この台詞はスーパー戦隊シリーズにおける禁句を封じるためのメタ発言である。
概要
スーパー戦隊シリーズや近年の仮面ライダーシリーズを見ていると、一体の敵に対して複数人で戦うシーンが見られる。コレに対し、一部の人はこう思うだろう「・・・これって集団リンチじゃね?」と。
当然、特撮・・・とりわけ、チームプレイを前提としたスーパー戦隊シリーズにおいてはその思想はタブーとされていた。が、そんなタブーをあっさりと破った英雄がいた。地獄の念力脚本家・浦沢義雄氏が手がけたスーパー戦隊コント激走戦隊カーレンジャーの敵組織、ボーゾックの連中である。
ヤツらはことあるごとに「5対1は卑怯」と声高らかに叫んでいた。当然である。たった一人に対して5人でフルボッコにしようとしてくるんだから。そして、ついに幹部の一人であるゼルモダが「おめえら、5対1だぞ! 卑怯だとは思わねえのか!?」と言い放つ。だが、カーレンジャーの連中も負けていない。例のフレーズを封じる台詞こそ、
勘違いするな!俺達は1の力を5分割して戦っているだけだ!
なのである。そこ、単なる言い訳だろとか言うな。戦ってるのはちょっと前まで単なるチーキュの一般市民(平均給与は約19万7千円・1996年当時)だった、しがない自動車会社の社員5名だぞ? こういうことを言わないと子供達に示しがつかないではないか。それに、開き直らないとメタ発言に定評のあるボーゾックと戦えないだろ。
というか、この時カーレンジャー側は「合体ロボットを敢えて分離状態で運用して敵を撹乱する」という戦法を使っていたので5分割は言い訳でもなんでも無かったりする。
なお、近年の作品では本当に複数で戦わないと(あるいは正義の味方が何らかの形でパワーアップしないと)勝てない敵も出てきているので、複数人は卑怯だというメタ発言はできなくなってきていることも記載しておく。
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関連項目
- 激走戦隊カーレンジャー
- メタ発言
- お約束
- 禁句
- 社会常識
- ウヴァさん
- 3対1とか卑怯じゃね?
- 5対1は卑怯
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