出光昭和シェルとは、東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビルに本社を構える石油製品製造販売業の企業である。
概要
2019年4月1日、石油元売業界第2位の出光興産が第4位の昭和シェル石油を買収・完全子会社化し再出発したのが「出光昭和シェル」である。
これにより、日本の石油大手元売業者はENEOSホールディングス(ENEOS・EneJet)・出光昭和シェル・コスモエネルギーホールディングス(コスモ石油)の3つに集約されることになった。
業界シェアは2019年時点でENEOSが52%、出光昭和シェルが31%、コスモが10%、残り7%がその他。
再出発時点では出光・昭和シェルのブランドは一応どちらも存続していたが、2021年4月1日より、「アポロステーション」(apollostation)というブランドに順次統一する作業を進行している。それと同時にこれまで分かれていたポイントカードシステム(出光店では楽天ポイント、昭和シェル店ではPonta)も統一。現時点で旧ブランド名で営業している店舗でも楽天ポイント・Pontaどちらでも使用可能になった。2023年末までに全店舗をアポロステーションへのブランド統一を完了する予定である。
出光は1911年、福岡県門司市(現:北九州市門司区)で出光佐三氏が「出光商会」を起業したのが始まり。
1940年に現在の商号に改名され、経済発展と共に日本の大手石油元売企業として名を馳せるに至った。
昭和シェルは1900年に発足したオランダ資本のライジングサン石油(→のちのロイヤル・ダッチ・シェル日本法人 シェル石油)、1942年に日本で発足した昭和石油がその始まり。1985年に両者が合併し、昭和シェル石油となった。
出光美術館
1966年には東京都千代田区に、2000年には北九州市門司区に、出光佐三氏が生前趣味として収集していた古美術品のコレクションを公開する「出光美術館」がオープンしている。
関連動画
関連商品
関連項目
- ガソリンスタンド
- 自動車 バイク
- とんねるず(CMに出演)
- ウルトラマン(CMに出演)
- ウルトラマンゼアス(タイアップ作品。名前の由来はガソリンブランドのゼアスから)
- 題名のない音楽会(番組開始当初から提供を行っている番組)
- 中上貴晶(MotoGPライダー。スポンサーとして支援)
- 日章丸事件
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