勘違いして降りてしまう人が出る駅名の一覧とは、名前が原因となって、ごく稀に勘違いして降りる人が出現する(または、しそうな)駅の一覧である。
概要
かつては市販の地図や時刻表などを使ったり、駅員に尋ねたりして駅を目指していたが、パソコンやスマートフォンが普及したことで、全国の駅を調べることができる地図アプリ・乗り換えアプリが登場した。これにより、駅名や施設名を入れるだけで簡単に目的地までの行き方がわかるようになった。
しかし、その結果、その場所の地理に詳しくない人が行き先を入力すると、本来行きたかった場所とは違う場所が表示される例もある。例えば
等が挙げられる。そのまま気づかずに向かってしまう人も中にはいる。
また、もともと駅名が紛らわしく、聞き間違えたり、頭の中で既に勘違いを起こしている場合もある。例えば、厚木に向かおうとして、本厚木駅があることを知らずに厚木駅に行ってしまう場合が挙げられる。
なお、この記事は鉄道会社に駅名の改称を要求したり、勘違いした人をからかったりするものではない。「気を付けよう」ぐらいの軽い気持ちで見てほしい。
大まかな掲載基準
- 途中で間違えていると気づきそうなものは掲載しない(近距離を移動する際、乗り換えアプリで新幹線や特急を挟むルートが表示されるなど)
- 似た名前の駅で相互に乗換駅として利用可能なぐらい距離が近い場合は掲載しない
- ただし、似た名前の駅で乗り換えが可能であっても、別の駅で乗り換えた方が早い場合があるときは掲載する
- 特定の地名・施設名を冠した駅があるとき、別の駅を利用した方がその地点・施設へ行くのに便利な場合は近距離でも掲載する
- 勘違いしていてもしていなくても結局そこで降りる(改札を出る)必要がある場合は掲載しない
- ただし、現地に「ここは○○駅ではありません」等の注意書きがあったり、誤って下車して困っている人が出た例が何度もニュースやTwitter等で報告されていれば上記すべてのルールを無視して掲載する
北海道
- 白石駅
- 札幌市白石区に同名の駅が2か所ある。JRの白石駅と札幌市営地下鉄東西線の白石駅があり、両駅の間は徒歩25分ほどの距離である。両駅の間にはバスがあるので間違えた場合はそれを利用することになる。また、JRの琴似駅と地下鉄の琴似駅の間も徒歩10分ほどであり、白石駅ほどではないが離れている。
- 北12条駅・北13条東駅・北18条駅・北24条駅・北34条駅・西11丁目駅・西18丁目駅・西28丁目駅など
- 札幌市内中心部の住所は、大通を南北境界・創成川通を東西境界として「北51条東15丁目」「南39条西11丁目」などと東西南北の条と丁目の組み合わせで表記され、バス停もこの表記がそのまま停留所名となる(なお上記2つの住所はそれぞれこの形式で表記される住所の最北東と最南西であり、約15kmほど離れている)。しかし、札幌市営地下鉄の駅名・札幌市電の停留所名は「条」と「丁目」のどちらかのみを駅名に採用しているものが多いため、座標構造を把握していないと最寄り駅を判断できない。例えば「北12条西18丁目」の最寄り駅は北12条駅でも西18丁目駅でもなく、JR桑園駅である。
- 登別駅
- 登別市にあるJR室蘭本線の駅。登別温泉やのぼりべつクマ牧場に行く場合は登別駅で降りて問題ない。しかし、市役所など登別の中心部に向かう場合は幌別駅が最寄りとなるので、登別駅で降りてはいけない。
- 根室駅・芽室駅
- 一文字違いで聞き間違えやすい、どちらもJR根室本線の駅。根室(ねむろ)駅は根室市にある根室本線の終着駅、芽室(めむろ)駅は特急列車も停車する河西郡芽室町の主要駅であり、両者の間は200km以上離れている。
- 名寄駅・多寄駅
- こちらも一文字違いで聞き間違えやすい上に字面まで似ている、どちらもJR宗谷本線の駅。名寄(なよろ)駅は特急列車も停車する名寄市の中心駅、多寄(たよろ)駅はその4駅南にある士別市内の駅で特急は停まらないが快速は停車する。両駅間の距離は15kmほどだが特に多寄駅はダイヤが薄く、間違って降りてしまった場合は次の列車を数時間待つ羽目になることも。
- 美瑛駅・美唄駅
- こちらも一文字違いで、聞き間違える可能性は低いが字面が似ている。美瑛(びえい)駅はJR富良野線の駅で丘のまちとして有名な観光地美瑛の中心駅。美唄(びばい)駅はJR函館本線の駅で特急列車も停車する美唄市の中心駅だが、広大な石狩平野の中にあるので美瑛のような丘の風景を期待してはいけない。間違って降りてしまった場合は函館本線(富良野線)で旭川駅まで行って乗り換えると良い。
なお、道内の駅にはこれ以外にも美深(びふか)駅・美幌(びほろ)駅など名前に「美」のつく駅が複数存在する。 - 五稜郭駅
- JR函館本線、および道南いさりび鉄道の駅。いかにも五稜郭が近くにあるような駅名であるが、五稜郭までは徒歩30分ほどかかる。五稜郭の最寄り駅は函館市電の五稜郭公園前駅であり、そこからなら徒歩15分ほどで行ける。バスなら函館バス「五稜郭公園前入口」バス停から徒歩6分。そこ、どっちにせよ遠いとか言わない。いずれにせよ、楽なのはJR函館駅からのアクセスであり、JR北海道の車内放送でも、新函館北斗駅方面から来た列車の五稜郭駅停車前には「五稜郭公園へおいでの方は函館駅までお乗りになり、市電またはバスをご利用ください」との案内がされている。
- 千歳駅・南千歳駅・新千歳空港駅
- JR千歳線の駅。札幌駅と新千歳空港駅を結ぶ「快速エアポート」で新千歳空港へ向かう際、千歳と南千歳への停車を知らせる車内放送では日本語・英語・中国語の3ヶ国語で「新千歳空港をご利用の方は終着までご乗車ください」と注意のアナウンスがされる。このようなアナウンスが必要となる程度には誤って千歳や南千歳で降りてしまう人が一定の割合で存在している。特急または各停に乗車して新千歳空港へ向かう際は、札幌方面、苫小牧・室蘭・函館方面、帯広・釧路方面のどちらから来ても南千歳で快速エアポートへの乗り換えが必要になるが、乗り換えに気づけない場合は南千歳で改札を出て困ることになる。間違って降りてしまっても、早朝・深夜・土日祝日の日中を除き12分に1本のペースで次の快速エアポートが来て、千歳からは7分、南千歳からは4分で新千歳空港に到着するため大きな害はないが、搭乗手続き締切ギリギリに新千歳空港に着くタイミングで焦って間違えた場合は、タクシーを飛ばしたとしても間に合うのは難しいかもしれない。
- なお、南千歳駅は1992年の新千歳空港開業までは国鉄初の空港連絡駅「千歳空港駅」として千歳空港ターミナルビルと空中連絡歩道橋でつながっていた。新千歳空港の開業直後には以前のクセで南千歳で降りてしまった人もいたかもしれない。また、新千歳空港は千歳市美々に所在することから、札幌方面から各停に乗ってきて南千歳で降り損ねた、または苫小牧方面から各停で新千歳空港を目指す利用者が、焦って南千歳の隣の美々駅で降りてしまい、1日平均1人以下しか利用せず列車の発着の頻度は1時間に1本、周辺には何もなくもちろんバスやタクシーなど通るはずもないこの無人駅で途方に暮れたということもあったという。この極端に利用の乏しい美々駅は2017年に廃駅となったため、ここで間違えて降りる客はいなくなった。
東北
- 八戸駅
- 青森県八戸市の駅。市中心部は本八戸駅周辺であり、八戸駅から5kmほど離れている。バスで向かうこともできるが1時間に1本程度なので、時間によっては改札を出ずに、JR八戸線で本八戸駅に行った方が早いこともある。
- 八幡平駅・松尾八幡平駅
- 八幡平駅は秋田県鹿角市、松尾八幡平駅は岩手県八幡平市にあるJR花輪線の駅。どちらも「八幡平」という山のふもとにはあるが、どちらも八幡平市の中心にはない。八幡平市役所の最寄りは松尾八幡平駅の隣の北森駅で、八幡平市で最も栄えているのは3つ隣の大更駅である。さらに八幡平山頂へのバスは盛岡駅・鹿角花輪駅・角館駅から出ており、両駅からのバスは無い。
- 花巻空港駅
- 岩手県花巻市にあるJR東北本線の駅。花巻空港の端っこまでは歩いて10分ほど。ただしターミナルが駅から空港を挟んで反対側にあるため、そこまで歩いていくと50分ほどかかる。花巻空港駅とターミナルを結ぶバスがあるものの、盛岡駅からの場合は直接花巻空港行きのバスに乗った方が早い。
- 松島駅
- 宮城県松島町にあるJR東北本線の駅。観光地・名勝の松島までは徒歩15分程度だが、JR仙石線の松島海岸駅の方が圧倒的に近い(駅を出てすぐ)。
- 湯沢駅
- 秋田県湯沢市にあるJR奥羽本線の駅。上越新幹線の停車駅である、新潟県湯沢町の越後湯沢駅と勘違いする乗客が稀におり、年に数回程度の報告例がある(参考
)。
- 蔵王駅
- 山形県山形市にあるJR奥羽本線の駅。蔵王温泉へのアクセス駅ではない(山形駅からバスが出ている)。さらに、蔵王キツネ村は宮城県であり、公共交通機関だけで行くのは少し難しく、宮城県の白石蔵王駅などの途中駅からレンタカーやタクシーなどを利用することが多い。これらはすべて山形県と宮城県にまたがる「蔵王山」が名前の由来であり、山の周辺には「蔵王」を冠する施設名が点在する。
