内田侑希(うちだ ゆき)とは、かつて株式会社ウェザーニューズに所属していた気象キャスターである。
概要
1995年12月8日福岡市博多区生まれ。一人っ子で生粋の博多っ子。
2018年3月上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科卒業。在学中の2017年には大学祭の「ミスソフィアコンテスト」に出場し、グランプリ「ミスソフィア」に輝いている。
大学卒業後は金融機関に勤めていたが、2019年秋に募集された「ウェザーニュースLiVE」キャスター採用に応募し合格。共に合格した武藤彩芽と共に2020年2月から約2か月の研修を受けた後、2020年4月6日の「ウェザーニュースLiVE・コーヒータイム」の前半部分(11:00~12:30)でキャスターデビューを果たす。
なお、この期は恒例だったお披露目の生出演の代わりに、1人ずつ先輩キャスター(内田は山岸愛梨、眞家泉)と一緒に事前収録したお披露目映像で初登場しており、愛称の「ゆっきー」も初めから付けられていた。
趣味は旅行、スポーツ観戦。
高校時代にはニュージーランドに1年間留学経験があり、キャスターになる前は大学での研究テーマに選んでいた東南アジアを中心に海外旅行によく出かけていたという。
出身地を本拠地とするプロ野球福岡ソフトバンクホークスのファンで、キャスターの中では珍しくプロ野球の話題もフリートークに織り込むことができ、2021年の自身の誕生日の際にはリバン・モイネロ投手と誕生日が全く同じと一言添えた。2022年8月にはBS12で放送された千葉ロッテ対ソフトバンク戦中継の副音声ゲストに呼ばれたこともある。
幼少期にピアノを習っていたことで絶対音感が身についている(ただ気象キャスターの仕事には役に立たないと本人はこぼす)。
視力が極端に悪く、番組出演ではコンタクトレンズ必須。休みの日で家から出ない時は度のきついメガネをかけているという。メガネ姿は目が小さく見えるので見せられないと語っていたが、眼の具合もあって2022年11月頃から一時的にメガネをかけて出演した時期もあった。
うっしー
動物は牛が好き。目がクリッとして手を差し出すと舐めてくれて、攻撃性もなくおっとりしてるのが可愛いという。デビュー間もない頃に牧場でのんびりする牛を映した動画のウェザーリポートを紹介した際に牛が好きと明かしたことで広まり、その後苗字の「内田」と愛称の「ゆっきー」が混ざって「うっしー」という裏愛称ができあがった。
- 2021年1月3日の「ウェザーニュースLiVE・サンシャイン」では丑年にちなんで赤べこの人形(CV:内田侑希)をスペシャルゲストとして登場させて「Wうっしー」が実現した。
- 2021年11月19日の「ウェザーニュースLiVE・アフタヌーン」ではシフトの都合か14時から序盤の25分だけ宇野沢達也予報士が繋いだ後、内田が出演する変則編成であった。その際、牛が日向ぼっこする動画のウェザーリポートが紹介されると、宇野沢予報士は「牛が大好きな方はこの後14時30分から出てきますのでね」と一言添えたので予報士にも牛大好きが浸透している模様。その後登場した内田は序盤25分に触れて「私も出てましたけど、お気づきだったでしょうか。牛として登場させていただいたんですけどンフフフ」としっかりネタにすることも忘れなかった。
いたずらっ子ゆっきー6ちゃい
2020年11月15日の「ウェザーニュースLiVE・サンシャイン」のフリートークで、七五三にちなみ地元の筥崎宮(はこざきぐう)で撮られた自らの3歳の七五三の写真を公開した際、「これ去年ですね」と軽くボケてみたところ、直後からコメントが乗っかってしまい、一気に「ゆっきー4ちゃい説」が確立されてしまう。翌月に誕生日を迎えると「5ちゃいおめでとう」と祝福され、時間軸がずれたまま現在に至る。
とはいっても単発ボケをコメントがだらだら引っ張ってるわけではなく、自然体の天真爛漫いたずらっ子キャラなエピソ―ドが生まれて余計に確立した部分もある。ンフフフ。
