冷凍食品とは、長期保存を目的に冷凍状態で製造・流通・販売されている食品である。
概要
前処理した食品を急速凍結して適切に包装し、-18℃以下で保管することで鮮度や栄養を保ったまま保存した食品。
電子レンジをはじめ簡単な調理方法で手軽に利用できるのが特徴。
調理の大部分が省かれる利便性からお弁当を始め様々な用途で使用されている。
1910年代にカナダで毛皮商人として生計を立てていたアメリカ人博物学者のクラレンス・バーズアイは、北極圏に住むイヌイットが仕留めて冷凍保存した鱒を食べた際、解凍しても獲れたてのものとほとんど味が変わっていないことに感動し、母国に戻り工業的規模での再現を目指す。実験と失敗を重ねたが2枚のステンレス版を使用した急速冷凍法を開発し、特許を取得。バーズアイは1929年に自身の会社と技術を売却したが、その売却先の一つであるゼネラル・フーズで働きながら技術革新を促し、食品保存のプロセスの近代化に成功。バーズアイが確立したシステムは現在に至るまで人々の食生活を激変させた。
冷凍食品の栄養価を保ち、品質を維持するための世界共通の温度が-18℃以下のため、日本では10月18日は冷凍食品の日に制定されている。
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関連項目
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