「刑事コロンボ」とは、アメリカで制作されたミステリードラマ映画であり、アメリカでは1962年、日本では1972年に放映された番組である。
ああどうもコロンボ警部です 概要についてなんですがね
当初は舞台劇であり、コロンボは脇役に近い存在だったが、個性的な役だったので、1962年に単発で放映された。後に1968年から1978年までに44本をNBCで、1989年から2003年まで24本(日本では「新刑事コロンボ」)をABCで放映された。
日本では1972年から1981年までNHKでレギュラー放送され、新シリーズは日本テレビの「金曜ロードショー」でレギュラー放送された。2009年からは衛星ハイビジョン(BS-hi)で2010年からはBS2で新シリーズも含めて放映された。
先に犯行シーンを写し、どう犯人に追い詰めるかという倒叙物と呼ばれる手法により、豪華なキャストにできた事と「うちのカミさんがね」などという画期的な吹き替えで日本でも大人気の番組となった。DVDで字幕版も見られるので比較してみるのも面白い。
あともうひとつ コロンボについて
演:ピーター・フォーク(Peter Michael Falk)
吹き替え:旧シリーズ・小池朝雄 新シリーズ・石田太郎 WOWOW版等・銀河万丈 その他[1]・寺岡光盛
ロサンゼルス市警に勤務する中年警部補。
よれよれのレインコート、安葉巻、ぼさぼさの髪という一見冴えない風貌でチリとコーヒーを愛する一庶民的な人物。猫背で背が低く、上目遣いのような奇妙な目つきが特徴。この目つきは、演じているピーター・フォークが義眼を使用しているために生まれた偶然の産物。
血を見るのが何より苦手で、運動神経もなくカナヅチであり、射撃の腕も素人同然という、およそ刑事らしくない欠点を多く持っており、射撃訓練をさぼって上から警告を受けたり、酔っ払って現場にやってくるなど、いい加減なところも多い。
しかし、事件解決への執念は人一倍強く、一度疑いを持つと中々納得しない。
その操作スタイルは一言で言えば「虱つぶし」で、気になった点を片っ端から調べ上げていく。些細なものでも記憶する優れた観察眼と記憶力の持ち主であるため、どんな事件であっても必ず何か糸口を掴む。
事件解決のためにわざわざ専門的な勉強も行う。
事情聴取を行うときに、「最後に1つ」「ああ、すみません後もう1つだけ」と異常にしつこくものを訊いてくるのが最大の特徴。特に、犯人だと疑った相手に対しては、揺さぶりも兼ねてしつこく食い下がる。
2011年5月23日に、演じていたピーター・フォークがお亡くなりになりました。
R.I.P.Columbo
R.I.P.Peter Falk
ああすいませんあともう一つだけ コロンボに関するあれこれ
- 今では吹き替え版の方が面白いといわれるドラマだが、当初は字幕版を放送してくれとNHKに要望が多々あった。やむなく字幕版を流したが、吹き替え版の良さに気付いたのか、それとも一度放送すればそれで十分だったのか、それ以来字幕版に関する要望がなくなった。
- 劇中のセリフの中で、不自然に新しく収録されたと思われるセリフが聞こえることがある。これは、当時カットされていたシーンか放送当時使われていた言葉が今では放送倫理上不適切であると判断された場合がある。
- 1985年にコロンボを演じた小池朝雄が亡くなり、後任は新シリーズでは石田太郎になった。これは石田太郎が小池朝雄の声マネが好評であったことからである。しかし、当初は声マネが似ているという状態に苦しんだが、後に自然に演ずるようになった。
- 日本では警部だが、アメリカでは警部補である。これは吹き替えにおいて伝わりやすさを優先にしたからである。
- 刑事コロンボに影響された作品は多く、特に有名なのが『古畑任三郎』と『相棒』である。主人公像は変えつつも構成や内容を似せるほどであった。
- ちびまる子ちゃんでもコロンボに関する話がある。コロンボの名作と言われている「別れのワイン」を見ていたまる子と友蔵だが、ヒロシによって野球中継に回され、最後まで見られずに悔しがる。後の登校日に丸尾君から結末を教えてもらうが、山田が大オチをかましている。
- コロンボ人気はバラエティから推理小説界までと広く、かの浅見光彦シリーズで有名な内田康夫は「信濃のコロンボシリーズ」というのを出している。
- コロンボ人気は本場のアメリカでも高く、「Dean Martin Celebrity Roasts(直訳すると「ディーン・マーティンが有名人をこき下ろす」)」というショー番組にてピーター・フォークがゲスト出演するも終始コロンボに徹しており、話し方やコロンボらしいマイペースさで会場は大爆笑となった。更にコロンボのカミさんはフランク・シナトラのファンということで放送中にも関わらず、(カミさんの意向を受け)コロンボがサインをせがみ、シナトラが苦笑する結果となった。なお、カミさんのファーストネームはドラマでは不明だったが、ローズだとか。
- コロンボ人気により、「ミセス・コロンボ」というコロンボのカミさんを主人公にしたドラマを出したが、制作側がミセスコロンボとカミさんは別人物だと否定し、ファンからも不評だったことで打ち切られた。
- コロンボのテーマとして有名な曲は「NBCミステリー・ムービー」の曲であり、実際のコロンボのテーマは「This Old Man」というアメリカの童謡である。作中で何度か口ずさむ「ててて~ん」という鼻歌はこれである。
- 北海道函館市にある「湯の川プリンスホテル渚亭」のテレビCMでは石田太郎が声で登場しており、「うちのカミさん」と始めとしたコロンボと思わせるセリフを使っており(いわゆる声優ネタ)、ドラマ上では正面に出なかったカミさんをCMでは正面に出して、旦那を後姿しか写さないというものであった(1年間の限定だったらしいが、好評だったのかその後も放映していた)。
- 小池朝雄と石田太郎の喋りの違いが分かりやすいモノマネをしている寺岡光盛氏はコサキンや天海祐希から大いに受けたためかNHKから刑事コロンボの仕事を貰い、ピーター・フォークの亡き後であるが、アニメーションでのコロンボを演じることになった。
- 漫画「センゴク権兵衛」にて、刑事コロンボをモチーフにしたであろうキャラクターが登場している。
- 現在はNBCユニバーサルがライセンスを所有しており、日本国内だとAmazon Prime VideoのオプションチャンネルであるシネフィルWOWOWプラスとHuluでシリーズが視聴可能。オリジナルと吹替版両方を楽しみたいならシネフィルの方が良いかもしれない。
うちのカミさんが関連動画好きでしてねえ
うちのカミさんが関連静画も好きでしてねえ
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ああじゃあ最後に 関連項目
脚注
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