概要
8回連荘すると成立する役……という意味合いであろうが、実際には8回連続で和了すると成立するローカル役。役満。但し、ルールにはばらつきがある(後述)。
親テンパイの流局などによる連荘は含まず、実際に8回連続でアガって連荘しなければならない(流局をはさむと、連続あがり回数はリセットされるかどうかは決めによる)。9回目以降も連続でアガり続ければ成立するか、8回目のみで成立するかは決めによる。
基本的に全員が同じ確率で和了すると考えると(流局無しとしても)自分が和了出来る確率は25%であるが、それを8回連続で繰り返すとなると、よほどの好配牌やツモ牌に恵まれなければならない。また、もう一つ現実的な問題としては8回連続で和了しようとすると他のプレイヤーが飛んでしまわないかも重要である(ハコ割れ無しのルールであれば心配は無いが)。しかし、それを除いても8回連続の和了というものは難しく、天和等には及ばないが役満の中でも中レベルのレア度は誇っているといえる。二翻縛りが採用されている場合には5本場以降だと難易度が更に増す(事実、下述している東方幻想麻雀は二翻縛りが採用されている)。
知名度はそこそこ高いが、主要な麻雀ゲームで採用されているのは麻雀格闘倶楽部と東方幻想麻雀くらいである。以前はMJでも採用されていたが、仲間同士で打ち、役満祝儀としてゲーム内でもらえるJACKPOTを不正に得ようとするプレイヤーが多かったためか、2010年4月1日に廃止された。なお、このことからも分かるように「他家の協力があれば」それ程苦もなく達成出来る役満である。
東方幻想麻雀ではこの役を和了することに対する称号が存在する。
ルールの揺れ
文字通り、8回連続和了することで達成するという場合が多いが、以下のようなルールの揺れがある。
1のルールが最も採用例が多いと思われる。子であってもいいのでとにかく8連続で和了すると成立である。ほとんどの場合同一プレイヤーが8回連続で和了すれば親になっているので実質は親限定の役満と言える。もっとも、ダブロンで親連荘のルールならば親と自分でダブロンをし続けて8回目で自分だけが和了する、といった特殊なケースであれば子でも成立しうる。
素直に「連荘」が必要であるということを考えると2のルールは八連荘という名に即していると言える。この場合は親として8連続和了しなければならないため、北家のプレイヤーが連続で和了をすることを考えると11回連続で和了することになる。
3は一番楽である(それでも狙わないと出にくいが)。理由は不問であり、とにかく8本場の状態で和了すれば成立となり、このケースの場合流局が続いた後に1回和了するだけで八連荘になり得るし、親が7連荘した後に他家が和了しても成立する。ダブロンやトリロン有りだと複数のプレイヤーの役満和了になる可能性もある。
多くの場合には、八連荘そのものはドラと同じく「他の役がある前提」において和了した場合に成立することが多い。そのため、この役だけで和了することは出来ない場合が多い。但し、ルールによっては八連荘そのものを役として和了出来る場合もある。東方幻想麻雀では八連荘そのものが役になるため、これだけでも和了可能。
また八連荘成立後の和了については
というどちらかのルールになる場合が多い。幻想麻雀の場合1.が採用されており、もう一回親が和了すればまた八連荘となる。しかしながらハコ下ルールや青天井でもなければ7連続和了した時点で他家は虫の息であり、八連荘が成立した後、他のプレイヤーが飛ばずに、対局が続くかというとかなり難しいが。
破回八連荘
親が和了すれば八連荘となる状況下に於いて、子が和了したものを破回八連荘(ポーホイパーレンチャン)として、
役満とみなすローカル役が存在するが、八連荘以上に採用ケースは稀である。
しかし、この役が採用されている場合は、八連荘になる状態では、誰が和了ったとしても役満になることになり、緊張感が非常に高まることになる。
ちなみに、ルールの揺れの中に書いてある3のケースの場合は8本場であれば誰が和了しても八連荘なので必然的に破回八連荘は採用されなくなる。
関連動画
関連項目
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