「加治木饅頭(かじきまんじゅう)」とは、鹿児島県姶良市加治木(旧・姶良郡加治木町)にて愛され続けている茶じょうけ(鹿児島の方言でお茶菓子の事)である。
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概要
小豆の餡こを餅米と麹に甘酒を混ぜた生地で包んで作る酒蒸し饅頭で、加治木では古くから定番のスイーツであり、レアなお土産品として喜ばれている。
由来は諸説あり、室町時代の臨済宗の僧「桂庵玄樹」が中国の明王朝にて留学中に会得した饅頭製造技術を伝えたのが始まりとも、島津四兄弟の次男坊「島津義弘」が加治木に館を建設した際に、堀にかける橋の工事中に茶じょうけとしてだしたものが始まりとも言われている。
その製造方法は、長年7つの店にのみ秘伝として伝えられるのみで、加治木饅頭製造組合が秘密を漏らさぬよう厳しく取り締まっている、といった事は特にしていないのだが、蒸し立て熱々を買ってもらうスタンスが基本な為か、鹿児島県内全域に出回る事はなく、鹿児島空港から車で加治木に至るか、日豊本線の加治木駅で下車して歩くかして店舗いかないと本物は手に入らない状態が続いており、鹿児島県でも姶良以外では知る人ぞ知る銘菓状態である。
特徴
白い生地で餡を包むというシンプルな見た目のものがザ・加治木饅頭なスタイルだったが、平成以降からは生地に黒砂糖や紫芋を練り込んで彩色が施されたものも登場している。
加治木饅頭製造組合7店舗
加治木饅頭を製造している代表的な店舗7店の店名と住所を記載(店名五十音順)。
店名 | 住所 | 電話番号 |
岡田商店 | 姶良市加治木町諏訪町117-4 | 0995-63-3019 |
ざおう堂 | 姶良市加治木町新冨町235-2 | 0995-63-3316 |
秀月 | 姶良市加治木町本町11 | 0995-62-2802 |
新道屋 | 姶良市加治木町新富町24 | 0995-62-2654 |
堂免堂 | 姶良市加治木町木田242-1 | 0995-63-3317 |
美坂饅頭屋 | 姶良市加治木町錦江町180 | 0995-62-2545 |
龍門堂 | 姶良市加治木町小山田323 | 0995-62-0970 |
加治木饅頭を手に入れようとするならば、いつ出来上がるかによって店舗で売ってくれるタイミングが変わる為、まずは店に電話をして予約し、予約の時間までにとりにいくのがオススメ。
関連コミュニティ
関連項目
- 鹿児島県
- 姶良市
- 加治木町
- 地方ローカル記事の一覧
- 菓子
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