日本女子プロ野球リーグ発足時には兵庫スイングスマイリーズの名称で活動した。
概要
兵庫ディオーネは、兵庫スイングスマイリーズを前身とする女子プロ野球チーム。
兵庫スイングスマイリーズ時代
2010年、兵庫スイングスマイリーズとしてリーグ初年度を迎える。エース小西美加(打撃の要でもある)と捕手の川保麻弥という強力バッテリーを擁し、京都アストドリームス相手に前後期ともに5ゲーム以上の差をつけ優勝した。主将としてチームを引っ張り、最多打点をマークした川保麻弥がMVPを受賞。
2011年、小久保志乃投手がドリームスへ移籍するなどリーグは戦力均衡化を図り、狙い通り競った争いを繰り広げた。しかし、前年に引き続き前後期共にスマイリーズがドリームスを抑え、連覇を果たした。
2012年、女子プロ野球リーグの3球団目として誕生した大阪ブレイビーハニーズへ小西が移籍。勝ち頭がいなくなったことで苦戦し、前後期とも2位でシーズンを終える。
サウス・ディオーネ~兵庫ディオーネ時代
2013年、女子プロ野球の東日本進出という方針により、4チームでリーグを構成し東地区・西地区へ分かれることとなった。これに伴い、スマイリーズはサウス・ディオーネへ引き継がれる。トーナメント戦であるティアラカップで出だしは好調だったものの、通算3位に終わり優勝を逃す。
2014年はティアラカップで前後期とも3位、リーグ戦のヴィクトリア・シリーズでも西地区のウエスト・フローラ相手に前期2勝8敗、後期5勝9敗と大きく負け越し、いいところなくシーズンを終える。
前年は宮原臣佳が最多投球回でタイトル(※女子プロ野球ではタイトルとして設定されている)を獲得したが、本年はタイトル獲得者なしに終わる。逆に、前年はベストナイン選出者0人だったが外野手部門で川崎ひかるが初選出され、2年連続の選出者なしという事態を回避できた。
なお、川崎はリーグ2位の.394という高打率をマークしたが、ウエストフローラの三浦伊織が.500と打ちまくったためタイトルには届かなかった。
2015年からは兵庫県淡路市へ本拠地を設定し、球団名を兵庫ディオーネと改称。ただ、チーム名の変遷からも察しがつくとおり、元々兵庫県に活動の軸を置いていたチームである。淡路市志筑にある津名港ターミナル2階に球団事務所を開設。2月3日に開所式を行なった。小久保志乃が2010年以来の復帰となり主将を務めた。
また、川口知哉監督が退任し、前年までコーチを務めた碇美穂子が監督へ就任した。小久保は同シーズン限りの引退を表明。また、シーズン中に京都フローラから移籍した中村香澄の退団が発表された。その一週間ほど前に戦力外通告発表された兄:中村憲(広島東洋カープ)と揃ってのプロ野球チームからの退団となった。
シーズンは前期2位、後期3位で通年では3位だったため女王決定戦には出場できず。ジャパンカップ出場決定戦では育成球団の東北レイアと対戦。厚ヶ瀬美姫をスタメン起用するなど、シーズン中の同カードでの対戦では見られなかった本気のぶつかり合いとなったが、初回の得点を守り切れず延長引き分けとなった。引き分けとなった場合のジャパンカップ出場チームの取り扱いについては事前に明確なアナウンスがなかったが、シーズンの直接対決で勝ち越したディオーネが同大会に出場決定した。
主催試合での使用球場は、洲本市民球場、淡路佐野運動公園第一野球場、春日スタジアムなど。
スマイリーズ時代から一貫して青をチームカラーとしている(京都はドリームス時代の紫から、フローラでは赤・ピンクへとチームカラーを変更している)。余談だが、字体とカラーリングが某石鹸を連想させる。
記事のある選手・スタッフ
記事のあるOB
- 大田秀奈美(2012年、2014年)
- 川保麻弥(2010年-2012年)
- 小久保志乃(2010年、2015年)
- 小西美加(2010年-2011年)
- 坪内瞳(2010年-2012年)
- 益田詩歩(2010年-2011年)
関連動画
関連商品
関連項目
- 日本女子プロ野球機構(JWBL)
- プロ野球
- プロ野球選手一覧
-
兵庫ディオーネ公式サイト(JWBL内)
- 兵庫スイングスマイリーズ
- 京都フローラ / 京都アストドリームス
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