再保険単語

再保険とは、保険が加入する保険。損害保険の一種である。

再保険は保険者（保険運用主体）が加入する保険である。

再保険といわれるものは損害保険の一種である。つまり保険が多額の支払いをしなければいけない場合に備えて加入する保険である。保険自身が再度保険に入り直すため再保険というのである。

日本の保護機構の場合には基金の形式をとっている為、法律上は保険には入らないが、資金を出し合ってリスクに備える点、及び保険の原点であるリスク回避という視点から、政府によって作られた再保険の一種とみなせる。その為、当記事では日本の保護機構も一覧に記載している

以上のことから再保険は保険者がもしもの時に備えて加入する保険（保障）といえる。

近年では再保険と同じ効果のある証券を発行することで保険会社が外部にリスク分散する動きも見られる。

これはリスクを発行者から証券の保持者に移動するもので、事故が起こったときは元本割れするという形で投資家が損失を受ける代わりに、再保険の保険料に該当する利ざやを受け取るという商品である。

日本の地震保険を処理するための会社で主要株主は損保の各社である。昭和39年の新潟地震の際に保険が保障しきれなかった反省から、政府も関与して分担するために作られた。

まず、地震保険の保険料は全て一度この会社が再保険として引き受ける。その後、責任額割合に応じて自分自身内へのの残留分、元受会社への逆委託による再保険、特別会計の地震再保険への再保険と分割することで保険を安定させている。なお、再保険を相手に委託することを出再（再保険を引き受けてもらうこと）と呼ぶ。

保険構造としては内部にて民間保険と社会保険（地震再保険特別会計）の両方が組み合わさっているものとなっている。