前原淳(まえはら じゅん)とは、仮面ライダーアマゾンシグマとして蘇った青年である。
演:朝比奈寛
俺も確かめるために来たんだ…俺の概要を。
あんたは……5手で詰む。
野座間製薬の子会社ノザマペストンサービス内の駆除班に所属する青年。年齢は20歳。頭脳派でハッキングなどを得意とする。チェスが趣味で、駆除に向かう移動中の車両の中でも携帯型のチェス盤を使っているシーンがあり、チェスの用語を多用する癖がある。同僚である三崎一也から付けられたあだ名は「おっちゃん」であり、年齢に合わない趣味などが理由と思われる。
第1話にてクモアマゾンとコウモリアマゾンの駆除に向かうが強力な相手に駆除班が苦戦する中、駆除班のメンバーの一人であり、実はアマゾンの1体であった大滝竜介がトンボアマゾンとして覚醒。戦闘の後大滝は逃走する。
その後、第2話にて大滝自身から自分を駆除してほしいと願う電話で駆除班は彼の元に向かうが、駆除班が駆け付けた時点で大滝はアマゾンとしての本能に支配されており、食人衝動に苛まれていた。大滝を駆除しようと目の前に立った前原だが、彼にとって大滝は仲の良い兄貴分であったことから攻撃を躊躇。そのまま襲われて死亡してしまう。彼の死は駆除班に動揺を与え、大滝が完全な敵であることを認めざるを得なくなった。
そのまま退場かと思われたが、第9話にて国際営業戦略本部本部長の橘が進める生物兵器開発プロジェクトによって、前原の死体にアマゾン細胞が移植され新たなタイプのアマゾンとして復活を遂げる。
橘の意向により、戦闘データを集めるべく仮面ライダーアマゾンアルファである鷹山仁を呼び出して1対1の戦闘を行い、敗北寸前まで追いつめる。戦闘を録画していた仁は映像を駆除班に持ち込み危機を伝えると、駆除班の面々は死んだはずの前原に驚愕・困惑を隠しきれなかった。なお、マモルは素直に「前原君が生きてたよ!!」と喜び、接点が少ない悠は「誰この人」感を隠しきれなかった(実際、悠と前原が居合わせたのはクモアマゾンとコウモリアマゾン戦の一回なので当然である。なお、大滝戦では前原死後にオメガが乱入している)。
更に追加の戦闘データ収集のために欺瞞情報を流して古巣である駆除班の面々を呼び寄せ、かつての仲間たちに戦闘を挑む。
姿は変わらず、しかも生前の記憶は有しているが人格は失われており、駆除班の面々を攻撃することに一切の躊躇はない。しかし、戦闘時に趣味だったチェスの用語を使う癖はあり、対戦した相手に「あんたは~手で詰む」とあらかじめ攻撃回数を宣言し、その通りの手数で撃破する。
仮面ライダーアマゾンシグマ
仮面ライダーアマゾンズに登場する第三の仮面ライダー。ボディは鈍い銀色で瞳は紫、変身すると蒼い炎が吹き出す。アルファやオメガと違い、有機的な表皮を持つより生物的なデザインであり、悠が初めて変身した緑のアマゾンによく似ている。メタ的な話をするとこれはスーツをリペイントしているためだが、色合いやアクターの演技の違いで全く異なる印象を受ける。
アルファやオメガと同じく、ドライバーのグリップを捻ることで必殺技の発動も可能であるようだが、劇中ではアルファとの戦闘においてバイオレントストライクを発動させようとしたものの、直前に逃走されてしまったために未使用で終わっており、劇中必殺技を放つシーンはない。
これまでのアマゾンは細胞を一から培養して製造されていたため製造に時間がかかるという欠点があったが、このシグマは新たに開発したアマゾン細胞を人間の死体に移植することで短時間で成熟した状態にすることができるという利点を有している。更に新型の特徴として他のアマゾンに見られる食人衝動はおろか、たんぱく質の経口摂取が不要になっている。
戦闘用のドライバー(ベルト)はアルファやオメガの物を複製したもので、特徴として痛覚の遮断機能が追加されているため従来のアマゾンの自己修復能力と相まって強力な戦闘継続能力を持つ。橘はドライバーの量産と提携する病院から死体を引き取って利用することでシグマの量産を計画していた。
スペック的にもアルファ、オメガより高い戦闘力を持ち、検体となっている前原の頭脳の高さもあって劇中最高クラスの強さを誇る。10話ではデータ収集目的とした初戦でこれまで負けなしであったアルファ=仁を傷を負わせ敗北寸前まで追い込み、続いて駆除班の面々との戦闘でも銃弾をあっさり回避する動体視力の高さを見せ圧倒。更に駆け付けたオメガ=悠に重傷を負わせ、一時的に意識不明にまで追い込む。
その後の11話では、特殊研究開発本部の水澤令華が計画しているアマゾン掃討作戦であるトラロック作戦が邪魔になった橘(橘はシグマの戦闘力を周囲にアピールするためにアマゾンを残そうとしていた)の意向で野座間製薬内の内部対立に駆り出される形で仁と再戦することとなる。
仁を変身解除にまで追い込むも駆け付けた駆除班と悠、そして食料を補給して再変身した仁たちを相手にしながら互角の戦いを展開したが、駆除班の三崎と福田の神業ともいえる連携攻撃(三崎のショットガンから放たれたスラッグ弾を福田が狙撃して弾速を上げ、回避させなかった)を受けて動きを止めた隙にアルファのバイオレントスラッシュ、オメガのバイオレントストライクを連続して受けるという大ダメージを負う。
それでもあっさりと立ち上がり三崎たちを驚かせるが、ここで痛覚を遮断しているために自身のダメージ状態が把握できず、自己修復能力の限界に気づけないという弱点が露呈。体が崩壊を始めたため逃走を図るが時すでに遅く、駆除班のマモル=モグラアマゾンによってとどめの一撃を受け、敗北。マモルから仲間の証として5円玉を添えられると、その体はドライバーを残して他のアマゾンの死体と同じく溶融した。
その後、野座間製薬の会長は「捕食を行わないアマゾンなど生物として欠陥」と自身の美学に反するものを開発した橘に対して激怒しており、計画を中止させている。
シーズン2
2017年4月7日より放送開始された「SEASON2」では、シグマタイプのアマゾンとしてイユ(カラスアマゾン)が登場している。
アマゾンシグマ同様の死体ベースのアマゾンだとすれば計画は中止になっているため存在自体に疑問が残るが…。
関連動画だ! 関連動画が生きてたよ!!
関連静画…はありませんよね、当然…。
もう一度関連商品を買いたいので。
関連項目を載せたい…編集してもらえるか…?
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