概要
正式名称は札幌市円山動物園。1951年(昭和26年)に北海道で初めての動物園として開園。
開園当初は児童遊園という位置づけで、動物はヒグマのつがい、エゾシカ、オオワシのみであった。
その後施設の充実が図られ、1974年には当時の札幌の人口に匹敵する約124万人の入園者が訪れた。
現在、地球温暖化や森林伐採などによりホッキョクグマやオランウータンなど多くの動物たちが絶滅危惧種に指定されている。
円山動物園は高い飼育・繁殖技術を活かしてこれら希少動物の繁殖に取り組み、繁殖技術の確立を目指している。
ロゴマークに描かれたオオワシは、開園当初から51年間動物園の歴史を眺めてきた動物園のシンボルでもある。
絶滅の危機にあるオオワシの自然繁殖に日本の動物園で初めて成功したのも円山動物園である。
近年、生息地の自然環境をできるだけ再現することで動物本来の行動を引き出し、動物と観客が一体となるように感じられる「生息環境展示」をコンセプトとして、施設のリニューアルを進めている。
ほとんどの施設は屋内で観覧できるようになっていて、冬も開園している。入園料は高校生以上600円で、中学生以下は無料。札幌市の中心部から近く、臨場感満載の展示が気軽に楽しめる。
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