分身とは、
- 本体が複数に分かれること。またはそれにより分離した姿。
- 仏さまが人間を救うために仮初の姿で現世に舞い降りること。またはその姿。化身とも言う。
- そっくりな物事。
- フョードル・ドエストフスキーによる小説。
- 東野圭吾による小説。またはそれを元にしたテレビドラマ。
である。
1の概要
分身の術は手裏剣と並んで忍者のイメージに定着していると思われる。
分身して敵を惑わせるのを基本として、分身をおとりにして攻撃を回避したり、実体を持つ分身による同時攻撃を行ったり、分身によって複数の工程を同時にこなし高度な術に派生させるなどの使い方がある。
分身の発生方法
- 超スピードで動くことによる残像
- 本体が目にも止まらぬ超スピードで動き回り、かつ、一時的にスピードを落とすことにより残像を生み出して分身したように見せる方法。超人的な身体能力を前提とする。
- あくまで本体は一人のままであり、相手をかく乱することが主目的となる。
- 魔法・幻術などで幻を作る
- 魔法・幻術などで自らの姿を複数作り出す方法。こちらも実体を持たぬ幻であるため、相手をかく乱するのが目的となる。
- 魔法などで実体を持つ人形(ひとがた)を作り出す
- 魔法などで実体を持つ分身を作り出す方法。実体を持つため、物理的な攻撃や防御に使うことができ、攻撃回数を増やすことができる。
- 自らの体の一部などを核として生み出す
- 上記の実体を持つ分身を生み出す方法の一つであるが、制限として自らの体の一部を必要とするなどの条件を必要とする。そのため、分身の数は限られるが、その分、分身体が強力になるなどのメリットもつきもの。
- 番外:双子・三つ子によるもの
- 双子・三つ子がそのそっくりな容姿を生かして、まるで分身したように見せかけるもの。厳密にいえば分身の術とは言えないものであるが、一発ネタなどとして使われる。
分身の術が登場する作品
- 『ウルトラシリーズ』の怪獣・宇宙人・怪人も分身でウルトラ兄弟たちを翻弄してきた。最も有名なのはやはり初代ウルトラマンから幾多の作品に登場し続けてきた宇宙忍者バルタン星人だろう。一方、ウルトラマン側もアイテムを使用したり、フォームによる特殊能力を使ったりして分身して対抗することもあった。
- 『東方Project』では弾幕ごっこ、スペルカードという特殊ルールに従って分身を生み出すキャラクターが複数存在する。
- 『ドラゴンクエスト』シリーズでは分身を使うキャラクターが複数登場している。
- 『ドラゴンボール』では高速移動による分身である「残像拳」が初期から登場した。また、天津飯(ドラゴンボール)は実体を持つ3体の分身を作り出す「四身の拳」を使用した。
- 『NARUTO』では忍者が題材の作品であるため、分身の術、影分身の術、水分身の術など、様々な分身の術が登場する。主人公・うずまきナルトは「影分身の術」を得意とするが「分身の術」は苦手としている。
- 『HUNTER×HUNTER』では自分に合った能力を生み出すことができる念能力という特殊能力によって、多くのキャラクターが分身を生み出している。
- 『ファイナルファンタジー』シリーズでは回避に使うことができる「ぶんしん」を作り出すことができる白魔法「ブリンク」やアビリティ「ぶんしん」が登場する作品が存在している。
- 『ポケットモンスター』シリーズでは分身を作り出すわざ「かげぶんしん」が存在している。
- 『魔法少女まどか☆マギカ』では佐倉杏子が分身を生み出す魔法「ロッソ・ファンタズマ」を使用可能。ただし、本編では封印されており使用されていない。
その他
近年は韓国人の少しアダルトな生配信で、どこに需要があるのか不明だが配信者自ら分身を行うことが流行っている模様。
関連動画
関連静画
関連項目
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