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初心者マークとは、運転の経験が浅い人が車に貼るマークである。「若葉マーク」とも。
概要
正式には「初心運転者標識」と呼ぶ。準中型・普通自動車免許を取得してから1年未満の者(初心運転者)はこのマークを車に掲示する義務があり、掲示していなければ違反点数1点と反則金4000円が課される。このマークを掲示している初心運転者の車に対して幅寄せや割込み(危険回避等やむを得ない場合は除く)を行った場合、違反点数1点と(車種によって違うが)反則金6000円が課される。
サイズや掲示位置が細かく定められている。基本的には市販されているものを買ってくれば問題ない。自作することも理論上不可能ではないが、「高さ18.5cmで、横幅11.6cmで、上のくぼみの角度は76度で、下のところの黒い線の隙間は0.8cmで、一番外側の白い線の幅は…」とかなり細かく大きさが規定されているので、市販されているものを買った方が確実だし楽である。
掲示位置は車体の前面と後面の2つで、地上0.4m以上1.2m以下の位置。当然だが車の上や車体の下、横につけても法的な効果はない。
車体の外側に磁石で貼りつくマグネットタイプと、吸盤がついていてガラスの内側から貼り付ける吸盤タイプが主流。吸盤タイプの場合、フロントガラスに取り付けることは法律上できず視界も遮られるので、両方マグネットタイプにするか、リアガラスのみ吸盤タイプにするのが一般的である。
ちなみに免許を取得してから1年以上の人がこれを付けていても問題はない。例えば、ペーパードライバーで運転に自信がない人が付けても何ら問題はない。ただし、この場合は初心運転者としては扱われない。
自動車以外の場面でも使われることが多く、例えば取扱説明書の「はじめての方へ」の項目など、初めて使う人や新人向けのマニュアルなどに描かれていたりする。
絵文字(Emoji)の1つとしても収録されているが、海外にはこの形の初心者マークは無いため、「yellow and green shield(黄色と緑の盾)」などと呼ばれているようだ。ちなみに盾の絵文字も別にある(🛡)。
ちなみに似たように装着するものに「高齢運転者マーク」がある。付けるのは70歳以上だが「努力義務」であり、装着しなくとも違反ではないが、むしろ免許返納をお勧めしたい。
関連動画
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関連項目
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