- 伊達駅
- 福島県伊達市の駅。甲子園出場校として有名な聖光学院高校の最寄り駅だが、伊達市役所の最寄りは阿武隈急行の保原駅になり、徒歩1時間ほどの距離がある。旧伊達町にあったためこの駅名になった。なお、さすがに勘違いして降りる例はないと思われるが北海道伊達市の伊達紋別駅ではない。
関東
- 佐貫駅
- 茨城県龍ケ崎市にある関東鉄道竜ヶ崎線の駅。マザー牧場の最寄り駅であるJR内房線の佐貫町駅と間違える例が多かったが、2020年にJR常磐線の佐貫駅が「龍ケ崎市駅」に改称された。なお関東鉄道の駅名は佐貫駅のままで、そこから出る電車はより龍ケ崎市への中心部に近い「竜ヶ崎駅」に向かうことになる。
- 上今市駅
- 栃木県日光市にある東武日光線の駅。同市の市役所最寄駅、かつ乗換駅の下今市駅ではない。駅にも特急列車や鬼怒川方面へは次の駅で乗り換えるよう注意書きがある(参考
)。
- 小金井駅
- 栃木県下野市にあるJR宇都宮線の駅。東京都小金井市にある武蔵小金井駅・東小金井駅・新小金井駅、小平市の花小金井駅などとの区別がつきにくく、しかも東京駅や新宿駅では小金井駅を行き先として掲示する列車が多いため、誤って向かう人がいる。
- 藤岡駅・群馬藤岡駅
- 藤岡駅は栃木県栃木市にある東武日光線の駅。群馬藤岡駅は群馬県藤岡市にあるJR八高線の駅。間違えた場合、埼玉県の大宮まで戻ることになる(距離は遠回りだが時間的には一番早い)。
- 佐野市駅
- 栃木県佐野市にある東武佐野線の駅。市中心部へは佐野駅の方が近く、当駅からだと徒歩40分ほどかかる。
- 赤城駅
- 群馬県みどり市にある東武桐生線などの駅。赤城山へのアクセス駅ではない。かつては東武鉄道が赤城山の観光開発のため、この駅を「新大間々駅」から「赤城駅」に改称させて路線バス・ケーブルカーでアクセスルートを作ったという経緯があるが、現在は赤城山へのルートは前橋駅からの利用が主になっている。
- 富士山下駅
- 群馬県桐生市にある上毛電気鉄道の駅。「ふじやました」と読み、桐生市の標高160mの山「富士山」の下にあることからこの駅名になった。外国人、特に中国人観光客が「富士山(ふじさん)」と誤って向かってしまうことが多い。上毛電気鉄道側が注意喚起をしているが、逆手にとって160mの富士山登頂記念認定証を発行するイベントを行ったりしている。また、Googleの検索アプリのCM
の題材にもなった。
- 西武秩父駅・秩父駅
- 埼玉県秩父市の駅。秩父鉄道での西武秩父駅の最寄りは御花畑駅なので、その手前の秩父駅で降りると15分歩くことになる。
- 小川町駅
- 埼玉県小川町(東武東上線)と東京都千代田区(都営地下鉄新宿線)に同名の駅がある。「小川町」はそこまでメジャーな地名ではないためイメージが湧きにくく、車窓が田園風景であっても気づかずに埼玉まで向かってしまう人がいる(参考
)。東武では小川町を行き先として掲示する列車が多く、地域によっては埼玉の小川町の方がメジャーだったりする。
- ふじみ野駅
- 埼玉県富士見市にある東武東上線の駅。ふじみ野市には無いが、市境が近い。「ふじみの市役所に行きたい」と声に出して言われると、どの駅に行けばいいのかよくわからなくなる。富士見の市役所の最寄りは隣の鶴瀬駅だが、当駅からもバスが出ている。ふじみ野市役所への最寄りは隣の上福岡駅。
- 朝霞駅 朝霞台・北朝霞駅
- 埼玉県朝霞市にある東武東上線及びJR武蔵野線の駅。おそらく埼玉一、駅を間違いが多い駅である。
東武東上線とJRを結ぶ交通の要所の一つ。利用者数は県庁所在地をのぞくとトップである。しかし乗り換えの駅は、市の名前を使用している朝霞駅のがそれっぽいが、
実際は朝霞駅ではなく朝霞台駅が東上線とJRの乗り換え駅である。間違える人があまりにも多いのか、ホームと乗り場を繋ぐ階段には一面に「乗り換えは朝霞駅ではなく朝霞台!」と書かれているほどでである。駅員さんの苦労が慮られる - 行田駅
- 埼玉県行田市にあるJR高崎線の駅。行田市の端にあり、同市の中心部に近いのは秩父鉄道の行田市駅である。隣の吹上駅からであれば行田市中心部方面のバスがあるが、行田駅前からはバスは無い。徒歩だと1時間以上かかるので、熊谷駅で乗り換えることになる。
- 浦和駅・中浦和駅・武蔵浦和駅
- さいたま市内の駅。「浦和」と名前の付く駅はとても多く、上記にないものでは「東浦和」「西浦和」「北浦和」「南浦和」「浦和美園」がある。
- 南栗橋駅
- 埼玉県久喜市にある東武日光線の駅。JRと乗り換えできる栗橋駅とは日光線で結ばれているものの、徒歩であれば40分ほどかかる距離。当駅で折り返す列車が多いため、行き先としての知名度は高い。それゆえに誤って降りる人が多いようで、駅構内にはいたるところに張り紙がある(参考
)。
- 平和台駅
- 千葉県流山市にある流鉄の駅。東京メトロ有楽町線・副都心線の平和台駅ではない。この平和台駅はこぢんまりとしたローカル駅である。
- 成田駅
- 千葉県成田市の駅。成田駅自体も成田山新勝寺を目的に下車駅となるケースも少なくないが、成田空港駅の2つ手前で、誤って降りてしまう人が多い(参考
)。
- 習志野駅・北習志野駅
- 千葉県船橋市の駅。習志野市にはない。習志野市の中心部は津田沼駅であり、習志野駅・北習志野駅とは新京成電鉄で結ばれている。習志野は、本来は船橋市・習志野市・八千代市にまたがる地域の名称で、習志野駅のあたりが本来の習志野に近い。
- 幕張駅・京成幕張駅・幕張本郷駅・京成幕張本郷駅
- 千葉市の駅。幕張メッセへの最寄り駅ではない(最寄りは海浜幕張駅)。ただし幕張本郷駅・京成幕張本郷駅は幕張メッセ方面へのバスがかなりの本数出ているので、勘違いしてもなんとかなりやすい。また、イベント開催時のJR京葉線の混雑回避のために意図してこれらの駅を使う人もいる。
また、幕張駅と幕張本郷駅の方も間違えやすく、駅構内には多くの注意書きがある。 - 下総中山駅・京成中山駅・原木中山駅・中山駅
- 前者3つは千葉県船橋市の駅。船橋市にある中山競馬場の最寄りは、JR武蔵野線の船橋法典駅。京成線内なら京成中山駅より東中山駅のほうが臨時の直通バスもあり無難。なお、中山駅は横浜市の駅で全く場所が異なる。
- 亀戸水神駅
- 東京都江東区にある東武亀戸線の駅。初詣や受験シーズンに人が集まる亀戸天神社の最寄りではない。亀戸水神社も小さい神社であるが実在しており、亀戸水神駅はそちらの最寄りである。亀戸天神の最寄りは錦糸町駅か亀戸駅。
- 浅草橋駅
- 東京都台東区にあるJR総武線などの駅。浅草駅ではない。都営地下鉄浅草線で2駅隣に向かえばなんとかなる。
- 市川駅・市ヶ谷駅・市が尾駅
- 市川駅は千葉県市川市の駅で、市ヶ谷駅は東京都の千代田区・新宿区にまたがる駅。両方ともJR総武線の各駅停車が停まるため、勘違いが起こりやすい。ちなみに市が尾駅は東急田園都市線なので、半蔵門線との乗換駅、特に錦糸町駅では誤認注意。
- 浅草駅
- 多くの路線が乗り入れるターミナル駅にして人気観光地の最寄りの駅。しかし、つくばエクスプレスの浅草駅だけは浅草の西側にあり、他の浅草駅からは徒歩10分ほど離れている。浅草観光をする際にはどちらの駅も使えるし、両駅の乗り換えもできないことはないが、田原町駅や秋葉原駅を乗換駅として使ったほうが早い場合もある(つくば⇔浅草橋など)。
- 上野駅・京成上野駅・上野広小路駅・上野御徒町駅・御徒町駅・仲御徒町駅・新御徒町駅
- 東京の駅。住所表記上の「上野」「東上野」の南側が御徒町の範囲になっているので、御徒町駅のあたりでも「松坂屋上野店」「TOHOシネマズ上野」など、上野を冠する施設が多い。また、上野広小路駅は上野駅エリアではなく、御徒町エリアに位置する。新御徒町駅は御徒町エリアよりさらに東側の地域になる。
- 霞ケ関駅
- 東京都千代田区の駅。財務省や外務省などがある官庁街。有名な場所であるため、霞ヶ関駅(埼玉県・東武東上線)といきなり勘違いされるケースはさほど無いが、「東京国際大学の最寄り駅」と聞くと勘違いする人も出てくる可能性がある。東京国際大学の最寄りは埼玉県の霞ヶ関駅。
- 神田駅
- 東京都千代田区の駅。神田明神の最寄りはJR中央線に乗って1つ隣の御茶ノ水駅である。初詣の客が増える正月には臨時の注意書きが出されることがある(参考
)。
- 御茶ノ水駅
- 東京都千代田区の駅。お茶の水女子大学はない。その代わり、東京医科歯科大学や明治大学、順天堂大学、日本大学医・歯学部、デジタルハリウッド大学がある。お茶の水女子大学の最寄り駅は茗荷谷駅か護国寺駅。
- 浜松町駅・浜町駅
- どちらも東京の駅。間違えたら大門駅との間を馬喰横山駅か森下駅を経由して移動することになる。
- 青海駅・青梅駅
