八ツ目無名異とは漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する己の敗北を勝者のせいにして引き際を見失った奴である。
天井裏から概要をこめて
雪代縁が選考した「六人の同志」の一角。緋村剣心への復讐に燃える精強な戦士。いつもよだれを垂らしている。
金鉱脈を採掘する金掘り衆の一団である八ツ目一族出身。他の金掘り衆より、早く金を探すために編み出された秘伝「八ツ目の人体精製」によって手足が常軌を逸した長さになっている。この秘伝は生後間もない赤ん坊の手足に鉄輪をはめ、被験者の成長に合わせて鉄輪を増量し、手足を伸長させるというもの。首長族や清国の高貴な女性に行う纏足と同じ要領らしい。また子供の時分から歯を研いで骨灰で固めているので、口中に鋭利そうな牙が並んでいる。その怪異な外見から斎藤、左之助に「化物」、「クモモドキ」と言われていた。
金鉱脈を掘ってこその金掘り衆だが、江戸末期には金が枯渇してしまう。仕方ないので八ツ目は闇乃武のメンバーとして、徳川幕府に人体精製の戦闘力の高さをアピールしようとした。しかし八ツ目は剣心に負けたうえに自身の肉体を剣心に瞠目されてしまう。人体精製で仕上げた肉体を見た者は殺害するという一門の掟に従い、八ツ目は剣心に報復しようとする。(ついでに一族の悲運を維新志士への怨恨に変えて、剣心にぶつけようとしていた。)
長いリーチを利用して隠れた場所から攻撃したり、「土砂の防壁」という土砂を掬い上げて即席の障壁をつくりあらゆる攻撃の威力を削ぐ技があるので戦闘力はかなり高く、本来ならばやればできる子のはずだったのだが対戦相手が、和月漫画史上最悪の酷薄暴言王斎藤一だったため、そこまで強さをアピール出来なかった可哀そうなキャラ。まあ誰にも知られたくないトップシークレットを看破されたうえに上半身を吹っ飛ばされた挙句、ボロクソにdisられて絶命した宇水さんに比べれば幸せな方かもしれない…
土砂の防壁を破られ斎藤の刀が左腕に刺さって左腕が折れた際は、刀をもっと深くに刺して左腕を立て直すナイスガッツの持ち主。ちなみに必要以上に長い舌は先天的なもの。再筆版では外印が大陸の辺境から連れて来た「回転に神を見い出す部族」の戦士で、本名はム・ミョーイという設定になっている。
発想のモチーフは和月に曰く「蜘蛛男」。またキャラデザインは和月が愛好するアメコミのキャラクター(ヴェノム、スポーン、スパイダーマンなど)を混ぜ合わせたものであるらしい。他にもゲッター2を擬人化したデザインが描かれたが没になった模様。
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関連項目ぴぎゃあああ
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