「初期と後期(現在)で絵が大きく変わったと思うマンガ集」とは各漫画作品のキャラの絵柄を連載初期と連載後期(または連載中)で比較した動画シリーズである。
動画の概要
このシリーズは2人(場合によっては4人)のキャラの絵柄を連載初期と連載後期で比較することで作者の実力の向上に驚いたり、長期連載ゆえの時代の変化を感じたりする動画である。当時は絵の変化に違和感なく読んでいた漫画も初期と後期ではこんなにも変わったということもザラにある。
動画については元祖3本の他に3本(そのうち1本はエロ漫画)が様々な作品を取り上げて動画をアップしている。1つの作品だけを注目して取り上げている作品も存在する。
変化する原因
基本的に漫画家にとっては宿命であり、仕方のないことである。
- 実力の向上
正当進化とも言われ、描き続けた結果という場合が多い。井上雄彦や大暮維人みたいに初期からある程度上手かった人が更に上手くなったり、誰だお前状態になる人まで様々である。 - 画風の確立
実力の向上にとは少しニュアンスが変わり、上手さ関わらずにその人(またはその漫画)の独自の絵を確立させる人。板垣恵介のバキシリーズや福本伸行の作品はこれにあたる。 - 流行の変化
劇画調が流行ったり、スクリーントーンが多かったり、デジタル化になったりするなど、流行や当時の主流に合わせたことによるもの。連載中に徐々に変化するものから次の新連載で大きく変わるものまである。鳥山明はドラゴンボール終了後だが、PCを使う前後で違いが大きく見られる。 - 絵柄の不安定
マイナス的なイメージであり、絵柄の迷走や描くたびに絵柄がコロコロ変わっていく状態。衛藤ヒロユキの魔法陣グルグルはよく例に出されやすい。 - デフォルメや描き減らし
良く言えば描き慣れ。悪く言えば手抜き。週刊誌連載の漫画だと描く時間の問題も発生することが多い。良く捉えるか悪く捉えるかの判断は難しい。 - 劣化
デフォルメや描き減らしで悪化したというケースもあれば、衰え、パース狂い、作者のやる気の問題というケースがある。デフォルメと劣化の境界線は人によって違う。単行本では修正されたが、冨樫義博のHANTER×HANTERのラフ画出しや孔雀王シリーズを描いた萩野真は初期の絵に似せようとしたが無理だったケースもある(ただし、時間の問題なのか衰えの問題なのかは不明)。最悪は作画崩壊にまで繋がる。 - アシスタント
アシスタントによって、絵が変わっていく事例もある。酷い場合だとアシスタントに丸投げしている噂も。さいとう・たかをの場合だと、アシスタントの入れ替わりなどによって多少変化はしている。
タイプ分けをしたが、必ずしも1つだけではなく、様々なタイプが重なって絵柄が大きく変化していく人こともあるので注意してほしい。逆に何十年描いていても変わらない人も存在する。もちろん、多少は変化するものの大きく変わらないように努力している人もいれば、自然に描き続けた結果の人も存在する。
補足
前期と後期に分けられやすいので、長期連載でも更に長い部類に入る作品や作画が安定しない作品だと途中の絵がわからないことが多い。
動画作成者も似ている構図を出すように気を遣っているが、抜き出す場所次第で評価は変わることもあることも注意してほしい。
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