- どちらも東京都内の駅。両方とも字が似ており、誤記や見間違いが多いため、勘違いが起こりやすい。詳しくは「青海青梅問題」を参照。なお、青海駅(おうみ)は新潟県にもあるが、そちらと間違えることは博多駅に向かおうとして富山県福岡駅に向かったり、群馬県の草津温泉に向かおうとして滋賀県の草津に向かうような訪日観光客を除けばないだろう。ただし、同じ新潟県には青海川駅(おうみがわ)があり、直江津駅を挟んで65kmも離れているので注意が必要かもしれない。
- 赤羽駅・赤羽橋駅
- どちらも東京の駅。赤羽駅が有名だが赤羽橋駅も東京タワーの観光に使える駅なので、初見だと間違えやすい。間違えると移動に40分ほどかかる。地名の由来はどちらも赤い土を指す「赤埴(あかはに)」とされる。
- 千駄ヶ谷駅・千駄木駅
- 千駄ヶ谷駅は渋谷区にある国立競技場近くの駅で、千駄木駅は文京区にある東京メトロ千代田線の駅。間違えたら御茶ノ水駅・新御茶ノ水駅を利用した乗り換えで行くことができる。「千駄」は関東地方に多い地名で、「狭い」「たくさん」などが由来とされている。
- 新高島平駅・新高島駅
- 新高島平駅は東京都板橋区高島平にある都営三田線の駅で、新高島駅は神奈川県横浜市西区にあるみなとみらい線の駅。武蔵小杉駅1回で乗換が済む場合もあるが、1文字のあるなしだけで50km近く違い、お互いの駅を行き来するには1時間40分近くかかる。みなとみらい地区にあるライブハウス「KT Zepp Yokohama」でのライブのため新高島駅に集合することになっていたアイドルグループのメンバー1名が誤って「新高島平駅」に行ってしまい、あえなく出演中止となってしまったというニュースがある。
- 綾瀬駅
- 東京都足立区の駅。神奈川県綾瀬市ではない。ちなみに綾瀬市に鉄道の駅はない。
- 小台停留場・足立小台駅
- 東京都の駅。日暮里・舎人ライナーの足立小台駅は足立区小台にあるが、都電荒川線の小台停留場は荒川区西尾久にある。歩いて15分ほどで乗り換え可能だが、両路線の乗り換えは熊野前駅が最寄となる。
- 田端駅・蒲田駅
- 田端駅は東京都北区、蒲田駅は東京都大田区の駅。両方とも京浜東北線が通っており、聞き間違えて降りてしまう人がいる。
- 大塚駅・新大塚駅
- 文京区大塚に近いのは新大塚駅。大塚駅があるのは豊島区南大塚で、文京区大塚の北にある。文京区大塚に行く場合は護国寺駅や茗荷谷駅が近いケースもある。大田区の雪が谷大塚駅でもないので注意。
ちなみに大塚駅と新大塚駅は歩いて10分程の距離なので、間違って来ても周辺地図を見れば戻る事はる。 - 板橋駅・中板橋駅・板橋区役所前駅・板橋本町駅
- 東京都板橋区の駅。板橋駅はJR埼京線の駅で、この中では最も有名。板橋駅から中板橋駅に向かうには歩いて下板橋駅まで向かい、東武東上線に乗って2駅隣の駅で降りる。板橋区役所前や板橋本町方面へは、新板橋駅まで歩いて都営地下鉄三田線に乗る。他にも「上板橋駅」がある。さすがに箱根板橋駅と間違える人はいないと思われる。
- 練馬駅・東武練馬駅
- 練馬駅は練馬区、東武練馬駅は板橋区にあり、徒歩で50分以上かかる。東武練馬駅から少し歩くと練馬北町車庫があるので、そこからバスに乗ると練馬駅まで行ける。地理に自信が無ければいったん池袋駅まで戻ることをおすすめする。
- 千川駅・仙川駅
- どちらも東京都内の駅。千川(せんかわ)駅は豊島区にある東京メトロの駅で、仙川(せんがわ)駅は調布市にある京王線の駅。鉄道で乗り換えても40分ほどかかるので注意が必要。
- 都電雑司ヶ谷停留場・雑司が谷駅
- 東京都豊島区にある都電荒川線の駅。地下鉄副都心線の雑司が谷駅との乗り換えは、隣の鬼子母神前停留場の方が圧倒的に近い。ただ都電雑司ヶ谷停留場で降りても、雑司が谷駅までは歩いて5分位なのでなんとかなる。ただ、副都心線が開通する前は「雑司ヶ谷」だった為、年配者の中には勘違いする人もいる。
- 新宿駅・新宿西口駅・西新宿駅・西武新宿駅
- 新宿西口駅は都営大江戸線の、西新宿駅は東京メトロ丸ノ内線の、西武新宿駅は西武新宿線の駅である。東京の新宿駅は構造が複雑で「ダンジョン」として知られる。あまりにも複雑・巨大すぎるため、別の駅で乗り換えた方が早い例がある(例:東京メトロ丸ノ内線と都営新宿線などは新宿三丁目駅乗り換えの方が早い)。
また、新宿駅西口と新宿西口駅は異なる。「新宿西口駅の前~♪」のヨドバシカメラは新宿西口駅の前にはない。あれは「新宿(駅の)西口♪ 駅の前~♪」という意味である。
西新宿駅は新宿の少し西にある丸ノ内線の駅で、かの有名な赤文字LOVEオブジェクトがある新宿アイランドタワーと新宿警察署裏交差点はこちらが最寄り駅で新宿駅からだと少し遠い。 - あと西武新宿駅を西部新宿駅と勘違いし新宿駅の西側を必死に探す地方民が稀にみられるが、「西武線」の新宿駅という意味であって「西」要素はない。それどころか駅の場所は新宿駅の東口を出て10分弱北に行った場所にあるため「西」を頼りに探すと一生たどり着くことはできないと思われる。なお同様の問題が西武池袋駅でも起きているらしい。不思議な不思議な池袋♪東が西武で西、東武♪
- 代々木公園駅
- 代々木公園駅は東京メトロ千代田線の駅。地上に出てすぐ裏が代々木公園なのでモノノフの聖地代々木公園の最寄り駅には違いない…のだが、出る場所は左下の隅っこでありメインである右下区画からはだいぶ遠いため事実上最寄り駅は右隣の原宿駅(明治神宮前駅)である。
- 代々木駅
- JR/都営大江戸線代々木駅は東京都渋谷区の北端にある駅。東京オリンピック2020のハンドボール競技会場にもなっている国立代々木競技場(代々木体育館)は代々木を冠しているが最寄り駅は原宿駅であり、かつ渋谷駅方面に位置するため代々木から歩いて行く場合は明治神宮を通って原宿まで戻ってくる必要がある。
- また代々木ゼミナールの本部は若干ではあるが新宿駅の方が近い。
- なお外国人あるあるネタの「代々木と佐々木が似てる」に関していうと、実は新潟空港の近くに白新線の「佐々木駅」が存在する。しかし検索すればまず間違えるとは思えないのと検索エンジンによっては「もしかして:代々木駅」というサジェストが提示されるのであまり問題はないと思われる。
- 五反田駅・五反野駅
- どちらも東京都にある駅。人形町駅や東銀座駅で誤認が発生しやすく、五反田駅は品川区、五反野駅は足立区とほぼ真逆の場所に位置する。特に五反野駅の最寄にはコスプレスタジオ
があり、スタジオを利用するコスプレイヤーが五反野駅と間違えて五反田駅で降りてしまった例が見受けられる。
- 学芸大学駅・都立大学駅
- 東京都目黒区にある東急東横線の駅。昔は東京学芸大学・東京都立大学が近くにあったのだが、今はない。大学入試会場として向かう際に注意を要する。
- 目黒駅・中目黒駅
- 東京都の駅。目黒駅は品川区にあり、両駅は徒歩20分ほど離れている。都営バスか、恵比寿駅を使った鉄道乗り継ぎで相互にアクセスが可能。
- 東大前駅・駒場東大前駅
- 東京都内の駅。どちらにも東京大学があるものの、キャンパスが違うので注意を要する。有名な赤門がある本郷キャンパスは東京メトロ南北線の東大前駅で、1年生・2年生が多い駒場キャンパスは京王井の頭線の駒場東大前駅。なお、本郷キャンパスの場合、場所によっては本郷三丁目駅や根津駅の方が近いことも多い。
- 品川駅・北品川駅
- 東京都の駅。品川駅は東海道新幹線も利用できる東京の南のターミナル。北品川駅は品川駅から京急本線で1駅ほど南に行くとある駅。実は住所的には北品川駅の方が正確で、品川駅が品川区ではなく港区にあるのでこんな矛盾が生じている。しかし現在では品川駅が駅として重要になりすぎた為、単に「品川」と言うと品川駅を指してしまうこともあるので注意。品川区の中心部に近いのは大井町駅など。上記の目黒駅と違って間違えても1駅だけの違いで済むのが救い。
- 戸越駅・戸越銀座駅・戸越公園駅
- 品川区の駅。この中では戸越公園駅が最も離れている。戸越公園駅は後述する荏原中延駅の方が若干近い。
- 荏原中延駅・中延駅・荏原町駅
- 品川区の駅。中延スキップロードの北側に荏原中延駅、南側に中延駅がある。荏原町駅は前述の2駅より隣駅の旗の台駅の方が近く、旗の台の由来となった旗岡八幡神社は荏原町駅が最寄り。
- 洗足駅・北千束駅・洗足池駅
- 「洗足」「千束」ともに「せんぞく」と読む。目黒区の洗足駅の南に、大田区にある北千束駅がある。洗足池の最寄りは名前の通り洗足池駅だが、ここから洗足図書館などがある目黒の洗足地区に行くのはかなり距離がある。
- なお、「千束」というとより有名な台東区浅草の千束(旧吉原)があるが、こちらは23区でも反対側に位置し、日比谷線入谷駅が最寄りとなる(日比谷線三ノ輪駅・TX浅草駅も近いがそこそこ歩く)。
- 大岡山駅・上大岡駅
- 大岡山駅は東京都大田区にある東急の駅。上大岡駅は神奈川県港南区にある京急の駅。どちらも大きな駅であるため名前を耳にすることが多く、間違える人も多い。
- 整備場駅・新整備場駅
- 羽田空港にある東京モノレールの駅。JALスカイミュージアムや飛行機の機体見学は新整備場駅が最寄りだが、整備場駅と誤って降りる人が多い。同じ空港の敷地内だが、整備場駅と新整備場駅の間は徒歩1時間ほど離れている。
