剛の拳よりストロングな柔の拳とは、AC北斗の拳におけるトキの事を指すことが多い。
命は投げ捨てるもの
柔よく剛を制す…と言う意味ではない。
原作におけるラオウとトキの関係は兄弟でありながら最大の強敵(とも)。実力伯仲にして互いに認め合う仲である。
トキは兄ラオウの拳に憧れ、兄ラオウもトキの柔の拳をより高みにあるのは自分の拳としつつも誰よりも認めている。
しかし、
『ん!?まちがったかな…』とばかりに世紀末スポーツアクションゲームこと北斗の拳(アーケード)ではラオウをはるかに凌ぐ高性能キャラとして登場。死の灰を浴びてさらに強靭になったらしく、剛の拳を物ともせずダイアグラムでは7:3でトキ有利の状況を作るなど立場を完全にひっくり返した。
これでは兄の立つ瀬が無い…と言うより画面端に追いやられて屈伸運動する事しかできない。
原作ではトキの被曝は多くの者に悔やまれ、恐怖の拳王ことラオウですらその衰弱しきった姿に深い悲しみに包まれた。
ラオウがトキを屠り得る一撃を敢えて外し、枯れた筈の涙を流しながら兄として弟に穏やかな余生を暮せと告げるシーンには思わず涙した読者も多い事だろう。
アーケードにて深い悲しみに包まれたのはラオウではなく、無理ゲーに対する絶望を味わい尽くす事となったプレイヤー達だった。
その性能を説明するとトキだけはどのキャラに対してもダイアグラムで有利に立つぐらい。
そんなゲームの世紀末模様とその元凶であるトキのバグ性能に対して敬意とあきらめを持ってつけられたタグがこの『剛の拳よりストロングな柔の拳』である。
全国各地の修羅達の手によって研究が進みかつての一強ほど無理ゲーでは無くなったが、当たり判定が極小になる上に高速移動できる移動技『北斗無想流舞』による驚異的な固め性能や刹活孔などローリスクハイリターンな技の数々、北斗の拳最強とされる通常技2Dなど各技がいちいち高性能な為、ジャギではやっぱり無理ゲー。無想流舞を封じた那戯無闘鬼でさえジャギと同じくらいって…
関連する世紀末動画
『AC北斗の拳』でタグ検索。過去の動画ほどより当てはまる…だろう。
というのも、前述したように現在では対策が進んだ結果トキ一強の時代ではなく、動画によっては大会中にジャギがトキを浮かせている動画まである。だが、トキの愛されボディ(具体的には空中での当たり判定)に泣くシーンも多々あるため、是非いろいろな動画を見ていただきたい
この動きは…トキ!
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