内藤笙子(ないとう しょうこ)とは、ライトノベル『マリア様がみてる』及びそれを原作とするアニメの登場人物である。
概要
マリみての初短編集である、第16巻「バラエティギフト」のエピソード「ショコラとポートレート」で初登場。いきなり主役を務める。3歳年上の実姉・内藤克美共々、小中高一貫しあリリアン女学園の生徒である。幼い頃、写真のモデルをさせられていたが、それが原因で写真を撮られるのが苦手になってしまう。
中等部3年生の時に、松平瞳子の友人だった敦子と美幸に誘われ、姉の制服で高校生に変装し、築山三奈子の企画したバレンタインにこっそり参加する。この最中に武嶋蔦子と出会い、彼女に憧れるようになる。この直後、克美のクラスメイトだった鳥居江利子に出くわし、スッポンのように食いつかれそうになるところを、克美本人が来たおかげでなんとか逃げ出せるなど、災難に見舞われる。
「ショコラとポートレート」が番外編的な話だった上に、二条乃梨子や松平瞳子と違うクラスだったため、本編にはなかなか登場しなかったが、第21巻「妹(スール)オーディション」で久々に登場。茶話会に加わった途中で、事情を知っていた福沢祐巳の計らいで、遂に蔦子と再会。そのまま写真部に入り、蔦子の方針で妹(プティ・スール)にはなっていないものの、蔦子の直弟子となって撮影の技術を磨いている。ゆくゆくは蔦子の後を継いで、新聞部の高知日出実や薔薇ファミリーと縁の深い細川可南子と共に、次世代の山百合会を外部から支えていくことであろう。
蔦笙
蔦笙とはその名の通り、武嶋蔦子と内藤笙子のカップリングである。「バラエティギフト」が発売されて間もなく、アニメ版「マリア様がみてる」の放送が始まったため、当時わずか1エピソードの登場ながら、原作を読んだファンからの知名度は高かった。笙子がいつ蔦子と再会するのか気になっていた人も多く、再登場前からif展開として蔦子の妹になるSSやWeb漫画などが多く作られた。また、江利子との関わりから、一時期は島津由乃の妹候補にも挙げられていた。
しかしOVAの三期では「バラエティギフト」のエピソードが割愛されてしまい、初出はラジオドラマとなった。この際、奇しくも蔦子役の佐藤利奈とは様々なアニメで共演している、井上麻里奈と発表されたため、反響がそこそこあったらしい。アニメ本編では四期になってようやく姿を見せたが、尺の都合上、黄薔薇・白薔薇ファミリーのエピソードも多くがカットされた四期本編では、茶話会でちらっと姿を見せただけで、蔦子との再会話は先送りになってしまい、ラジオドラマでやっと披露された。ちなみに、マリみての登場人物の記事ができたのはごく最近にもかかわらず、なぜか蔦笙の記事ができたのは3年以上も前のことである(内容が重なるため、現在はこの記事に統合されている)。
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関連項目
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