- 雪が谷大塚駅・祖師ヶ谷大蔵駅
- 雪が谷大塚駅は大田区にある東急の駅。祖師ヶ谷大蔵駅は世田谷区にある小田急の駅。「ゆきがやおおつか」「そしがやおおくら」という響きが似ているため、空耳して勘違いする人が多いようだ(参考
)。
- 調布駅・田園調布駅
- どちらも東京都にある駅。高級住宅街の方は大田区にある東急東横線の田園調布で、都市として人が多く行き来している方は調布市にある京王線の調布。
- 下丸子駅・新丸子駅
- 多摩川の北側である東京都大田区に下丸子駅、南側である神奈川県川崎市に新丸子駅がある。かつて多摩川は頻繁に流路を変えていたが、現在は直線的な流れになり、「丸子」も分断されている。多摩川駅で乗り換えればなんとかなるが、下記のように多摩川駅にも罠があるので注意。
- 多摩川駅・和泉多摩川駅・京王多摩川駅
- それぞれ東京都内の東急・小田急・京王の駅。共通点は「多摩川沿い」であることだけで、それぞれ大田区・狛江市・調布市にある。また、字は違うが二子玉川駅も別の場所である。
- 駒込駅・馬込駅
- 駒込駅は東京都豊島区の駅、馬込駅は東京都大田区の駅。駒込駅は山手線・東京メトロ南北線、馬込駅は都営浅草線の駅で、移動は五反田駅での乗り換えが一番楽で、40分ほどかかる。
- 本八幡駅・八幡山駅
- 本八幡駅は千葉県市川市の駅、八幡山駅は東京都杉並区の駅。本八幡がある都営新宿線と八幡山がある京王線の直通列車があるため、勘違いする人がいる。
- 武蔵野台駅
- 東京都府中市にある京王線の駅。府中市には「武蔵台」という地名があるが、武蔵野台駅から5km弱離れている。武蔵台の最寄は西国分寺駅か北府中駅。
- 多磨駅
- 東京都府中市にある西武多摩川線の駅。多摩市には無く、同市の中心部は多摩センター駅や永山駅の辺りになる。よく見ると「磨」と「摩」で字が違う。
- 多磨霊園駅
- 東京都府中市にある京王線の駅。多磨霊園までは徒歩20分ほど。多磨霊園駅から霊園を経由するバスもあり、それに乗れば霊園の奥の方にも行けるが、上記の多磨駅で降りた方が近いケースもある(徒歩5分)。
- 立川駅・西武立川駅
- 東京都立川市にある駅。西武立川駅は立川市の北西の外れにあり、中心部に近いのはJR立川駅。徒歩だと1時間以上かかるので、間違えたら拝島駅で乗り換えることになる。
- 川崎駅・京急川崎駅・新川崎駅・浜川崎駅
- 神奈川県川崎市の駅。乗り換えできそうに聞こえる駅名だが、徒歩で乗り換えできる一般的な距離なのは川崎駅と京急川崎駅のみ。新川崎駅と川崎駅は距離が3kmほど離れており、近くの鹿島田駅から南武線に乗れば川崎駅まで行ける。浜川崎駅から川崎駅は2km程度で、路線バスが最も早いと思われる。
- 読売ランド前駅
- 神奈川県川崎市にある小田急小田原線の駅。よみうりランドまで徒歩30分という「前」を名乗るにしてはなかなかの距離。バスを使えば20分ほどだが、東京都稲城市にある京王相模原線の京王よみうりランド駅から、スカイシャトルというゴンドラも出ている。バスの渋滞などを勘案するとこちらの方が便利という声もある。公式案内でも京王線利用の方が若干早い(参考
)。
- 横浜駅
- 神奈川県横浜市のターミナル駅。ただし、中華街などの主要観光地や、神奈川県庁や横浜市役所などの施設はこの駅の近辺にはない。新幹線とJR横浜線を使って新横浜駅から横浜駅に来た場合、JRの駅の外に出ずに桜木町駅や関内駅、石川町駅まで向かうと、料金を余分に支払わなくて済む(横浜市内区間であるため)。
- 横須賀駅
- JR横須賀線の神奈川県横須賀市にある駅。横須賀市への中心部へは、京急の横須賀中央駅が最寄りで、徒歩で20分ほどかかる。中心部へ向かうバスがあるため勘違いしても何とかなる。
- 浦賀駅
- 京急本線の終着駅。浦賀はペリー来航の地として有名だが、ペリー記念館やペリー上陸記念碑などペリー関連のスポットのほとんどは浦賀駅ではなく、JR久里浜駅もしくは京急久里浜駅が最寄りとなる。
- 相模原駅・小田急相模原駅
- 神奈川県相模原市の駅。相模原駅は市の北側、小田急相模原駅は市の南側にあり、9kmほど離れている。間違えた場合は町田駅まで行って乗り換える必要がある。なお相模原市役所の最寄りは相模原駅だが、相模原市の商業的な中心地は橋本駅になる。
- 厚木駅
- 小田急小田原線・JR相模線の神奈川県海老名市の駅。厚木市の本厚木駅から相模川をはさんだ反対側の住宅地にあり、俗称として「偽厚木」と呼ばれている。
ただし相模線と小田急線との乗り換えについては、隣の海老名駅よりも乗り換え距離が短い。そのため、乗っている列車種別によっては逆にここで降りた方が便利になることもある。 - 足柄駅
- 神奈川県と静岡県に同名の駅名がある。徒歩での乗り換えはできないことはないが、6時間以上かかるため困難。間違えたら松田駅・新松田駅で小田急線と御殿場線を乗り継ぐことになる。名前の由来は両県にまたがる足柄山から。ちなみに足柄峠への神奈川県側の最寄りは足柄駅ではなく山北駅(基本的に大雄山線の大雄山駅の隣にある関本バス停から地蔵堂行きのバスに乗車し、地蔵堂から歩いたほうが早い(地蔵堂から足柄峠までは徒歩1時間ほど。4・5・10・11月の土休日に限り1日2本足柄万葉公園行きバスがあり、それに乗車すると足柄峠まで直行可能)。神奈川県の足柄駅から大雄山駅へ行くには、小田原駅経由で大雄山線に乗るか、あるいは新松田駅から関本行きのバスに乗車することになる。なお、新松田駅から直接地蔵堂へ行くバスが1日数本設定されている)。
- 江ノ島駅・湘南江の島駅
- 前者は江ノ島電鉄線、後者は湘南モノレール江の島線の駅である。両者は近距離にある駅なのだが、実は江ノ島や新江ノ島水族館の最寄り駅は小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅である。江ノ島駅・湘南江の島駅からは追加で10分ほど歩かなければならない。普段小田急線を利用しない他地方からの観光客がよく間違える。
- 八王子みなみ野駅
- 東京都八王子市にあるJR横浜線の駅であるが、終点の八王子駅と間違える人が多い(横浜方面から八王子へ初めて向かう人が主に混乱する。改札やホーム上にも「ここは八王子駅ではありません」の注意書きあり)。八王子駅からは2駅離れているため歩くことは難しい。比較的新しい駅であるため、開業当時には「八王子へ向かう所要時間が1分増え、八王子までの睡眠時間が5分減った」というジョークが誕生したほど。
- みのり台駅・みどり台駅・みつわ台駅
- 全て千葉県内にある「み○○台駅」である。あまりにも紛らわしく、しかも全て遠く離れているという悪夢のようなトラップ。みのり台駅は松戸市の新京成電鉄の駅、みどり台駅は千葉市の京成電鉄の駅、みつわ台駅は千葉市の千葉都市モノレールの駅である。
- 八丁堀駅・越中島駅
- 八丁堀駅は東京都中央区にある駅で、越中島駅は江東区にある駅。この二駅はJR京葉線及び武蔵野線の隣同士の駅で、JRから東京メトロ日比谷線に乗り換えるには八丁堀駅で降りる必要があるが、間違えて隣の越中島駅で降りる人がいるらしく、越中島駅に注意を促す文章
が貼り出されている。「はっちょうぼり」「えっちゅうじま」が似ているということらしい。
- 八丁堀駅・八丁畷駅
- 同じく八丁堀駅つながりでもう一つ。八丁畷駅(はっちょうなわてー)は神奈川県川崎市にある南武線(南武支線)と京急本線の駅だが、両方とも見ての通り「八丁+なんかゴチャゴチャしてる漢字+駅」ということで間違える人がたまに現れる。千葉方面と横浜方面でまったく逆方向だが、東銀座駅経由で都営浅草線(直通京急本線)と東京メトロ日比谷線を乗り継ぐことでリカバリーできる。
- 田町駅・町田駅
- 田町駅は東京都港区にある駅で、町田駅は東京都町田市にある駅。両方とも字が同じであり、誤記や見間違いが多いため、勘違いが起こりやすい。
- ただし、町田駅は東京都町田市にある駅ではあるが、少し歩くと神奈川県相模原市になるため、町田駅は神奈川県(神奈川県町田市)の駅と覚えとくといいかもしれない。
間違えた場合は山手線・小田急線と乗り継ぐか、京浜東北線・横浜線と乗り継ぐかで行くことが可能。
中部
- 福岡駅
- 富山県高岡市にあるあいの風とやま鉄道の駅。福岡県福岡市ではないが、外国人観光客が誤って向かう例がある(参考
)。
- 岐阜羽島駅
- 岐阜県羽島市にあるJR東海道新幹線の駅。岐阜駅に近いように感じるかもしれないが、JR東海道新幹線の場合は名古屋駅で降りて東海道線で向かった方が早い。岐阜羽島駅と岐阜駅の間は名鉄で移動が可能だが、時間がかかるうえ、岐阜羽島駅にはこだま・ひかりしか停まらない。
- 白川口駅
- 美濃地方の岐阜県白川町にあるJR高山本線の駅。世界遺産の白川郷は飛騨地方の岐阜県白川村にあり、最寄り駅ではない(アクセスは高速バス・路線バスが一般的)。
- 柚木駅
