円相場とは、日本円と外貨との換算レートのことである。特にアメリカ合衆国ドル(米ドル)との為替レートが参照されることが多い。
概要
通常は1米ドルが何円に相当するか、で表記される。「1ドル=120円」であれば、1ドルと引き換えるのに120円が必要(実際に引き換える時は為替手数料も考慮する必要があるが)。他の通貨と比べて円の価値が上がっている場合は「円高」、円の価値が下がっている場合は「円安」といい、1ドル=120円の時に外貨預金したドルを1ドル=150円になった時に引き出すと、1ドルあたり30円の利益(為替差益)が得られる(実際には為替手数料と税金がかかるので丸儲けなわけではない)。
日本円の対ドルレートは戦後の連合国軍占領期である1949年に1ドル=360円という固定相場制が定められていたが、スミソニアン協定での1ドル=308円レートを経て、1973年に変動相場制に移行した。
アメリカ合衆国に比べて日本の金利が高いと日本の国債を買ったり、日本の銀行に預金したりする海外の投資家が増えるので、円高が進みやすくなる。
円高の場合の影響
輸入品を安く購入できる。輸出品が相対的に高値になり、価格競争力が失われる、輸入品の価格が下がり、デフレを促進する効果がある。外国企業の買収などの資本輸出がしやすくなる。強い円は海外旅行や留学でも有利。
円安の場合の影響
輸入品が値上がりする。輸出品が相対的に割安になるため価格競争力が上がるが、輸出が増えるまでタイムラグがあるため、短期的には輸出企業にとっても(素材価格高騰、燃料費高騰などの)デメリットが目立つことがある。日本企業の株や資産の価格が割安になり、海外企業や投資家に資本を買収されやすくなる。また、海外から旅行に来る人が安く買い物・宿泊出来る様になる為円高の場合に比べ海外からのインバウンド需要が高まりやすい。
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