初乗り運賃とは、公共交通機関等を利用する際に最低必要な金額(ミニマムチャージ)である。
以下の2つの意味が存在する。
1.最も短い距離区分の運賃(使用例:初乗り運賃が○○円に値上がり)
2.運賃に含まれる距離に依存しない固定的な費用(使用例:改札を出入りするたびに初乗り運賃がかかる)
概要
一般的に、公共交通機関等の運賃は均一または距離に応じて段階的に設定されている。それらのうち、事業者または路線ごとの最も短い距離区分の運賃が1.の初乗り運賃である。
運賃には距離に依存しない固定的な費用(2.の初乗り運賃)が含まれているため、距離に依存する費用が最小となる1.の初乗り運賃では固定的な費用の割合が最大となる。
ちなみに、鉄道駅の入場料金は乗車券使用時の1.の初乗り運賃と同額に設定されているが、関東地方の1円単位IC運賃を導入している事業者では入場料金(時間制限あり)よりも隣の駅までのIC運賃(規則上は時間制限なし)の方が安くなる逆転現象が発生している。2時間以上駅に居たいなら初乗り切符で駅にいると良い。不正乗車でよく使われる切符でもあり、JR九州ではあまりの不正乗車の手段として初乗り運賃を利用する動きが多かったためか券売機での初乗り運賃発券を中止したこともある。
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