処理落ちとはコンピューター上において一定間隔で行われるべき処理が、さまざまな要因によって動作が止まったり遅延する現象のことである。一般的な事例として動画のコマ落ち、ゲームのFPS(フレーム数/秒)の低下等がある。
特に処理落ちと言う場合、処理落ちがコンピューターの使用に大きく影響を及ぼすレベルである事が多い。
アクションゲーム等の繊細な操作が要求されるゲームだと、わずかな処理落ちでもゲームに影響を及ぼす為、処理落ちについて語られ易い。
なぜ処理落ちするのか?
ここに鞭を持ったセセリと、捕まったアゲハとタテハが居るとします。
セセリは1秒間に60回「はたらけー(棒読)」と鞭を振り、アゲハにお仕事リストを与えます。
アゲハはそれを処理して、タテハにお絵描きリストを渡します。タテハはそれに従って絵を描きます。
間に合わないとアゲハがセセリに叱られるので必死で描きます。
仮に、鞭がぴちんと振り下ろされるまでにタテハは20個まで絵が描けるとします。ある時、仕事を処理していたアゲハは、次はタテハが21個の絵を描かないといけない事に気が付きました。
これをどうにかする方法として
処理落ちと連射
連射装置、特にシンクロ連射はその原理上最も処理落ちの影響を受けやすい。
そのため処理落ちが激しいゲーム(グラディウスなど)の場合ボリューム連射を用いることが望ましいとされる。
処理落ちとSTG
弾幕系シューティングの場合、一定の敵・弾数を超えると意図的に処理落ちを発生させるゲームが多い。これは意図しない処理落ちによって事故が発生することを防ぎ、より膨大な弾幕を表現する為である。
実質的なスローモーション状態である為、プレイヤーが弾などを見切る余裕が生まれる他、通常のコンピューター処理の限界を超えた膨大な弾幕を演出できる、それを乗り越える達成感を得られる為、弾幕シューティングでは多用される。
処理落ちの例
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