- 解説担当の予報士に日付ネタやフリートークの流れのまま斜め上の話題をブッコミ、予報士をたじろがせる(ただし話が続かず自爆することも)。
- クロストークで相手のキャスターへのいじりやブッコミも悪気なくやってしまう(たまに反撃されて自爆したり反省する)。
- お天気カメラが映す映像に無邪気に反応する。
- 内田の母がファンだからと山口剛央予報士に2022年版キャスターカレンダーにサインを入れてほしいとお願いする(書いてくれた)。
- 夜中にもチャットが動いてることを把握済。慌てるコメント欄から飛び出した「見ないでー」というコメントには「見ないでほしいコメントはここでしない方がいいですよ」と正論。
- 自らの切り抜き動画のYouTubeチャンネルがあることも把握しており、「まさかと思いますけど(チャンネル名)に入れたりしないですよね?」と実名を出して巡回済であることを笑いながら伝えた。
- 山岸愛梨キャスターが「イブニング」担当で出社したのを見つけ、「私もイブニング担当なんですよ」と悪気なく遊び心で言ってみたところ素で止まってしまったので「ウソです」と言ってドッキリ大成功。(山岸はその様子を再現4コママンガにして披露した)
- お天気カメラの映像に飛行機が映ると怪獣映画さながら食べようとする。
本気
内田が初登場した2021年版のキャスターカレンダーの発売に合わせて作られた撮影風景を切り取ったプロモーションビデオが流れた際、番組内での天真爛漫いたずらっ子ゆっきーとは違う、麗しいオーラを醸し出した内田侑希キャスターが映り、視聴者から「ゆっきーが本気を出した」とコメントが来たので「いつも本気出してなくてすいません。ンフフフフフ…。」とさらっと受け答えていた。
大学時代に受賞した「ミスソフィアコンテスト」は歴代受賞者から人気アナウンサー、キャスターを多数輩出した芸能界でも注目されていたコンテストであり、当時も雑誌やネットメディア等の取材を受けていた。また、受賞後に受けたインタビュー記事で内田自身にも芸能界から誘いがあったことを明かしている。ただ、この時は既に内定を得ていた企業への就職を選んでいる。
ウェザーニューズのキャスター採用に応募したきっかけは、元々ウェザーニュースのアプリのユーザーで、何気なくアプリの「マイ天気」を見ていたところ、画面の下の方にキャスター募集の告知が出てきたから。「送っちゃおっかなー」と締め切り前日に応募したら合格したという。
キャスターデビュー初日は、流石に第1声の声が上ずったりと緊張感はあったものの、原稿読みやクロマキーに目立ったトラブルもなく、フリートークも滑らかなもので素質の高さを見せた。回を重ねるごとにコメントとやり取りをしながら、自身やコメントを上げたり下げたりして笑いを取りつつ場を展開するようになったほか、スタッフ側の操作トラブルがあってもリアクションでカバーして面白くさせるなど、生放送に求められる即応能力は高い。当然緊急地震速報が番組中に割り込むとどれだけ直前が緩くても冷静に切り替える緩急もばっちりである。
普段はいたずらっ子だが、本気を出したら実は凄いキャスターなのかもしれない。
卒業
2023年3月25日の「ウェザーニュースLiVE・コーヒータイム」の出演時に同月末でウェザーニューズを退職し3年間の番組出演を終えることを発表。その枠では、野球の話題や数々のブッコみトークで名コンビ感のあった山口剛央予報士からは「卒業証書」を渡されるセレモニーもあった(まだ出演は残っていたものの、山口予報士とのコンビがこの日が最後だったため)。
最終担当となった2023年3月31日の「ウェザーニュースLiVE・アフタヌーン」では早めに設けられたクロストークで後枠担当の駒木結衣キャスターと感情がこみあげハグする場面も見られた。
エンディングでは初回出演時の映像が用意されたり、視聴者からウェザーリポートで送られた多くのメッセージが紹介されるなど、番組・視聴者双方からの愛されぶりが伝わる中、涙を浮かべながら感謝を伝えキャスター出演を締めくくった。
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
関連リンク
- 4
- 0pt