- 静岡県内に同名の名前の2つの駅があるが、それぞれ静岡市(静岡鉄道)と富士市(JR身延線)にある。近すぎることはないが、遠すぎることもないため、用がある場合はどこの柚木駅か言わないと間違える可能性がある。
- 浜松駅
- 静岡県浜松市の中心駅。東京の浜松町駅とよく勘違いされる。全く違う場所であるのだが、両駅とも大きなイベントを開ける規模の市街地が周辺に広がっているため、場所を聞いた時点で勘違いして向かってしまった例が複数みられる(参考
)。
- 岡崎駅
- 愛知県岡崎市にあるJR東海道本線の駅。岡崎市の中心部は名鉄の東岡崎駅周辺であり、岡崎駅からバスを使ってもそこまでは30分ほどかかる。
- 三河安城駅
- JR東海道新幹線・東海道本線の駅。安城市の中心部に近いのは安城駅である。東海道新幹線はこだま、東海道線は普通列車しか停まらないため、関西方面から来た場合は名古屋駅で降りて東海道線の快速列車に乗った方が市中心部に向かうには早い。
- 徳重駅
- 名古屋市緑区にある地下鉄桜通線の終着駅。徳重・名古屋芸大駅が名鉄犬山線にあるため勘違いされることがある。(しかも2005年1月まではこちらが「徳重駅」だった。)
間違えた場合1時間ほどかけて名古屋を縦断することになる。 - 大須観音駅
- 名古屋最大のアーケード商店街がある大須の最寄り駅の1つ。ただし、電気街・オタク街の大須を期待して降りると、駅前の浅草のような雰囲気に戸惑うことになる。オタク街は大須の東側にあり上前津駅が最寄り。西側にある大須観音駅からは徒歩10分ほど離れている。
- 日比野駅
- どちらも愛知県の駅。名古屋市にある地下鉄の日比野駅は国際会議場の最寄り駅であるため遠方からの客も多い。しかし、愛西市にも名鉄の日比野駅がある。両駅の間の移動は須ヶ口駅と金山駅乗り換えで45分ほどかかる。
- 春日井駅
- 愛知県春日井市の駅。JR中央本線と名鉄小牧線に同名の駅があり、5kmほど離れている。名前は名鉄側が先に「春日井」とつけたものの、春日井市の中心部に近いのはJRの駅の方である。
- 丸ノ内駅
- 愛知県清須市にある名鉄名古屋本線の駅。名古屋市の地下鉄駅である丸の内駅ではない。日本の城における曲輪の内側を「丸の内」と呼ぶため、全国にこの地名が点在する。今回はそれぞれ名古屋城と清洲城の丸の内にあたる。
- 清洲駅・新清洲駅
- 愛知県にあるJR東海道本線・名鉄名古屋本線の駅。清洲城の最寄り駅ではあるが、清須市役所はJRの枇杷島駅や名鉄の須ヶ口駅が近い。なお、新清洲駅は清須市にあるが、清洲駅はギリギリ稲沢市にある。
- 蟹江駅・近鉄蟹江駅
- 愛知県蟹江町にあるJR東海道本線・近鉄名古屋線の駅。名古屋駅や八田駅、弥富駅のように近接しておらず、徒歩15~20分ほどかかる。
近畿
- 朝日駅・伊勢朝日駅、四日市駅・近鉄四日市駅
- JR関西本線・近鉄名古屋線の駅。先ほどの蟹江駅と同じような関係であり、どちらも徒歩13~15分ほどかかる。市街地の中心に近いのは近鉄四日市駅で、三重県北部民の言う四日市駅はこちらを指すことが多い(JRは「JR四日市」と呼ぶ)。関西本線と近鉄線の乗り換えには駅舎が同じ桑名駅や、近接している富田駅を使うのがよい。
- 京セラ前駅
- 滋賀県東近江市にある近江鉄道水口・蒲生野線の駅。駅名の由来は近くにある京セラの工場から。京セラドーム大阪があると勘違いして向かう人が複数名出ているが、京セラドーム大阪は大阪市にある(最寄り駅は大阪メトロ[地下鉄]長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」または阪神電鉄なんば線「ドーム前」、JR大阪環状線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線「大正」)。
- 草津駅
- 滋賀県草津市の駅。群馬県の草津温泉ではないが、間違えて向かってしまう人がいる(参考
)。昔は草津温泉という銭湯も草津市にあった。
- 鞍馬口駅
- 京都市営地下鉄烏丸線の駅。京の七口の1つ、「鞍馬口」という安土桃山時代から続く由緒正しい地名・通り名が由来。鞍馬山に続く鞍馬街道とつながる、かつての京の出入口ということであって、鞍馬山や鞍馬寺への最寄りではない。鞍馬山への最寄りは叡山電鉄の鞍馬駅。
- 北大路駅・今出川駅・丸太町駅・四条駅・五条駅・西大路駅・京都河原町駅など
- 「四条」「五条」など、京都の駅は東西(または南北)に長い通りの名前を駅名に採用しているケースが多いため、例えば「四条のどのあたりか」を把握していないと最寄り駅と勘違いする場合もある。例えば「西大路五条」の最寄り駅は西大路駅でもないし五条駅でもない(京都駅からであれば市バスを利用するか、丹波口駅から12分ほど歩く)。
- 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅
- 京都にある京福電気鉄道(嵐電)北野線の駅。もともとは等持院駅だったが、2020年に「立命館大学(略)」がつき、日本一長い駅名になった。鉄道では立命館大学に最も近い駅。しかし、嵐電の接続路線が少なく、市街地側のターミナル駅である北野白梅町駅からすぐ1駅目という関係で、通学に使っている学生は比較的少ない。京都駅から向かう場合は市バスやJRバスを使って直接大学に向かったり、円町駅まで行ってバス等に乗り換えて向かった方が便利である。
一方、バスの混雑回避のために「京都駅⇔太秦駅←(徒歩連絡)→撮影所前駅⇔等持院(略)駅」というルートでこの駅をあえて使う人もいる。ただしこちらは運賃がバスと比べ割高になる。 - 丹波口駅・丹波橋駅
- どちらも京都市の駅だがそれぞれ下京区(JR嵯峨野線)と伏見区(京阪線)にある。間違えても京都駅で乗り換え、近鉄丹波橋駅まで向かえばよいので比較的なんとかなる。さすがに丹波地方と間違えるケースはないと思われる。
- 伏見駅・伏見桃山駅
- 京都市伏見区にある駅。近鉄京都線の伏見駅は旧伏見市街地の北側、京阪線の伏見桃山駅は伏見の中心部にある。両駅の距離は徒歩20分ほど。伏見の中心に近い近鉄の駅は桃山御陵前駅である。
また、「伏見」という名前から伏見稲荷があると勘違いするケースがある。伏見稲荷は伏見の中でもかなり北東の外れにあり、JR奈良線の稲荷駅や京阪の伏見稲荷駅が最寄り。 - 中書島駅・中之島駅
- どちらも京阪電車の駅。中書島駅は京都市伏見区、中之島駅は大阪市北区にある。中之島行きの電車は多く、中書島も特急停車駅であるため勘違いしやすい。
- 近鉄宮津駅
- 宮津市の中心と勘違いされることがあるが、京田辺市にある近鉄京都線の駅。宮津市は京都府の北部にあり、「宮津駅」もある。単に近鉄宮津駅が「宮津駅」と案内される場合も多く、宮津市のイメージがないと勘違いして向かってしまう可能性もある。
- 高槻駅・高月駅
- 高槻駅は大阪府高槻市にあるJR京都線の駅。単体ではほとんど勘違いされることは無いのだが、滋賀県長浜市にJR北陸本線の「高月駅」があり、直通して高槻駅と高月駅の両方に止まる新快速列車もあるため、高月駅に行きたい乗客が「たかつきえき」と口頭で言うと高槻駅と誤解されてそちらへ案内される可能性がある。
- 富田駅・富田林駅
- 富田駅は大阪府高槻市にある阪急の駅。富田林駅は大阪府富田林市にある近鉄の駅。間違えると大阪府を南北に1時間半ほど移動することになる。
- 高井田駅
- 大阪府内に2つの同名の駅がある。東大阪市には大阪メトロ中央線の高井田駅、柏原市にはJR大和路線の高井田駅がある。なお、大阪メトロの高井田駅の直上にはJRおおさか東線の高井田中央駅がある。JRおおさか東線とJR大和路線との直通快速は高井田駅を通過し、高井田駅の真上にある高井田中央駅に停車する。
- 長瀬駅・JR長瀬駅
- 大阪府東大阪市の駅。長瀬駅は近鉄大阪線の駅、JR長瀬駅はJRおおさか東線の駅。両駅の間は徒歩10分ほどかかる。隣の俊徳道駅・JR俊徳道駅が隣接しており、そちらの方が圧倒的に乗換駅として便利である。近畿大学本部キャンパスの最寄り駅として案内されるのは近鉄の方。
- 堺駅・堺東駅・堺市駅
- 大阪府堺市の駅。市役所の最寄りは南海高野線の堺東駅で、ここが最も利用者が多い。南海線の堺駅が堺の旧市街地の中心部。JR阪和線の堺市駅は中心部の響きがある名前だが、かなり堺の外れの方にある。市名を冠する駅は『○○駅』がJRで『○○市駅』が私鉄という形で区別がされるケースが多いが、堺市に関しては逆である点にも注意が必要。
- 百舌鳥駅・なかもず駅・中百舌鳥駅
- 堺市の駅。百舌鳥(もず)駅はJR阪和線の駅。大阪メトロのなかもず駅はひらがなで表記されることが多い。両駅の行き来は徒歩20分程度で可能。大阪メトロのなかもず駅は南海・泉北高速鉄道の中百舌鳥(なかもず)駅と乗り換えができる。
- 我孫子道停留場・我孫子前駅・我孫子町駅・あびこ駅
- 大阪市住吉区の駅。西から上記の順に並んでおり、それぞれ阪堺・南海・JR・メトロの駅。我孫子道停留場とあびこ駅は徒歩30分ほど離れている。
