北条響(ほうじょう ひびき)とは、スイートプリキュア♪の主人公の一人である。声の担当は小清水亜美。
小清水は初代シリーズで越野夏子(偽キュアブラック役)を演じて以来約6年ぶり。遂にニセが真のプリキュアになった。
小清水曰く「やっと(ナージャから)渡したバトンが返ってきたな!」
一応補足していくと北条響鬼ではない。
概要
美墨なぎさを彷彿させるようなビジュアル設定であり、性格もどちらかというとアクティブで男勝りな様子だが、長髪であり髪型がなんとなく某新世紀(or新劇場版)アニメのヒロインに似ている。基本の私服設定も黒が目立つものとなっている。
私立アリア学園中学校の音楽教師を務める父・団(CV:檀臣幸)と、世界的ヴァイオリニストの母・まりあ(CV:雪野五月)という音楽家の両親をもつが、本人はどちらかというとスポーツをしたり食べることをするのが好きである。
父親の発言の意図が読めなかったせいでしばらくの間音楽が(好きだけど)大嫌いなそぶりを見せていたが、誤解が解け母まりあの夢(夫の団・娘の響と一緒に演奏する)を聞いて、ピアニストになる夢を抱くようになる。
相棒となる南野奏とは幼馴染だが、物語開始当初は険悪な仲として登場する。
しかし、その原因の出来事から約一年後に解決した後は昔のような仲良しになっている(というか百合に近い)。
基本的に奏の上から目線が気に入らないお年頃、だけど普段奏をからかう(攻め)のは響のほうが率が高い。
これは幼馴染設定のプリキュアとしては非常に珍しい関係性。
両親がいつも家にいないので、自宅で一人で暮らしている。
普段はその寂しい気持ちをまったく見せないが、本当はシリーズでも屈指の寂しがり屋さんである。奏と仲が険悪だった頃に奏のケーキを盗み食いするなど関係を途切れさせないようにしていたのもそのためだと憶測されている。
母親のまりあが帰ってきた時は普段の寂しい気持ちを出さないようにと頑張っていたが、母親に解きほぐされてしまった後は我慢できずに号泣している。
キュアメロディ
-爪弾くは荒ぶる調べ-
北条響が変身するプリキュアで、ピンクカラーの長髪ツインテールプリキュアである。
また、ほとんど恒例となったヘソ出しならぬお腹出しプリキュアの一人である!
しかし肝心のヘソが描かれてない。というのも設定上ではハイウエストのスカートを着用している為である(アニメージュ2012年2月号でのインタビュー記事中キャラデザの高橋晃氏の発言より)。と言うことは二次創作やコスプレで見られるヘソ出しメロディは間違いということに…まあそれは妄想での補完ということにしておきましょうか。
SS以来の仕様上単独変身が出来ないプリキュアであり、両者の気持ちが合わないと変身が解けてしまう、
ある意味リスキーなプリキュア。この頃に初代やSSがあったら、きっとそんな仕様になってたに違いない。
衣装デザイン面ではスカート下がフレプリ以来の多層フリル。そこ、鬼フリルとか言うな! …ドロワーズだけどね、、
ちなみにスイートプリキュア♪の4人のコスチュームはチアガールがモチーフとなっている。
必殺技を決める時は、嬉しそうにベルティエを振りながら、「フィナーレ!」と叫びジャンプ→着地寸前にネガトーンの爆風でよろける→爆発の音から身を守るため耳を塞ぐ
これの可愛さにどれほどの視聴者が落とされたことだろうか……。
ミラクルベルティエ
第6話から登場するキュアメロディ専用アイテム、音撃棒
二回指パッチンをした後、ベルティエの元となる音符型のエネルギーが現出、それを両手で掴んで合体させ生み出される。モチーフはハンドベルである。
バスドラからは「棒」と言われているが、ベルティエには棒、タクト、その他音楽の道具や武器に関した意味があるわけではない。そもそもそういったアイテム的な由来の単語にベルティエはない。現状は木の十字架合唱団の創設者の名前から取られたという説が今のところ濃厚。
前作のフラワータクトで音楽的なモチーフを取られてしまったがための苦肉の策とも言えるやもしれないが、独自性は出ているので印象に残りそうなネーミングではある。
なお、相方さんのパワーアップアイテム『ファンタスティックベルティエ』は一ヶ月後の発売となっている。また、どうして相方のアイテムと名前が異なるのか、というとその形状はもちろん、ミラクルベルティエにセットする妖精が『ミリー』で、その『ミリー』の『ミ』とミラクルベルティエの頭文字の『ミ』を合わせているから。同様に、ファンタスティックベルティエにセットする妖精が『ファリー』で、その『ファリー』の『ファ』とファンタスティックベルティエの頭の『ファ』を合わせているからである。
通常技
- プリキュア・スイートハーモニーキック
フレッシュより脈々と受け継がれてきた、リズムと放つ同時飛び蹴り。 - プリキュア・ハーモニーショット
リズムと手を繋いで放つエネルギー発射技。何故かエネルギーは蝶の形をしている。
必殺技
スイートは浄化必殺技の種類が多彩で、状況によって使い分けられている。
さらに劇中での演出の差などの理由により、必ずしもどれがどれの上位技か、どれが威力が高いのか、ということについてはっきりとした結論が出しにくい。(ちなみに現状無敗で不具合などが起きていないのはスーパーカルテットのみである)
- プリキュア・パッショナートハーモニー
初期の必殺技で、リズムと一緒に放つ合体技。フェアリートーンの力を必要としないプリキュア単体に備わっている浄化技だが、二人の息が揃わないとエネルギーが発生しないという初代「ふたりはプリキュア」を彷彿とさせる特徴がある。この技は人数が2人→3人→4人と増え、さらに全員のハーモニーパワーが大きくなるに比例して威力も強くなる。その割に演出は段々と地味になっていく。
