「人間は―――イヤな時にワケなんて言わなくていいんだぜ」
概要
藤田和日郎原作の少年漫画『からくりサーカス』の主人公の一人。
からくりサーカスにおけるからくり編の主人公を担う。
19歳だがとてもそんな年齢の容姿では無いため、年齢を言うと誰もが驚く。
中国拳法形意拳の使い手であり、卓越した体術を扱う。
また、物語の中枢を担う人を笑わせなければ死んでしまう病気ゾナハ病患者であり、人を笑わせる為に色々な芸をするが、人を笑わせる芸の才能は壊滅的に無い。
偶然出会った鳴海の芸で笑ってくれる少年才賀勝を出会い、そこから過酷な運命へと足を踏み入れていく。
才賀勝に非常に強い影響を残しており、勝にとって鳴海は恩人であり、最も尊敬する人物であり、目標である。
3巻で死んだように描写されていたが、7巻から始まるからくり編の主人公として復活を果たす。しかし、その際には勝としろがね(エレオノール)の記憶を失ってしまっていた。そうしてギイ・クリストフ・レッシュに連れられて自動人形との過酷な戦いにしろがねとして身を投じて行くことになるのだが・・・。
親しくなった人とは大体死に別れ、己も戦いの中で四肢欠損と非常に過酷な目に会う主人公である。
責任感が強くそれ故にその過酷な戦いの中で自身の心をすり潰していった。
物語が進むに連れてしろがね(エレオノール)は様々な人と触れ合う事で人間性を獲得していくが、鳴海はその過酷な戦いの中で人間性を失っていくという対比になっている。
藤田和日郎が22巻で絶望した鳴海を書くためにペンでは迫力が足りないと指で鳴海を書いたというエピソードがある。
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