全国農業協同組合中央会とは、JAグループの指導・取りまとめをしている組織である。
概要
略称はJA全中。1954年(昭和29年)に設立された、JAグループの中央組織である。JA中央会(都道府県段階の中央会)を会員とする組織であり、地域農協に対する経営支援や意見の取りまとめ、企画調整などをしている。
農林水産省所管の認可法人であったが2002年に特別民間法人に転換している。
2016年(平成28年)に施行された改正農協法により、2019年9月末までに一般社団法人に転換することとなり、実際に2019年9月30日付で「一般社団法人 全国農業協同組合中央会」となった。また同法により地域農協・連合会に対する会計監査の権限を失うこととなり、監査を担っていた一連の部門(JA全国監査機構)は一般社団法人化に合わせて廃止された。今後地域農協や連合会に対する会計監査は、一般企業と同じく選任された会計監査人が担うことになるが、多くの組合では2017年(平成29年)6月30日に設立された「みのり監査法人」を選任した。なお、会計以外の部分についての監査(業務監査)は任意の事業としてJA中央会が担う。
現在は地域農協から(法に明記された義務として)年約80億円の負担金を集めているが、一般社団法人になった後は任意の会費で賄うこととなる。
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