劇団四季とは、年間3000公演、俳優・スタッフ700人以上を有する日本最大規模の劇団である。
概要・沿革
主に、ブロードウェイやウェストエンドで人気を博した名作を輸入して日本語で上演する、ミュージカル劇団として知られる(オリジナル作品や、ストレートプレイの公演もある)。
「年間3000公演、俳優・スタッフ700人以上」は伊達ではなく、東阪名札の大都市圏に劇場を所有し、毎日のように公演を続けているほか、地方都市への巡業公演も頻繁に行っている。
劇団四季の公演は、日本人にとって最も身近なミュージカルと言ってよいかもしれない。
四季メソッドと呼ばれる特徴的な歌唱法・演技法、「俳優全員がスター」を旨とする“スター不在”のキャスティングなど、他の劇団には見られない非常に個性的な活動様式を持っている。
1953年(昭和28年)7月14日に、浅利慶太をはじめとする東京大学と慶應義塾大学の仏文科の学生を中心とした学生演劇集団として発足。
当初は学生による同人的な劇団という側面が強かったが、次第に職業劇団へと変化していき、1967年に四季株式会社が設立され、現在に近い形となる。
実は設立当初からかなり長い期間、ストレートプレイ専門の劇団であった。1971年に『アプローズ』でミュージカルを初めて上演したところこれがヒットし、以降ミュージカル作品へと進出。1979年の『コーラスライン』が転機となって、一気に現在知られる劇団四季の規模に近づいていった。
近年は"ディズニーミュージカル=四季"と言っても過言ではない程その関係は強く、現在に至るまでのロングラン公演記録を持つ『ライオン・キング』をはじめとしたディズニー原作作品を日本に持ち込んでいる。
代表作
- アラジン
- アナと雪の女王
- オペラ座の怪人
- ライオンキング
- ウィキッド
- 美女と野獣
- リトル・マーメイド
- キャッツ(ミュージカル)
- アイーダ
- サウンド・オブ・ミュージック
- 夢から醒めた夢
- ユタと不思議な仲間たち
など。
専用劇場
東京
- JRアートセンター四季劇場[春](大門・浜松町)
- JRアートセンター四季劇場[秋](大門・浜松町)
- JRアートセンター自由劇場(大門・浜松町)
- 電通四季劇場[海](新橋・汐留)
- 積水ハウスミュージカルシアター四季劇場[夏](大井町)
名古屋
大阪
札幌
著名な出身俳優(・声優)
あの菅原文太や吉田鋼太郎も在籍歴があるが、ちょい役のみでの出演だったり、数か月しかいなかったりなので、劇団四季出身と明確に言い表していいのかどうかは微妙なところ。
石坂浩二や野沢那智など、俳優としてではなく演出や舞台美術として所属していた経験を持つ俳優もいる。
このほか、ウエンツ瑛士や池松壮亮など、劇団四季で子役の経験がある芸能人も多い。
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関連項目
外部サイト
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