冥府の使者ゴーズとは、遊戯王OCGに登場するカードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
《冥府の使者ゴーズ》
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
漫画「遊☆戯☆王R 3」(2006年9月4日発売)の付属カードとして登場。
フィールドが空の状態でダメージを受けた時に特殊召喚でき、戦闘ダメージならばその数値の攻守を持つトークンも出てくる。自身も攻撃力2700と高ステータスなため防御兼攻撃札と言えるカードである。
登場当時は前代未聞のパワーカードだったため環境トップのグッドスタッフデッキ「サイカリエアー」[1]に3積み採用され『サイカリエアゴーズ』というアーキタイプを形成した。
「ダメージステップの特殊召喚」への対抗手段が少なかったのも追い風で「激流葬」「奈落の落とし穴」などの汎用罠をすり抜ける点も評価されていた。
2007年3月1日に制限カードに指定。それ以降も採用され続け、要対策カードとして認識されていた。
しかし時は流れ「カードプールの増加」「往年の禁止カードの規制緩和」などにより相対的に弱体化。
2013年9月1日にて準制限カードに、2014年2月1日には制限解除された。
長期間再録されず古いテキストのままだが「マスターデュエル」で以下のエラッタが確認できる。
(1):相手によって戦闘・効果ダメージを受けた時に発動できる(この効果は自分フィールドにカードが存在しない場合に発動と処理ができる)。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚した場合、受けたダメージの種類によって以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージ:自分フィールドに「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けたダメージの数値と同じになる。
●効果ダメージ:受けたダメージの数値分のダメージを相手に与える。
「自身の特殊召喚」と「ダメージの種類に応じた追加処理」が別の効果である点や、逆順処理で他のカードが場に出た際に自身が特殊召喚されないなど、複雑な裁定が正確に読み取れるようになっている。
ゴーズケア
このカード登場後から長らく、直接攻撃の際は「攻撃力が低いモンスターから順番に行った方が良い」ことが定石となっていた。大抵は「冥府の使者カイエントークン」を高ステータスで出すために攻撃力が高いモンスターの戦闘ダメージに対して特殊召喚するので、与ダメージを増やせるからである。
現在では、このカードの採用率は著しく低下し「ヌメロン・ウォール」「スモーク・モスキート」など攻撃力が高いモンスターから攻撃した方が良い対面も増えたため、形骸化したプレイングであると言える。
原作において
漫画「遊☆戯☆王R」で闇遊戯が使用。
特別編「闇遊戯vs百野」戦で「冥府につづく階段」により「冥府の使者カイエン」と共に特殊召喚。
本編の「闇遊戯vs天馬」戦では「冥府につづく階段」を「クロス・カウンター・トラップ」の効果で手札から発動し同2体を特殊召喚。その後「ユニオンアタック」(漫画では攻撃力は変化させず、モンスターへの戦闘ダメージを2体の合計値にする効果)で「THE トリッキー」と共に「邪神アバター」へ攻撃するが、「力の消失」によって「THE トリッキー」の攻撃力を0にされ返り討ちとなった。
描写的に作中のゴーズらは通常モンスターと見られ、「冥府につづく階段」は以下のテキストだった。
罠・魔法カード
相手からダイレクトアタックを受けた時に発動。
自分の場にモンスターが1体も存在しない場合、デッキより2体の冥府の使者を特殊召喚する。
余談
- 公式の店頭イベントで配布されたパックなどに「冥府の使者カイエントークン」のトークンカードが時折収録されている。「遊☆戯☆王R」作中の「冥府の使者カイエン」が描かれている。
- 「エフェクト・ヴェーラー」登場後は、効果の類似性により「手札誘発」と見なされてた。現在はゲームスピードが高速化し、このカードなどメインフェイズ中の妨害ができないカードは度外視されることが多い。
関連動画
関連項目
脚注
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