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六神合体ゴッドマーズは1981年(昭和56年)10月2日から1982年(昭和57年)12月24日まで日本テレビ系で放映、東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)製作のロボットアニメである。(全64話)
概要
横山光輝の「マーズ」を原作とするもマーズ、ガイヤー(原作ではガイアー)などの一部の名称とガイヤーはマーズの意思、もしくは死亡によって爆発するという設定などが共通しているだけでストーリーやメカ、キャラのデザインは全く異なっている。この設定変更を横山氏はあまり快く思わなかったようである。詳しくは同氏の項目参照。
この作品ではおもちゃ会社主導で主役メカ「ゴッドマーズ」のデザインがなされたため、非常に線が多く複雑になり、アニメで動かすのが困難になってしまった。当時のアニメーターも「(前番組の)鉄人28号は線が少なくて動かしやすかったけど、ゴッドマーズは線多すぎて嫌になった」と語っている。そのため、本編の内容は人間ドラマが中心となり、巨大ロボ戦はほとんどが変形・合体バンクで、戦闘ではほぼ動かないという、前代未聞の事態となった(関連項目の不動明王はそのせい)。ただし、攻撃をされても動かないことや、どんな敵も必殺技で簡単に倒すことなどは、「ゴッドマーズの圧倒的な強さを表現できていて良い」という意見もある。
ゴッドマーズというアニメの最大の特徴は女性ファンの多さであろう。本橋秀之によりデザインされた、美形の敵キャラクター「マーグ」は主人公の「タケル」以上の人気を獲得し、彼が本編で死んだときには葬式まで行われるほどであった。当時のコミックマーケットでは「ゴッドマーズ」は(女性向け)人気ジャンルの1つであった。
放映中にファンの間で署名活動が行われ、劇場版も公開されている。エンドロールでは彼女たちの名前もクレジットされていた。
女性受けばかりが後世に伝わっているため誤解されることがあるが、男の子受けも普通に良い作品であった。
玩具のセールスも非常によかったため、当初の半年の放映予定から延長され1年以上放映された。
東京地方では本放送当時、裏番組としてテレビ東京で「太陽の牙ダグラム」が放映されており、男児層の熾烈な取り合いがなされていた(もっとも対象年齢層はダグラムの方がかなり上であり、その点では棲み分けが成立していたとも言えるが)。
ちなみに、ダグラムは途中で放映時間が五分繰り上げられたため、ダグラムのBパートが終わってすぐチャンネルを変えればゴッドマーズのBパートを半分くらい見ることが出来た。
ただその少し後にゴッドマーズが三十分前倒しになったため、本編だけなら全く被らなくなった(当然OP・EDは被る)。
あらすじ
明神タケルはコスモクラッシャー隊の一員として活動する中で、自分が地球人ではないことを知る。彼はギシン星の超能力者だったのである。
タケルはギシン星の皇帝・ズールの刺客に対し、反陽子爆弾を搭載したロボット「ガイヤー」と、彼の実の父親がズールに隠れて建造した「五神ロボ」(スフィンクス・ウラヌス・タイタン・シン・ラー)の合体した「ゴッドマーズ」で立ち向かう!
ゴッドマーズ
身長50m、体重1050t、ポジトロニューム合金製の巨大ロボット。六神ロボが「六神合体」することによって完成する。
五神ロボはタケルの実父イデアがタケルと地球を守るため建造し、ガイヤーと一緒にズールに秘密で地球に送られ(発射するところは見られてしまったので、イデアは拷問に処される)、地球の各地に降り立ち遺跡や自然物に偽装して、ズールに存在を知られないようにしていた。タケルが超能力に目覚めガイヤーで戦い危機に陥った時、五神ロボは偽装を破り世界各地からガイヤーの元へ結集して、ゴッドマーズへと合体する。因みに、先程述べたとおり地球側の人間はもちろん、ギシン星側の人間も当初はその存在を全く知らなかったため、物語初期では両方共ゴッドマーズの事を「巨大ロボット」と呼んでいた。兄であるマーグからペンダントをもらってからは、その効果で危機に陥らなくとも合体ができるようになる。
動力はタケルの超能力及びガイヤーの反陽子エネルギーと五神ロボの複合エネルギーであり、機体が無傷でもタケルの超能力が疲労などで弱まったり切れると技の威力や防御力が下がったり、最悪合体を維持できなくなってしまう。
上項でも解説があったとおり、無敵のロボであり実際に作中で機体が傷ついたことがあるのはほんの数回程度である。作中でもそれは味方・敵問わず知れ渡っているらしく、特に敵側は「合体されたら終わり」と感じているようで、マルメロ星編以降では「合体阻止攻撃」「合体解除攻撃」またはタケルの超能力を妨害する「脳波攪乱光線砲」などを積極的に使用し、「合体させない。されても合体解除させて、ガイヤー単体を倒す。」という戦法が比較的多く見られ、普通のロボットでは見られない形の苦戦が展開された。尚、そういう戦法を使わない敵は例え最終話が近く、巨大で強そうな敵でも例によって普通に瞬殺された。
後に制作されたOVA版では全く違う形のガイヤーとゴッドマーズが登場。特にゴッドマーズは最早「合体ロボではないただの単体のロボ」というデザインになっている。これは、スパロボDでマーグが生き延びた際に使用されるもう一つのゴッドマーズ(通称:ゴッドマーグ)として出演し、本家ゴッドマーズと共演を果たした。
また、「不動ロボ」として語られることの多いゴッドマーズではあるが、全く動かなかったのはギシン星編ぐらいまでで、その後のマルメロ星編・地球編では、劇中では前述のように敵も強くなってきており、リアルではスタッフの慣れや工夫が発揮されたりして、戦闘シーンに割かれる時間が少し伸びて動く回もそこそこあった。が、その動く回であっても必殺技の「ファイナルゴッドマーズ」のバンクに入るとまた不動に戻ってしまい、「普通のシーンよりもバンクのほうが動かない」という変わった状態になってしまった。
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