- 帝塚山駅
- 大阪市住吉区にある南海高野線の駅。帝塚山学院小学校・中学校・高校の最寄り。帝塚山学園が運営する帝塚山小学校・中学校・高校・大学(学園前キャンパス)は、奈良市の近鉄奈良線にある学園前駅が最寄りになる。なお帝塚山大学の本部の最寄り駅は東生駒駅で、帝塚山学院大学の最寄りは大阪狭山市の金剛駅や堺市の泉ヶ丘駅。
どちらも名前のルーツは大阪の帝塚山である。もともと帝塚山学院が帝塚山に小学校・幼稚園・高等女学校を作っていた。1941年に創立25周年を記念し、帝塚山学院が奈良に学園都市を作る目的で法人の帝塚山学園を作った。しかしその後、帝塚山学院と帝塚山学園は別々の法人として活動したため、このような状態になった。現在でも両者の間に特に交流はない。 - 日本橋駅・近鉄日本橋駅
- 大阪市中央区の駅。読みは「にっぽんばし」。道頓堀にかかる日本橋には近い。しかし、日本橋地区は南北に長く、中央区と浪速区にまたがって1km以上広がっている。電気街やオタク街の日本橋はおおむね日本橋3丁目交差点より南。南海の難波駅が最も近く、場所によっては地下鉄の恵美須町駅からの方が近い。なお恵美須町駅は通天閣の最寄り駅でもある。
- 鶴見緑地駅
- 大阪市鶴見区にある大阪メトロ長堀鶴見緑地線の駅。鶴見緑地の最寄りで間違いない。
- しかし、「イオンモール鶴見緑地」は隣の横堤駅やさらに隣の今福鶴見駅が最寄である。
- 天満駅・天満橋駅
- 大阪市の駅。「天満」は「大阪天満宮」の周辺であることからつけられた地域名。JR大阪環状線の天満駅は天満の北側、京阪の天満橋駅は天満から大川を天満橋で渡った南側にある。徒歩だと30分ほどかかる。鉄道の場合は天満駅と地下鉄の扇町駅が近いので、扇町駅⇔南森町駅⇔天満橋駅というルートで移動することになる。
- 野田駅・野田阪神駅
- 大阪市福島区の駅。「JR大阪環状線の野田駅・大阪メトロ千日前線の玉川駅」が隣接しており、そこから北に徒歩8分ほどのところで「阪神電車の野田駅・千日前線の野田阪神駅・JR東西線の海老江駅」が隣接している。すべての駅が隣接しているわけではないので注意。JR大阪環状線と阪神の乗り換えについては、福島駅や大阪駅・大阪梅田駅を使った方が早い場合が多い。
- 福島駅・新福島駅
- 上記の野田の隣の駅。地図上ではJR大阪環状線の福島駅が北に少しだけ離れており、阪神電車の福島駅とJR東西線の福島駅が隣接している。そのため阪神線と東西線が乗り換えやすいように見える。しかし、実は両駅の乗り換えに一番適しているのは隣の大阪梅田駅・北新地駅か、野田駅・海老江駅。阪神福島駅に停まるのは区間急行・普通のみで、隣の駅の方が停まる種別が多い。
さすがに東北地方の福島駅と間違えて行った人はいないと思われる。 - 塚本駅・塚口駅
- 塚本駅は大阪市にあるJR神戸線の駅、塚口駅は兵庫県尼崎市にあるJR宝塚線の駅。両方とも尼崎駅の隣駅なので勘違いしやすい。また、塚口駅はJRの他に阪急神戸本線にも同名駅があり、両者は1.1km程度離れている。
- 尼崎駅
- JR神戸線・阪神電車が並行している大阪~神戸間には「西宮(両駅間徒歩15分)」「芦屋(徒歩13分)」「春日野道(10分)」など同名の駅が多いが、特にJR尼崎駅と阪神尼崎駅の間は距離があるため注意を要する(徒歩30分)。両駅の間にはバスがある。
- 伊丹駅
- 兵庫県伊丹市の駅。JR伊丹駅と阪急伊丹駅が別の位置にあるが、両者の距離は750m(徒歩10分)ほどなので上記の尼崎に比べればまだ近い方(バスもある)。市の中心部に近いのは阪急伊丹駅の方。また、伊丹空港(大阪国際空港)は猪名川を挟んだ反対側にあり、ターミナルまでは徒歩1時間。空港の最寄りは大阪モノレールの大阪空港駅である。伊丹市内から同駅へ鉄道アクセスするにはあまりにも遠回りなルートになるので、こちら側から伊丹空港へ行くなら素直にバスを利用しよう。
- 甲子園口駅
- 兵庫県西宮市にあるJR神戸線の駅。甲子園球場は駅前にない(JRでの最寄り駅という意味では間違っていない)。最寄りは阪神電鉄の甲子園駅で、こちらは全ての列車が停車する(甲子園口は普通のみ停車)。両駅の間にはバスがある。
- 甲陽園駅・甲東園駅
- 甲陽園駅は阪急甲陽線の駅、甲東園駅は阪急今津線の駅。徒歩45分ほど離れている。甲陽園や甲東園は高級住宅街であり、甲子園などと合わせて「西宮七園」と呼ばれている。
- 住吉駅
- 兵庫県神戸市にあるJR神戸線の駅。六甲ライナーとの接続駅である。阪神本線にある全く同じ名称の(阪神)住吉駅とさほど違わない距離に特急停車駅でより利便性の高い(阪神)御影駅があり、また、阪神と六甲ライナーの接続駅は(阪神)住吉駅からは1駅東の魚崎駅である、というようにやたらと阪神本線の駅との関係がややこしい(さらに御影駅は阪急にも同名駅がある)。大阪市住吉区や住吉大社、阪堺の住吉停留場とも無関係。
- 神戸駅
- 兵庫県神戸市の駅。ハーバーランドはこちらが最寄りだが、兵庫県庁や南京町は隣の元町駅が最寄りで、神戸市役所や商業的な中心地はさらに隣の三ノ宮駅が最寄りになる。
- 六甲駅・神鉄六甲駅・六甲ケーブル下駅
- 阪急神戸線六甲駅は神戸市灘区、六甲山の南側にあり神戸市街(三宮)寄りに、神戸電鉄有馬線神鉄六甲駅は神戸市北区、六甲山の北側にあり有馬温泉やJR宝塚線寄りにある。要するに電車がない状態で間違えて降りてしまうと直線距離でおよそ9km標高900m近い六甲山越えの乗換になる。
自動車(タクシー)の場合は地下を走る自動車専用有料道路を使えば20分ほどで到着できるが、徒歩の場合北側の(神鉄六甲駅への)登山道が整備されてないのでおよそ8時間以上のガチ登山/下山が要求される。十全な準備がないと最悪遭難して命を落としかねないのでおとなしく始発を待つかタクシーを使いましょう。
電車がある時間帯であれば三ノ宮まで出て市営地下鉄で谷上駅を経由するとおよそ50分で着くが大きく迂回する形になる。なお六甲山観光起点の六甲ケーブル下駅は阪急六甲駅から徒歩30分またはバスで10分強のプチ登山した場所にある。軽い乗換のつもりでいると違う意味で痛い目をみるので注意。 - 六甲山上駅・六甲山頂駅
- ともに神戸市灘区の六甲山の上にある駅で六甲山上(ろっこうさんじょう)駅は南側に、六甲山頂(ろっこうさんちょう)駅は北側に位置する。バスで約15分の距離かつ観光地が多いため間違えてもそこまで影響はでないが、前者は手前(三宮側)へ、後者は奥(有馬温泉側)へ接続するので帰る時に駅を間違えると上記の六甲駅レベルで取り返しのつかないことになる。
なおこの二つの駅をはかつてロープウェー(六甲有馬ロープウェー表六甲線)で結ばれていたが2004年に休止して以来不通となっている(架線や支柱は全て残っている) - 道場駅・神鉄道場駅
- 神戸市北区の駅。どちらも道場町に位置するが、JR宝塚線の道場駅は道場の山奥に位置している。神鉄道場駅は道場の中心部に近い。両駅の間は徒歩約45分ほど離れている。
- 網干駅
- 兵庫県姫路市にあるJR山陽本線の駅。網干の中心部に近いのは山陽電鉄の山陽網干駅の方で、徒歩40分ほどの距離。
- 竜野駅
- 兵庫県たつの市にあるJR山陽本線の駅。たつの市の中心部に近いのはJR姫新線の本竜野駅で、徒歩で1時間以上かかる。元々竜野駅はかつての市の中心地である龍野市域ではなく、隣接する揖保郡揖保川町の中心地に所在していた。
- 柏原駅
- JRで同じ駅名が近畿地方に3つある(滋賀県米原市のかしわばら/大阪府柏原市のかしわら/兵庫県丹波市のかいばら)ため、読み方に注意が必要。奈良県の橿原(かしはら)とも違う。
- 竹田駅・丹波竹田駅
- 竹田駅は兵庫県朝来市にあるJR播但線の駅。丹波竹田駅は兵庫県丹波市にあるJR福知山線の駅。竹田駅の最寄りである竹田城跡が有名になったのが原因で、誤って丹波竹田駅に向かう人が出ている。間違えると、京都府の福知山駅まで抜ける必要があり、特急を使っても1時間半かかる。場所も事業者も全然違うので京都市の竹田駅と間違えることはまず無いと思われるが、一応隣の県なので注意は必要か。
- 九条駅
- 京都市、大阪市、奈良県大和郡山市にそれぞれ九条駅が存在する。京都市営地下鉄烏丸線の九条駅は竹田駅から、大阪メトロ中央線・阪神なんば線の九条駅は長田駅・大阪難波駅からそれぞれ近鉄の列車が乗り入れる。そして奈良県の九条駅は近鉄橿原線にあるので、近鉄の路線図には3つの九条駅がある(近鉄の路線図
/Wikipedia「九条駅」の大変わかりやすい図1
/図2
)。
なお、京都の近鉄の東寺駅は九条通に面している。そのためか、東寺駅前に「九条近鉄前」というバス停がある。東寺駅・九条近鉄前バス停から地下鉄の九条駅までは徒歩10分ほどで、九条近鉄前バス停から近鉄九条駅までは徒歩8時間以上かかる。 - 和歌山駅・和歌山市駅
- それぞれJRと南海の駅。徒歩で40分程度の距離である。両駅の間はバス、またはJR紀勢本線の支線でアクセスが可能。
- 紀ノ川駅
