創成川とは、札幌市を流れる石狩川水系伏篭川の支流、一級河川である。
概要
豊平川から分岐するようにして流れ、茨戸川の手前で伏篭川と合流する。
かつては自然河川で、幌平橋付近から分岐して中島公園を沿うようにして流れ、南7条まで蛇行して流れる箇所は「鴨々川」と呼ばれている。
江戸時代に大友亀太郎が水運と農業用水のために、当時南3条を流れていた川から現在の北6条までを直進するようにして大友堀を開削した。大友堀はそこから北東に延びる流れであったが、その流れは後に埋め立てられた。
明治時代に入ると、吉田茂八が鴨々川の南7条から大友堀のある南3条までを吉田堀として開削され、さらに北6条から麻生町までが寺田堀として旧琴似川へと接続する流路が作られ、南1条に架けられた創成橋の名を取って、創成川と呼ばれるようになった。
その後北海道庁が麻生町から茨戸までを直進する水路を開削して、現在の創成川の流路となった。
現在では南6条から北38条まで、札幌市内の住所の東西を分けるランドマークとして知られている。
観光
中島公園へ一部の水が園内にある菖蒲池へと引き込まれている。池ではボートが有料で貸し出されている。池の水は児童会館付近を通って合流している。
公園を抜けた先、南8条の区間では鯉が放流されている。希に鴨も見かけることができる。
南4条から北1条の河川敷には公園が設けられ、ベンチなどでくつろぐことができる。
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関連項目
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