『勇者ヨシヒコと魔王の城』とは、2011年7月8日から2011年9月23日まで毎週金曜日深夜にテレビ東京系列にて放送された低予算ドラマである。
キャッチコピーは、「非常識だから、冒険なんだよ。」。
『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』とは、『勇者ヨシヒコと魔王の城』の続編で、2012年10月12日から2012年12月21日まで毎週金曜日深夜にテレビ東京系列にて放送された低予算ドラマである。
キャッチコピーは、「非常識な冒険が再び始まる。」、「鍵をにぎるのは、俺たちなんだよ。」。
『勇者ヨシヒコと導かれし七人』とは、『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』の続編で、2016年10月7日から毎週金曜日深夜にテレビ東京系列にて放送されている低予算ドラマである。
キャッチコピーは、「そんな冒険じゃ、毒にも薬にもならないんだよ。」。
低予算な概要
勇者ヨシヒコシリーズとは、ゲーム『ドラゴンクエスト』を基調にした、RPG風ファンタジー・コメディドラマ……なのだが、いわゆる普通の特撮とは異なり、美麗なVFXや大がかりなセットは一切存在せず、学芸会レベルの舞台装置で繰り広げられるのが特徴。
「予算の少ない冒険活劇」とOPで銘打っているのは、伊達ではない。
一方で、役者は実力者揃いであり、各人の演技は一級品。
そんな名優たちが、バカバカしい物語を、チープな演出の下で、一切の妥協なく真剣に演じる。
そのギャップが、本作のひとつの特筆すべき点である。
低予算なあらすじ
勇者ヨシヒコが、いまいち頼りない仲間達と共に、邪悪の根源である「魔王」討伐を目指す壮大ではない勇者ギャグストーリー。
うさんくさい「仏」のお告げを受けながら、魔王を倒すことができるという伝説の武具を求め、ヨシヒコ一行が世界を行脚してゆく。
主人公の外見ががどう見ても『ドラゴンクエストV』の主人公だったり、敵として出てくる(30分くらいで手作りしたような)モンスターがどう見てもスラ○ムやド○キーだったり、SEが「ドラゴンクエスト」の流用だったりと、所々で「ドラゴンクエスト」を想起させる表現が使われている。
エンディングクレジットには「協力:スクウェア・エニックス」と表記されている。
Wikipediaでは事細かく詳細が書かれているが、壮大なネタバレが書かれているので、ドラマを見終わってから閲覧することを勧める。
なおアマプラやDVD版は権利の都合かドラクエ関係のBGM・SEが無くなったりそれっぽいものに差し替えられている。
導かれし七人では少しだけ予算が増えた模様で、ちょっとリッチになっている。
低予算?な登場人物
- ヨシヒコ / 職業:勇者 「オシナさんは確かにブスだ!」
演 - 山田孝之
本作の主人公。
カボイの村の青年だったが、「仏」の勅命により、「勇者」として魔王を倒す旅に出る。
真面目すぎるゆえに空気を読まない発言が多く、作中ではボケを担当することが多い。
正義感は人一倍だが、根はムッツリスケベであり、お尻が好き。旅の途中で巨乳にも目覚めてしまう。
勇者らしく魔王討伐に対して一直線かと思いきや、しばしば魔王討伐を投げ出そうとする危険な勇者。
さらに、「勇ましい者」にあるまじき臆病な性格で、腰がよく抜ける。
『悪霊の鍵』では、『魔王の城』で使用していた、くたくたになった衣装を身にまとい、魔物を封印するという「悪霊の鍵」を手に入れるため、再び冒険の途につく。 - ダンジョー / 職業:戦士 「今のはヨシヒコが悪い」
演 - 島耕作宅麻伸
ヨシヒコの最初の仲間。
“長話をきかせてその隙に倒す”という回りくどい戦法を使う戦士だったが、ヨシヒコが話を最後まで聞かないため、そのままついてきたら、いつの間にか仲間になっていた、ベテランのナイスミドル。
メンバーの中では比較的常識人であり、まとめ役に回ることも多い。
ナイスミドルゆえ口説き上手だが、口説いた女性に手を出す悪癖がある。
『悪霊の鍵』では、モミアゲがボリュームアップ。再びヨシヒコとともに旅に出る。 根はオカマらしい。 - ムラサキ / 職業:素人の女 「父の仇!」
演 - 木南晴夏
とても下手な似顔絵と、目元がわりとパッチリしているという、かなりざっくりした手ががりを元に父親の仇を探していた素人の女。似顔絵とは似ても似つかないヨシヒコを父親の仇だと思いこんでおり、“いつかその命を取るために”ということでヨシヒコの仲間となる。物語途中でヨシヒコを好きになるが、ほぼ死に設定になっている。
口が悪く、天然ボケをしているヨシヒコに対して痛烈な突っ込みをすることがよくある。
作中では「貧乳」キャラが確立している。そのため中の人が、衣装の加藤さんに「木南さん、胸あるのに…」と真剣なトーンで慰められた。
『悪霊の鍵』では、髪型が若干変わり、すこし大人っぽくなった。 根はぶりっ子。 - メレブ / 職業:魔法使い 「ハハハッ!馬鹿かムラサキ。ムラサキバカカ」
演 - ムロツヨシ
ある村で詐欺を働いていたペテン師。但し岩を浮かせる部分以外は悩み事に対しツボを売りつけたりせずちゃんと自分なりの解決策をだしていたりする。バレたらやめようと思っていたところを、ヨシヒコにトリックを見破られたのをきっかけに仲間になる。口は軽いがパーティでは一番の常識人。
作中ではボケとツッコミをバランスよく行う。基本、ムラサキのツッコミに上記の台詞を言うのが毎回のお約束。
戦闘面ではビミョーな効果の呪文しか使えないが、ちょいちょい役に立ってるから侮れない。
『悪霊の鍵』で、ヨシヒコ達と別れた直後に馬車に轢かれている。その後生き返った際にレベル0になったため、『魔王の城』で覚えた全ての呪文を失念。 根はマヌケ - 仏 / 職業:クソ仏 「仏だけにほっとけ!」
演 - 佐藤二朗
旅のお告げを伝える仏。
なぜかヨシヒコだけはアナグリフ式3Dメガネをかけないと見られない。
やたらテンションが高く、ひとり空回りしている。
勇者一行に魔王討伐を命ずるが、その行き先はいつも大雑把。とても噛み噛み。
『悪霊の鍵』でも適当な性格は変わらないが、仏に号数があり、4号であることが発覚した。 (後に導かれし七人にてとある事情で8号に変更された。) - ヒサ / 職業:妹 「兄様…ヒサは心配です…」
演 - 岡本あずさ
ヨシヒコの妹。
兄を心配するあまり、気づかれないよう、ヨシヒコの旅にこっそりとちいてきている。
話数が進むにつれ容姿・環境の変化がうかがえ、その行く末は怪しい。
『悪霊の鍵』で、仏のうっかりにより復活。
やはり、ヨシヒコの身を案じてこっそり旅に付いてくる。
関連動画
関連静画
関連商品
勇者ヨシヒコと魔王の城
勇者ヨシヒコと悪霊の鍵
関連商品は仏が転売してしまいました。Youtubeとかでも期間限定で公開してるそうな。
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