初期微動とは、地震の最初期に起きる小さな揺れである。
概要
地震の揺れにはP波(Primary Wave)とS波(Secondary Wave)がある。P波は弱い揺れであり、揺れても「あれ?なんだか揺れとるな」程度であり、S波は大きく大地震では大きな被害が出る方の揺れである。そして、P波は秒速7~8km、S波は秒速4km程度である。このため、観測地にはP波の方が早く伝わり、その後にS波が伝わる。このP波が揺れてS波が届くまでの地震初期の小さい揺れのことを初期微動という。
この初期微動を観測して、大きな揺れが来る前に大きな揺れがもうすぐ来ることを警告するのが緊急地震速報などである。現代ではまだ天気予報のように地震を予知することはできないが、これだけでも、例えば走行中の電車を止めたり、避難や火を消すなどの行動につながることによって、地震の被害を抑えることに大いに役立っている。
下品なことに使ってはいけない。
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関連項目
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