- 和歌山市にある南海の駅。和歌山県内には紀の川市があるが、そちらの中心部はJR和歌山線の打田駅や粉河駅である。
- 紀伊有田駅
- 和歌山県にあるJR紀勢本線の駅、と聞くとみかんの産地として有名な県中部の有田市や有田郡の辺りを想像してしまいがちだが、この駅があるのは本州最南端の和歌山県東牟婁郡串本町。そもそも有田市や有田郡の読みは「ありだ」だが、この駅は「きいありた」である。有田市の中心駅は箕島駅、有田郡有田川町に所在し、かつて有田鉄道と接続していた駅は藤並駅。当駅とは特急を上手く使っても2時間半以上かかるほど距離が離れている。
- 長田駅・高速長田駅・新長田駅
- 「長田駅」は大阪府東大阪市に1駅、兵庫県神戸市長田区(以下「長田区」)に2駅存在する。また長田区内には他に「高速長田駅」と「新長田駅」も存在する。
- 大阪府東大阪市長田にある「長田駅」は、大阪メトロ中央線と近鉄けいはんな線の共同使用駅。
- 長田区長田天神町にある「長田駅」は、神戸電鉄有馬線の駅。通称「神鉄長田(しんてつながた)」。比較的北側(山手)に位置する。
- 長田区四番町にある「長田駅」は、神戸市営地下鉄西神・山手線の駅。副駅名は「長田神社前」。下記「高速長田駅」と乗換可能。上記「神鉄長田」とは乗り換え不可。
- 長田区北町にある「高速長田駅」は、阪神電鉄神戸高速線の駅。副駅名は神戸市営地下鉄長田駅と同じ「長田神社前」。
- 長田区松野通にある「新長田駅」は、JR神戸線と神戸市営地下鉄(西神・山手線、海岸線[夢かもめ])の駅。神戸市営地下鉄長田駅の1駅隣に位置する。鉄人28号モニュメントがあるのはこの駅。
- 餘部駅(あまるべえき、山陰本線)・余部駅(よべえき、姫新線)
- トレッスル橋で有名なのは餘部鉄橋ではなく余部鉄橋なのだが、余部鉄橋の近くにあるのは余部駅ではなくて餘部駅。しかも余部駅は姫路市余部区ではなく青山北。餘部駅は香美町香住区余部。これらはかつて兵庫県に余部村が3ヶ所あったのが原因。
中国・四国
- 伯耆大山駅
- 鳥取県米子市にあるJR山陰本線などの駅。その名の通り駅からは大山(伯耆大山)の遠景が見られるが、その大山へアクセスするのにはあまり向いていない。一応国道9号線沿いの伯耆大山駅北口バス停から大山方面行きのバスに乗れるが、踏切の位置の関係で歩行距離がやや長く、不便。一方で米子駅なら駅出口を出ればすぐにバスターミナルがある上、一般路線バスの他にもより観光向けのルートを通る大山るーぷバス(季節限定)が利用出来る場合もある。
- 八東駅
- 鳥取県八頭郡八頭町にある若桜鉄道の駅。旧・八東町の中心部にある駅は丹比駅、道の駅はっとうに近いのは近年新設された徳丸駅で、一方当駅の周辺には小集落がある程度。八東町の成立経緯を知っていないとかなり紛らわしい部類の例なのだが、町の規模が小さく「八東に用がある」という人が少ないからか、混乱する例は稀な模様。
- 岡山駅
- 岡山県岡山市の中心駅。日本人にはあまりにも聞き慣れた都市名だが、外国人が東京の「大岡山駅」と間違えて向かってしまいやすい状況にある(参考
)。大岡山駅には東京工業大学があるため、外国人研究者・留学生やその家族・知人が訪れるケースも多い。特に英語では長母音と短母音があまり区別されないため、「おおおかやま」と「おかやま」が同じように聞こえてしまうことも多いようだ。
- 球場前駅
- 岡山県倉敷市にある水島臨海鉄道の駅。プロ野球の試合が行われる倉敷マスカットスタジアムはJR山陽本線の中庄駅が最寄りで、球場前駅にあるのは1949年からの歴史がある倉敷市民球場。
- 新倉敷駅・新尾道駅・新岩国駅
- JR山陽新幹線の駅。停車する列車の本数が少なく、アクセスも比較的悪いため、隣の駅で降りて在来線に乗り換えた方が倉敷・尾道・岩国の中心部に早く着くケースが多い。
- 福山駅・徳山駅
- JR山陽新幹線が止まる駅。それぞれ広島県福山市、山口県周南市にある。一字だけの違いなので、うっかりしていると間違えることがある。上記の新倉敷駅等とは対照的にのぞみやさくらが停車することもあるが、その場合は停車駅の関係で実質的に広島を挟んで隣同士の関係となるのも紛らわしさを増している。
- 東広島駅
- 広島駅の隣となるJR山陽新幹線の駅。新幹線なので、隣とはいっても広島駅とは30km以上離れている。「東広島市」に位置する駅であるためこの駅名になったが、東広島市の中心地はJR山陽本線の西条駅になる。日中時間帯であれば東広島駅と西条駅を結ぶバスがある。
- 白島駅・新白島駅・白島停留場
- いずれも広島市中区の白島地区にある駅。白島駅は白島北町にあるアストラムラインの駅、新白島駅は西白島町にあるJR山陽本線及びアストラムラインの駅、白島停留場は東白島町にある広島電鉄白島線(9号線)の駅。それぞれ別の場所にあるので注意。特に広電の白島停留場は白島地区の南東の端にあり、逆に最も北にあるアストラムライン白島駅との距離は1kmほど。白島停留場に最も近いアストラムラインの駅は新白島駅よりさらに1つ南の城北駅である。
- 志和口駅
- 広島市安佐北区にあるJR芸備線の駅。「志和」は東広島市の地名で、実際距離的には最寄り駅の1つになる。ただし、両地域を結ぶバス路線が存在しない。自動車があれば志和口駅から志和までは10分かからないが、距離にして7kmである。公共交通機関を使う場合の最寄り駅はJR山陽本線の八本松駅。
- 玖波駅・玖珂駅
- 玖波駅は広島県大竹市にあるJR山陽本線の駅、玖珂駅は山口県岩国市にあるJR岩徳線の駅。両方とも岩国駅から行けてしまうため混乱しやすい。
- 新山口駅
- 山口市にあるJR山陽本線などの駅。山口市(そして山口県)の代表駅はあくまでJR山口線の山口駅なのだが、駅の規模も存在感もこちらの方が強い。新山口駅を名乗っている経緯については新山口駅の単語記事を参照。
- 宇部駅
- 山口県宇部市にあるJR山陽本線などの駅。宇部市の中心部に近いのは宇部新川駅であり、宇部駅からはJR宇部線で向かうことができる。
- 厚狭駅・厚東駅・厚保駅
- いずれも山口県南西部にある駅。一応山陽新幹線も停車する厚狭駅を中心に、山陽本線で東に3駅行くと厚東駅、美祢線で北に2駅行くと厚保駅がある。文字としての紛らわしさもさることながら、いずれも難読駅名である点にも気をつけたい。特に厚狭駅と厚保駅は読みも1音違いである。
- 萩駅
- 山口県萩市にあるJR山陰本線の駅。東萩駅の方が市街地に近く、かつて運行されていた特急いそかぜも東萩駅に停車していた。萩駅からも市街地行きのバスが少ないながら出ている。しかし、萩市の他地域にバスで行く場合、バスターミナルがある東萩駅の方が便利。
- 朝倉停留場・伊野停留場
- とさでんの電停。「朝倉駅前停留場・伊野駅前停留場」が別にあり、JRの朝倉駅や伊野駅はこちらが最寄り。ただ、降り間違えても数分で復帰可能。
九州・沖縄
- 門司駅・門司港駅
- 福岡県北九州市門司区の駅。名前が似ているが両駅は2駅分離れている。観光地として著名な門司港レトロや和布刈公園のほか、区役所など門司の中心部に近いのは門司港駅のほう。門司駅付近は地元住民からは大里地区と呼ばれており、門司港駅周辺とは別の市街地を形成している。なお、阪九フェリーなどが発着する新門司港は門司駅のほうが近く、船の時刻に合わせた送迎バスが駅前から運行されている。
- 志井駅
- 北九州市小倉南区の駅で、同名の駅が2つある。北九州モノレールの志井駅は郊外住宅街の都会的な駅だが、JR日田彦山線の志井駅は山あいの農村のローカル駅で、まるで別の場所になっている。2つの駅は徒歩30分程度離れており、志井車庫を発着するバス等を使っても20分程度かかる。なお、JR日田彦山線には志井公園駅も別にあるので注意。ちなみに志井公園駅と北九州モノレールの企救丘駅は徒歩3分ほどで乗り換えができる。
なお、城野駅もJRと北九州モノレールのそれぞれに2つあるので注意。ただしこちらは徒歩10分ほどの距離なのでまだ何とかなる。 - 千代県庁口駅
- 福岡県庁の南にある、福岡市地下鉄箱崎線の駅。ただし県庁への最寄りなのは議会棟だけであり、一般市民が利用する棟に近いのは隣駅の馬出九大病院前駅である。実際、県庁に行く人は馬出九大病院前駅で降りるよう車内アナウンスされる。
- 箱崎九大前駅
- 福岡市地下鉄箱崎線の駅。確かに駅付近に九州大学の建物があるにはあるが、2018年に全学部・大学院が他のキャンパスに移転してしまった。現在は総合研究博物館などの一部の建物が残るのみである。なお、現在の九州大学の本部の最寄りはJR筑肥線の九大学研都市駅で、そこからバスに乗る必要がある。
- 飯塚駅 ・ 新飯塚駅
- どちらも福岡県飯塚市にある福北ゆたか線の駅(新飯塚駅からは後藤寺線も分岐している)。嘉穂劇場などがある昔ながらの市街地は飯塚駅の方が近いが、1964年の市役所移転以降は新飯塚駅よりの地域が発展して、現在はこちらが市の代表駅扱いになっている。なお、飯塚駅からはかつて嘉穂町や山田市(どちらも現:嘉麻市)へ向かう上山田線が分岐していたが、現在は飯塚駅から嘉麻市へ向かう公共交通はない。桂川駅や新飯塚駅、下鴨生駅が嘉麻市へ向かうバスと鉄道の結節点となる。
