概要
金沢市より北西部に位置する町。河北郡に属する。平成の大合併以前からある町で、町域の大部分が河北潟の干拓地である。人口約2,7000人。のと里山海道の起点があるため、能登方面の玄関町としてのイメージが強い。また、金沢市のベッドタウンとしての性格も強い。
また、かつて戦後に米軍が砂丘を接収し砲弾試射場を建設しようとした経緯があり、この際に激しい反対運動とデモが起こった。のちに「内灘闘争」と呼ばれる反基地運動である。結局1957年に米軍が撤収し、建設は立ち消えとなった。現在、建設予定地とされた場所は宅地化、及び公共施設・道路用地に転用された。
町政
平成の大合併では、金沢市から合併を持ちかけられていたが、当時の内灘町長が単独町政を目指し、どれも破談となって結局合併はせずに現在に至る。背景には、合併後の行政サービスの低下などが挙げられている。もし、(野々市市と合併するという条件付きで)金沢市と合併していれば、政令指定都市になっていた。
2015年現在の町長は川口克則氏。2013年に初当選。
庁舎一覧
- 内灘町役場(本庁舎のみで、分庁舎は設置されていない。)
地理
河北潟の脇に位置し、前述の通り、町域の大部分が河北潟の干拓地である。また、日本海が目の前にあるため、地質が砂浜由来の砂っぽいサラサラとした地盤が多い。これを生かした農業が盛んで、一部は地元ブランド化されている。(後述参照)
鉄道はJR線は通っておらず、代わりに北陸鉄道浅野川線が通り、内灘駅が終着駅となっている。また、内灘駅から北鉄金沢バスが接続しており、宇ノ気駅行き、白帆台行き、金沢医科大学病院行きがある。さらに、内灘町コミュニティバスのナディがあり、電車との乗り換え接続はしていないが、こちらも内灘駅にバス停がある。
沿岸部には、能登方面への幹線道路である「のと里山海道」が通る。石川県道60号線と石川県道200号線はそれぞれ金沢駅西、金沢東部へ続く道であり、交通量が多い。
駅一覧
通過する主要道路路線一覧
隣接する自治体
産業
農畜業
前述の通り、砂浜由来の水はけがいいサラサラとした砂地質なため、コレを生かした農産物が作られている。特に代表としてはすいかやらっきょが挙げられ、毎年多く生産されている。また、北部にはホリ乳業の牧場と大沢牧場があり、畜産業が県内ダントツで盛んである。この牧場自体は見学でき、電話か隣接する夢ミルク館で申し込むことができる。
工業・その他産業
町内に工場などはなく、工業が盛んではないが、県内唯一の太陽光発電所がある。また、町内に金沢医科大学があり、どちらかというと医学の町としての性格がある。
観光地・主要イベント一覧
内灘町出身の著名人物
- 北安博(元プロ野球選手)
関連動画
関連項目
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