北原穣とは、ウマ娘 シンデレラグレイに登場する人物。トレーナー。
CV:中村章吾(漫画版PV)/小西克幸(アニメ版)
概要
作中での活躍
カサマツトレセン学園に所属する中年の男性トレーナー。イワノフラッシュ(元ネタはイシノヒカル)の有馬記念の25歳の時、叔父である六平銀次郎の伝手で笠松競馬場のトレーナーとなる[1]。その後、東海ダービーを見てそれに憧れ勝利を目指すも、果たし得ぬまま時は過ぎてオグリキャップとの邂逅を迎える。
ゲート試験で、オグリキャップの素質を見初めてスカウト。序にベルノライトもスカウトする。当初、北原に対して淡々と接していたオグリだったが、トレーナーとしてオグリの素質を活かした走り方や競馬を教えたせたことで彼には信頼を寄せていく。
東海ダービー優勝という夢も共有した二人だったが、六平の助言に従わず出走した中京杯で、オグリキャップが見事な走りを披露したことからシンボリルドルフの目に留まり、オグリキャップは中央へスカウトされる。中央への移籍は名誉なことでもあったが、それは一方で中央でのトレーナー資格のない北原にとってオグリキャップとのコンビ解消であり、オグリキャップにとっても北原との目標である東海ダービー優勝の断念であった。
苦悩した北原は、ゴールドジュニアにおいて、勝ったら中央移籍、負けたら残留をオグリに言いわたす。これがオグリキャップに苦悩を生み、レース開始時には冴えない走りとなってしまう。だが、六平に押され、オグリキャップの走りを見た北原は「走れ!!!」「走るんだァアアア!!!」と叫び掛ける。これに答える形でオグリキャップは爆走。フジマサマーチ含めた他のウマ娘をちぎってゴールする。
これでオグリキャップの中央移籍が決定したものの、北原はオグリの中央での活躍を「新しい夢」とし、自身はトレーナーの勉強を再開。中央でのトレーナーライセンス取得への再挑戦を語ってオグリを送り出した。
第146Rでは試験に合格し、無事中央のトレーナーとなった。六平のサブトレーナーとしてだがオグリのサポートをしている。(というか六平は北原をかなり信用しており、次レースでは作戦の大部分を任せている)
オグリキャップの中央移籍に当たっては叔父で中央トレーナーであった六平にオグリキャップの面倒を頼み、移籍した後も、お土産を持ってオグリキャップを訪ねている。ウマ娘の中では(少年漫画雑誌ということもあり)プリティ要素のないと言われるシンデレラグレイだが、北原との絡みでオグリは割とときめいており、オグリキャップにとっても北原がかなり特別な存在であることを思わせる。
元ネタ
ウマ娘が元ネタの馬のみならず、騎手の性格も混じっている通り、北原穣というキャラクターのモデルも幾人かの設定が入っていると推測される。
- 安藤勝己…『カラスの鳴かない日があっても、アンカツの勝たない日はない』と謳われた笠松競馬の名ジョッキー。オグリキャップにも6戦目から12戦目まで乗っていた。後に、43歳で中央競馬の騎手ともなっている点も、作中の流れとも合致している。
- 鷲見昌勇…笠松時代のオグリキャップの調教師。後に、オグリキャップの妹オグリローマンの調教師ともなっている。
- 小栗孝一…オグリキャップの笠松時代の馬主。オグリキャップの母ホワイトナルビーの現役時代の馬主。オグリキャップの時は中央競馬の馬主資格を持っていなかったが後に資格を得て、オグリキャップの妹オグリローマンの馬主としてクラシックの一冠、桜花賞を制している。
その他
アプリ版メインストーリーの先代トレーナーも、ハンチング帽を被った中年男性でオグリキャップのトレーナーであるという点から、北原ではないかと言われる。
関連項目
脚注
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