概要
福井県との県境にある市で古来、旧大聖寺藩として栄えた街である。また、日本有数の名湯、加賀温泉郷(片山津温泉、山代温泉、山中温泉)を抱える街でもあり、江戸時代には奥の細道で松尾芭蕉とその弟子たちが訪れており、弟子の河合曾良が腹痛のため、旅を断念して別れる一節は古典の教科書に載るほど有名である。
2006年の平成の大合併の時には、当時江沼郡だった山中町を吸収合併し、新生「加賀市」としてスタートしている。
2016年には加賀市立病院と山中医療センターを統合して、加賀温泉駅周辺に新しく建てられた加賀市医療センターが開設された。
産業
自動車、オートバイ関連部品を製造する地元企業の大同工業がある。また、現在は大阪に本社を置いているが、新家工業の創業地でもある。(現在は支社工場の山中工場がある。)伝統工芸としては旧山中町地区に山中塗が伝わっている。
交通
鉄道
現在、北陸新幹線が建設中であり、加賀温泉駅に新幹線駅が併設される予定である。市街地に近い中心駅は大聖寺駅であるが、優等列車は全て加賀温泉駅に停車する。(ごく一部、大聖寺駅にも停車する。)なぜそうなったかは下記関連動画にある迷列車北陸編を見るとよく分かる。
道路
観光
日本有数の名湯の一つ。山中温泉においては平安時代の鎌倉武士、長谷川部連が発見したと言われており、傷を負った白鷺が傷を癒しているところ見てそこを掘ってみると偶然温泉が湧き出たという逸話がある。この話から現在北陸本線の特急になっているしらさぎ(特急)のルーツにもなっている。また、前述にもあるように奥の細道で松尾芭蕉が訪れている。山代温泉においては奈良時代の僧、行基が発見したと言われており、明治時代には北大路魯山人、与謝野晶子など多くの文化人が訪れた。
関連動画
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関連項目
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