なので上下封印よりもはるかに難易度が高いといえる。 - 移動封印
上下も左右も全て封印するものである。まるでその発想が意味不明。
そんな発想がアホな移動封印について、ある1人の投稿者により何故か多数のTAS動画が作成されている。
そのすべての元凶がこちら。
難易度Easyとは言えども、人力の手で最後まで完走するにはほぼ不可能と言える。
この動画では解説を交えながらステージを進んでいるが、その解説ではしばしば次の一文だけが表記されていた。
「当たらないように調整」
乱数を扱うTASにおいて、ばらまき弾を移動封印で避けるには、調整を行うしかない。その事を表す簡単な一文がこれである。
この文章はこの動画に限らず以降の移動封印TAS動画でも使用され、最終形の
「全て当たらないように調整」
という定型文になった。もちろんほとんどの場合この文章以外解説されていない。解説とはなんだったのか。
この文章はいつもの言葉、魔法の言葉とされ、移動封印TAS動画においての風物詩となっている。
関連動画
Easyは上記。以下の動画では全て、件の定型文が使用されている。
関連項目
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