「八奈見乗児」とは、「ポチっとな」「全国の女子高生のみなさーん」といったアドリブや、主役を支えるサブキャラクターに定評のある男性声優・ナレーターである。
小原乃梨子・たてかべ和也と共に「タイムボカンシリーズ」の歴代三悪を務め、ずるがしこさと自爆スイッチまで用意してしまう頭の良さ、そして女子高生が大好きな歴代頭脳労働キャラを担当している。
2015年9月25日に療養のためにのために休業を発表した。2019年に戸田恵子はブログにて、八奈見は健康状態は良好であるが仕事は勇退していたと明かした。
概要
1931年(昭和6年)8月30日東京で生まれて福岡で育った。
1960年代から活動しているベテラン声優であり、独特のとぼけた口調とアドリブに定評のある
- 「グロッキー」(タイムボカン)
- 「ボヤッキー」(ヤッターマン)
- 「トボッケー」(ゼンダマン)
- 「セコビッチ」(オタスケマン)
- 「ジュリー・コケマツ」(ヤットデタマン)
- 「コスイネン」(逆転イッパツマン)
- 「ダサイネン」(イタダキマン)
- 「ヒエール」(怪盗きらめきマン)
らタイムボカンシリーズの「三悪」の科学者枠で知られる名声優である。
主役級の出演としては、
とキャリアのわりに非常に少ないが、前述のタイムボカンシリーズの「全国の女子高生のみなさーん」キャラとは異なるおちついたダンディな口調で演じる
といった頼れるサブキャラクターや、
といったとぼけた口調とマジ口調を使い分けるサブキャラクター、そして、
といった悪役キャラを演じており、ダンディとコメディを自由に行き来する演技の幅の広さに定評がある。
声優界では千葉繁と並ぶ「アドリブ」に定評のある人物で、タイムボカンシリーズでの
といったボタンを押す際の定番台詞や、キャラクター性に影響を与えた「全国の女子高生のみなさーん」等は全て八奈見乗児のアドリブにより誕生したものである。
タイムボカンシリーズそのものがアドリブ重視の姿勢だったためか、小原乃梨子演じる女ボスも「スカポンタン」といったアドリブから生まれた名台詞をもっているが、八奈見乗児の担当パートに到っては、あえて台詞部分の尺を長めにとってアドリブをいれやすいように配慮される等していた。
タイムボカンシリーズの三悪のイメージが強すぎるためか、ゲーム作品では(スーパーロボット大戦シリーズをのぞいて)パロディキャラである
を演じた他、「実況おしゃべりパロディウス」では、三悪声での実況を担当し、「タツノコvsカプコン」では、ドロンジョのサポートキャラや家庭用でのメニュー画面のボイスを担当する等、三悪声での出演が多い。
主な出演作品
主役タイムボカンシリーズ
J9シリーズ
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※その他の出演作についてはWikipediaの該当記事参照の事
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関連項目
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