『劇映画 孤独のグルメ』とは、ドラマ『孤独のグルメ』の劇場版であり、2025年1月10日公開の映画である。
概要
2024年7月10日に公開が発表された映画作品。2012年から始まった一人で飯を食うだけのドラマがテレビ東京開局60周年特別企画『劇映画 孤独のグルメ』プロジェクトとして、とうとう劇場版となる。
これまでドラマ版『孤独のグルメ』で主演を務めて続けてきた松重豊が監督・脚本も務める。2025年1月10日公開。
また、発表された同日には同プロジェクトの一環として『それぞれの孤独のグルメ』のタイトルで井之頭五郎以外の様々な人たちが一人飯を楽しむオムニバスドラマの制作および10月からの放送も発表された。
映画の撮影は2023年9月~10月及び、追加として2024年1月にも行われた。今回の撮影ではパリでの海外撮影も行われており、エッフェル塔をバックとした「腹が減った」のシーンも入っている。
制作の仕掛け人
井之頭五郎を演じる松重豊の提案である。10年以上番組を続けてきた結果、初期のメインスタッフが出世して現場から離れる一方、それに代わる人材が育っていないという感覚が2年前からあり、それならこのまま続けていくよりも大きな風呂敷を広げたほうが良い、との判断から映画作成に取り掛かることとなった。
『孤独のグルメ』原作者の久住昌之のX(Twitter)によると、松重豊から映画化に関して丁寧なメールが届いたことから始まり、紆余曲折はあったものの松重本人が監督を務めることが最善だと納得しているようだ。
監督候補としては韓国の映画監督ポン・ジュノに依頼する案もあったのだが、スケジュールが合わずに断られてしまった。その他の映画監督も検討したが、最終的には松重自身が監督を務めることが2023年夏から秋にかけての頃に決定した。
ちなみに、ドラマ『それぞれの孤独のグルメ』に関しても、本来は『孤独のグルメ』の新シーズンとして企画されていたが、10月からの1クールでドラマを見て、さらに年末年始で再放送を見て、そしてお正月明けに映画となったときに果たして劇場に見に行くだろうか、と松重豊が考えたためにあえてこれまでのパターンから外した企画となっている。
本作に対する監督・脚本・主演の松重豊のコメント
- 「スタッフがどんどんいなくなっちゃって(笑)人材を一回立て直さないといけないな、と。じゃあこの際、大風呂敷を広げて映画化はどうか」
- 「物語として一番大事なのはラブストーリーは絶対にいれたい」
- 「大冒険ものにしたい。冒険とラブストーリーがある。僕らの仕事は今の社会を映す鏡。今の日本からなにかを照らし出す内容を劇映画として反映させたい」
- 「井之頭五郎が『腹が減った』と絵がひいていく印象的なカットがあるんですけど大風呂敷を広げたいとどこでやったら映えるかな、と。エッフェル塔だ、と。それをプロデューサーにいったら『無理です!』って言ったんですけどなんとかしてくれたんです」
- 「やっぱりこの映画にある意味、集約というか、1回これだけやったっていうこと、成果を見届けたい。これでお客さんも入らなければ、これはもう僕としても次に井之頭五郎をやることはもう無理だなっていう風に思います」
- 「とにかくもう今は若い人たちがこのコンテンツで将来楽しんで暮らしてくれたら、僕も何も言わず遊んで暮らせるかなと思ってるんで、そこを狙ってますけども(笑)。展開としてはこの映画が当たらないと次はないです」
興行収入・観客動員
3月5日時点で興行収入10億円、観客動員数70万人を達成している。
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https://twitter.com/tx_kodokugurume/status/1897557768711626774
これで当初から目標に掲げていた興行収入10億円を達成したため、次シリーズや次回作に期待できることとなった。
関連項目
関連リンク
- 『孤独のグルメ』来年1月に映画化 “井之頭五郎”松重豊が監督・脚本・主演を兼任
– oricon news
- 松重豊、『孤独のグルメ』映画化に覚悟「当たらないと次はない」
– oricon news
- 「孤独のグルメ」集大成プロジェクトムービー≪テレビ東京開局60周年特別企画≫
– youtube 東宝movieチャンネル
- 松重豊、『孤独のグルメ』映画化にボヤキ連発!? 物語についても言及「井之頭五郎がとんでもないことに…」 『孤独のグルメ』プロジェクト発表会見
– youtube oriconチャンネル
- 『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト
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