八坂真尋とは、GA文庫レーベルのライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』に登場する
キャラクターであり、本作のヒロインである(作者談)。
CV:喜多村英梨。
大百科に概要情報保護は無いのか!?
高校二年生、17歳の男子生徒である。
家族構成は両親と本人の3人家族で、学校では帰宅部、成績は中の上と上の下を行ったり来たりしている。
彼氏・彼女共になし。
そんな経歴だけを見ると一見平凡で争い事とも無縁な男の子の彼だが、宇宙人受けする可愛らしい顔立ちが災いし、ある日謎の組織から派遣された怪物に襲われそうになった。
その際に彼を助けるべく現れたのが、惑星保護機構からやってきたニャルラトホテプ星人、ニャル子だった。
高い戦闘力と行動力を持つ彼女の助力のお陰で当面の危機は去ったものの、彼に一目惚れし押しかけ妻のように居候を始めたニャル子に気に入られたせいで彼は彼女からの積極的なアプローチを毎日のように受けることに…。
彼も年頃なので女の子が近づいてくるとドキドキするものの、相手は宇宙人であり、悲惨な目に遭った先人もいるので頑なに拒絶し続けている。(混血については『ダンウィッチの怪』『インスマウスの影』などを参照)
人並みの生活と平穏を求める彼だったが、幾度と無く宇宙人や邪神の眷属達の起こす事件に巻き込まれ、SAN値減少と環境順応の間で苦しみ続けることになるのだった…。
周囲はボケキャラが大半なためツッコミ役を引き受けることが多い。又、短気な性格であり本人も自覚している。又、本人なりの日常に対する理想のようなものがあり、そうならない場合にはキレ易いが、世間体を気にする社会性を持ち合わせており、相手が母親や友人の場合は抑える。やや自分勝手なところがあり、気に入らない事があると相手に三行での説明を要するが、母親も含め、何故か決まって相手は四行で返して来る(しかも大抵四行目は説明とは無関係な話である)ので、本人としては馬鹿にされた気持ちになるらしく、その度にキレそうになる。
ツッコミのパターンは言葉の場合もあれば、拳やフォークの場合もあり、ニャル子たちの暴走を止めるためなら手を出すことも厭わない容赦の無い一面もある。
一見暴力的な人物に見えるがこれは相手が人外の存在である邪神の場合に限ってのことであり、友人や母親が相手の場合は下手に手を出さないように注意している。(我慢できず手を出してしまうケースもあるが)
『以前に読んだことがある』と語っていたクトゥルフ神話に関しては高校生ながら詳しくニャル子たちの振るネタを見事に打ち返しており、わからない場合に備えて資料集も家に置いている。
作品を通してよく登場するフォークを最初に握ったきっかけは『近くにあったため』で深い意味は無かった。
彼の両親は夫婦仲が非常によく、毎年新婚旅行と称して遠方へ長期間出かけているため実質的な一人暮らしを毎年経験している。
そのため家事は一通りこなすことが出来、居候を始めた宇宙人たちの家で食べる食事も彼が作っている。
他人のために料理を作ることを面倒と感じる部分はあるようだが、腕に関しては好評で彼女たちから褒められるのは悪い気がしないようだ。
本人はさほど社交的な部類でも友人が多い人間でもないが、知り合った相手は大事にしている。
入学時に隣の席になった余市健彦とは仲が良く円満な関係を築いているが、一緒に登下校したがるニャル子たちと出会ってからは余市の方で気を遣うようになったため、彼と登下校する姿は作中ではほとんど描かれていない。又、一歩学校の外へ出れば、友人たちとのメールや電話でのやり取りなどは無く、休日に友人たちと何処かへ遊びに出るという事も無い。
歩くスピーカーとも言われている同級生の暮井珠緒は、直接の知り合いと言うよりもニャル子を介した『友達の友達』的な友人関係であり、親しく話すことは多くない。
母親の八坂頼子からは溺愛されており、在宅中は『ムスコニウム摂取のため』というよくわからない理由で頻繁に抱きつかれている。
邪神達に関しては当初は平穏な生活を乱す異分子として邪険な態度を取っていたが、様々な出来事を通して少しずつ態度が軟化している(デレ・SAN値が下がっているとも言えるが)。
先程も書いた通り宇宙人受けする顔立ちで宇宙人たちからは気に入られている彼だが、邪神ということもあり対応はドライである。
そんな中でも彼なりに線引きをしており、基本的な信頼度・好感度はシャンタッ君=ハス太>クー子>ニャル子となっている。
精神年齢が低く素直に心情を吐露したり自身の気を遣うような姿も見せるクー子や彼女たちに比べればまだ常識人な部類に入るハス太、愛玩動物として愛でているシャンタッ君には優しい対応をすることも多いが、 自分に対するあからさまな好意とあざとい行為を示すニャル子に対する対応は基本ツン10割である。
が、それはニャル子がいつも通り露骨に媚びた態度を取る場合のことであり、普段とは違った姿を見せられるとあっさり揺らぐのだった。
前述のフォークだが、これを持っている時の彼は並の地球人とは思えない技の冴えを見せる。
0フレーム刺突(彼が行動する前に回避動作を取らないと回避不可能)、ニャル子のスーツを通してダメージを与える貫通力、時間差投擲(目の前のフォークを囮に空中に投げておいたフォークの直撃を狙う)など、その技術は向上し続けている。なお、これは遺伝も関わっているものと想われる。と言うのは、母親の八坂頼子は学生時代に邪神ハンターをしているゼミの担当教授からフォーク投げを教わり、相手が雑魚であれば一度に複数しとめられる技術を見せた為、邪神ハンターが出来る程ではないが、アルバイトで教授たち邪神ハンターを援護する手伝いをしている。(アニメでは母親自身、邪神ハンターのアルバイトを名乗っている)
そんな能力がある彼だが、身体能力的にはあくまで地球人でありニャル子たちに守られるヒロイン的な立場の人物なので、宇宙人や邪神の眷属達との戦いをこなすのは無理がある。
バトルにおける彼の役割は、後方から観察する頭脳労働、そしてニャル子たちのモチベーション向上のための支援要員なのである。
そんなわけで、彼は厄介な出来事が起こる度にニャル子達に強制的に連れ回され、地球であろうと宇宙であろうと本人が望まずとも旅立つ羽目になるのだった…。
お前らニャルラトホテプにも関連コミュニティなんてあるのか?
思いつきで妙な関連項目を作るな!
外部リンク
- 元ネタ解説wiki
- GA文庫「這いよれ! ニャル子さん」紹介ページ
- ドラマCD『這いよれ! ニャル子さん』特設ページ
- 『這いよる! ニャルアニ』特設ページ
- 名状しがたいアニメ『這いよれ!ニャル子さん』オフィシャルホームページ
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