- 田川後藤寺駅 ・田川伊田駅
- 福岡県田川市にあるJR・平成筑豊鉄道の駅。田川市は1943年に後藤寺町と伊田町が合併してできた都市だが、現在に至るまで両地域が別々の市街地として発展している(そして、市役所はその中間くらいに位置している)。さらに田川後藤寺駅も田川伊田駅も3路線が乗り入れるターミナル駅であり、田舎の割に路線網が複雑でわかりづらいので注意が必要。ちなみに、山本作兵衛の炭鉱記録画で有名な田川市石炭・歴史博物館は田川伊田駅から徒歩8分。
- 太刀洗駅
- 福岡県にある甘木鉄道の駅。零戦などの展示で有名な大刀洗平和記念館の最寄り駅で、大刀洗川のほとりにある。ただし、大刀洗町という町の名前が別にあるためややこしくなっている。太刀洗駅は大刀洗町の隣の筑前町にある。大刀洗町は人口が分散しているためどこが中心部とは言いにくいが、役場の最寄りは西鉄甘木線の大堰駅。
- うきは駅
- 福岡県うきは市にあるJR久大本線の駅。市名と同じ駅名を名のっているが、市の中心駅は1つ隣の筑後吉井駅である(また、筑後吉井駅周辺は白壁蔵通りの街並みとして著名な観光地になっている)。
旧国鉄時代のうきは駅は筑後千足(ちくごせんぞく)駅という名前だったが、JR九州継承後の1990年、旧浮羽町(うきはまち)に因んで現駅名に改称された。その後、2005年に浮羽町が隣の吉井町と合併し、現在のうきは市となった。 - 新鳥栖駅・新大牟田駅・新玉名駅
- JR九州新幹線の駅。別の駅で降りて在来線で向かった方が早いことが多い。新鳥栖駅の場合はJR九州新幹線とJR長崎本線の特急の乗り換えにも利用できるが、本州方面から来た場合は博多駅乗り換えの方がお得。
なお、新大牟田駅と大牟田駅、新玉名駅と玉名駅の間にはバスがある。こちらを利用すると玉名の場合は、新玉名駅+バス利用と在来線乗り換え利用が同じぐらいの時間で行ける場合がある。ただし大牟田の場合は新幹線駅からバスを使うより、JR鹿児島本線か西鉄で直接大牟田駅に行った方が早い。 - 東甘木駅・甘木駅
- 東甘木駅は福岡県大牟田市にある西鉄天神大牟田線の駅。福岡県朝倉市の甘木駅(甘木鉄道甘木線、西鉄甘木線)から30km以上南西に離れている。朝倉市と大牟田市の両方に甘木という地名があり(朝倉市のほうは2006年まで「甘木市」を名乗っていた)、「東甘木駅は甘木駅の東」というわけではないので注意が必要。余談だが、東甘木駅と甘木駅のどちらも周辺に「甘木公園」という同名の公園があり、それぞれ地元の人に愛されている桜の名所になっている。
- 上熊本駅・北熊本駅・南熊本駅・西熊本駅
- 上熊本駅は熊本駅の北にあるJR鹿児島本線・熊本電鉄・熊本市電の駅。北熊本駅は熊本駅の北にある熊本電鉄のみの駅。南熊本駅は、熊本駅の東にあるJR豊肥本線の駅。西熊本駅は、熊本駅の南にあるJR鹿児島本線の駅。熊本城や熊本桜町バスターミナルのある繁華街を基準に考えればそこまでややこしくないものの、熊本駅自体が市街地の西はずれに位置しているため、そこを基準に考えるとどれがどれかわからなくなる。
- 阿蘇駅
- JR豊肥本線の駅。阿蘇市役所や阿蘇神社への最寄り駅は、2駅隣の宮地駅である。多くのバスが発着する阿蘇山への玄関口であるためこの駅名となった。
- 肥後田浦駅
- 熊本県芦北町にある肥薩おれんじ鉄道の駅。田浦地区の南にある小田浦にあり、かつては田浦地区の最寄り駅だった。しかし、より田浦地区の中心に近い「たのうら御立岬公園駅」が開業したため、現在はこちらが最寄りになっている。
- 霧島温泉駅・霧島神宮駅
- 鹿児島県霧島市の駅。霧島温泉駅はJR肥薩線、霧島神宮駅はJR日豊本線にある。ただし、乗り間違えても霧島温泉駅⇔霧島温泉(丸尾温泉)⇔霧島神宮⇔霧島神宮駅を結ぶバスが一日数本程度出ている。むしろ、バスやタクシー等を使わないとアクセスが難しい。
- 姶良駅
- 鹿児島県姶良市の駅。隣の帖佐駅が姶良市役所に近い上、特急きりしまが一番多く止まるのは市内だと加治木駅である。1986年に、帖佐駅と重富駅の間に新しくできた駅に、1964年に帖佐町・重富村・山田村が合併してできた「姶良町」の中間ということで「姶良駅」と名付けてしまった。さらに、その姶良町が隣接する加治木町・蒲生町と合併して、旧郡名の姶良を使って「姶良市」になってしまった。その結果、このような複雑な状態になった。
- 鹿児島中央駅・鹿児島駅
- 鹿児島市の駅。新幹線の終着駅なのは鹿児島中央駅で、そこから市電を使えば中心部に行けるので、わざわざ乗り換えて鹿児島駅に行く必要はない。なお、どちらの駅で降りても市電を使えば中心部に同じぐらいの時間で行くことができるので、鹿児島の中心部に行くために都城・宮崎方面から来た場合は、先に着く鹿児島駅で降りた方がよい。
- 牧志駅
- 沖縄県那覇市にある沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の駅。那覇の台所ともいわれる「牧志公設市場」と同じ地名を冠する駅名だが、実際に牧志公設市場の最寄り駅なのは1駅隣の美栄橋駅である。
海外
- ローテンビュルク(Rothenbürg)駅
- ドイツにある小さな村の駅。中世さながらの風景が楽しめる都市の「Rothenburg ob der Tauber」ではない。uの上の2つの点々に気付かないと約200kmほど離れた別の場所に飛ばされる。
改称された例
- 京成臼井駅
- 千葉県佐倉市にある京成電鉄の駅。京成高砂駅で分岐した先、同県白井市にある北総鉄道の白井駅と勘違いする例が多かった。現在でも正式名称は変わっていないが、駅名標や路線図ではかつては省略されがちな「京成」の冠詞が省略されなくなり、幕車の方向幕はひらがなの「うすい」になっている。
- 羽田駅・羽田整備場駅
- どちらも羽田空港にある駅。どちらも羽田空港の最寄り駅と勘違いして降りる人が多かったため、現在羽田駅は「天空橋駅」、羽田整備場駅は「整備場駅」になっている。一方で整備場駅は先述した新整備場駅との誤下車が残っている。
- 新横浜北駅
- 横浜市港北区にある横浜市営地下鉄ブルーラインの駅。新横浜駅から北に徒歩20分ほどの距離にある。地元住民の要望により「新横浜」の地名を使ったが、新横浜駅と誤って降りる客が多かったため、現在は重要な情報である「北」を先頭に持ってきて「北新横浜駅」という名前になっている。
- 新逗子駅
- 神奈川県逗子市にあった京急逗子線の駅。読みは「しんずし」。一つ手前の駅名が「神武寺(じんむじ)駅」で、聞き間違いが多かったといわれる。現在は「逗子・葉山駅」となっている。
- 市役所駅
- 名古屋市中区にあった地下鉄名城線の駅。名古屋城の最寄駅だが、隣の名城公園駅が最寄りであると勘違いされることが多かった(ちなみに名城公園は名古屋城からお堀を挟んだ反対側にある公園である)。当駅が「名古屋城駅」に改称したことにより、このような間違いも今後減っていくものと思われる。
- 丸太町駅・四条駅・五条駅
- 京都市にあった京阪の駅。東西の通りの名前が駅名になっており、1km西を走る地下鉄烏丸線と名前がかぶっていた。現在は「神宮丸太町駅」「祇園四条駅」「清水五条駅」に改称されている。また、これにより「四条駅」「七条駅(しちじょうえき)」のややこしさも軽減された。
- 出雲大社口駅
- 島根県出雲市にあったJR山陰本線の駅。出雲大社への最寄りは一畑電車の「出雲大社前駅」。JR大社線の廃止に伴い、観光振興のため一番近かった神西駅を1993年に出雲大社口駅に改称したが、駅から出雲大社は9kmほど離れていた。しかもバスなどの連絡路線も特になかったため苦情が多発し、1999年から「出雲神西駅」になっている。
- 南島原駅
- 長崎県島原市の市街地の南にあった、島原鉄道の駅。1960年からこの駅名だったが、2006年に島原市に隣接する地域に南島原市ができてしまい、そちらと混同されることが増えたため、2019年から「島原船津駅」になっている。
- 上熊本駅前停留所
- 熊本市電の電停。「熊本駅前停留所」と間違えやすいという理由で、2019年からJR・熊本電鉄と駅名を統一し「上熊本停留所」になった。
- 水前寺駅通停留所
- 熊本市電の電停。「水前寺公園停留所」と間違えやすいという理由で、健軍町行きの電車では注意喚起の車内放送が行われていた。また、1988年にJR豊肥本線の新水前寺駅が設置されてからは乗換駅として機能していたが、これにより駅名と実情が一致しない状態が生まれた。2011年に市電の停留場とJRの駅が直結され、これに合わせて市電の電停名も「新水前寺駅前停留所」に改称された。
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関連項目
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