最終的には完全復活したノイズの攻撃を押し返し後一歩のところまで迫った。ファルセットにより阻止されたものの、ノイズに瀕死の重傷を負わせた。もしこれでノイズを倒していたらあの最終回が台無しという恐ろしい技である。 - プリキュア・ミュージック・ロンド
第6話より登場した、ベルティエの基本単体技。ミリーを呼び出してベルティエに装着することで発動。
ミリーのエネルギー生成されたリングを飛ばし、相手をオレンジ色の輪の中に拘束して浄化する。
掛け声は「駆け巡れ、トーンのリング!プリキュア・ミュージック・ロンド!」
命中後スイートプリキュアチームの共通かけ声でもある「三拍子!1・2・3!フィナーレ!」の決め台詞で終わる。かわいい。 - プリキュア・ミラクルハート・アルペジオ
ベルティエのもう一方の収納口にドリーをセットし、その力で二つに分割するセパレーション形態で放てる第二の単体必殺技。
かけ声は「溢れるメロディの、ミラクルセッション!」。両手を使うことでハート型の赤とピンクの炎を形成して飛ばし、相手を包みこむことで動きを止め浄化させる。リングとは違い反射系の技に強いのか、ロンドの通用しなかった車のネガトーンを撃破した。とどめ動作はロンドと同じで、しかもこの時点でベルティエは再び再合体している。
長らくミュージックロンドの上位技だったが、ビート登場後はハートフルビートロックを含めたタトバトリプルリングの必殺技使用のため、再びロンドにお株を奪われてしまうことも。
ちなみに「アルペジオ」とは「分散和音」という意味。低音・または高音から順次引いていく「アルペジオ奏法」などに使われる単語。
そのコンセプトや動作から誰もが音撃棒を連想しただろうが、あれはハンドベルを振る動作であり、決して太鼓を叩いているわけではない。 - プリキュア・ミュージックロンド・スーパーカルテット
第16話から初登場。メロディとリズム2人による、現状破られていない最も派手な必殺技。
「二つのトーンを一つの力に!」というかけ声でキュアリズムのファンタスティックベルティエと持つ部分を交換合体させて、ミラクルベルティエ・クロスロッドに変化させ、武器を交換し合ったリズムとともに合わせて放つ。
ミュージックロンド同様トーンのリングを生み出すが、この技はドリーからファリーまで四つの色のリングを召喚する。
さらに極めつけとして手を繋ぐことでト音記号のエネルギー(視聴者からはパッショナートハーモニーをイメージしているとよく推測される)を生み出し、それらを相手に放つ。
今までの相手を拘束するようなタイプとは違い、スーパーカルテットは巨大なエネルギーの波に敵を飲み込ませることで、問答無用で浄化してしまう。
かけ声も二人を手を繋いでの決めポーズ、「せーの、フィナーレ!」で二人が手を繋ぎながらジャンプした途端、爆発してネガトーンが沈静化する。
ちなみにカルテットとは四重奏という意味があるが、この技では本体となるプリキュアの手をつないだエネルギーを含めて五つの光が出ているので、よく「これってカルテットじゃなくて(五重奏を意味する)クインテットじゃないのか?」としばしば突っ込まれる。
(解釈の例をあげれば、これはトーンの数がカルテットという意味……とされる) - プリキュア・スイートセッション・アンサンブル
第31話より登場。演出が若干地味だが通常のプリキュアが放つもっとも大規模かつ最大威力の合体技。メロディ・リズム・ビートの3人で放つ技で、クレシェンドトーンの能力をフルに利用する。ミューズがメンバーに加わってからは「プリキュア・スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド」へと進化した。
いわゆる科学忍法・火の鳥のような突進技で、ヒーリングチェストにフェアリートーンを生贄として送り込み巨大なクレシェンドトーンを召喚、プリキュア達が内部に入り込み鍵盤ロードでロックオンしたネガトーンを浄化する、というもの。上記のミュージックロンドとは違い、ネガトーンを寝かせることなく骨まで粉砕する。何というオーバーキル。(これでも浄化技)
何はともあれ、メロディさんはどれも「フィナーレ!」の部分の笑顔が非常にかわいい。マジ天使。
スーパーキュアメロディ
劇場版プリキュアオールスターズDX3で登場した姿。プリズムフラワーの力で北条響の姿から直接変身した。
ホワイトのドレスの上からピンクのドレスを重ねたような姿で、肩の大きなフリルとロングスカートが特徴的。脚全体が紫色のタイツで覆われているなど露出が大幅に減っており通常のキュアメロディの面影が残らない程その容姿が変化している。
必殺技はTVシリーズよりも一足早く登場したミラクルベルティエを使用するプリキュア・ミュージック・ロンド。しかし形成されるリングが虹色になっている等の違いがある。
クレッシェンドキュアメロディ
-爪弾くは心の調べ-
劇場版及び47話で登場したプリキュアを超えたプリキュア。全身が白を基調としたカラーに変化し、背中に金色の翼が生えコスチュームも羽をイメージしたものに変化する。
最後まで絶対に諦めないメロディの気持ちにクレッシェンドトーンが答えてくれたことで覚醒した姿。47話では8体のフェアリートーンが融合したクレッシェンドトーンの力で4人全員が進化した。
劇場版で確認できる限りだと、背後から迫る巨大化したハウリングを裏拳の一撃で吹き飛ばす等、通常のプリキュアを大きく上回る戦闘能力を秘めているようだが、47話で進化した際はノイズの気持ちを理解し想いを届けるための戦いだったため、あえて戦闘行動は取らなかった。
※劇場版の表記は「クレッシェンドキュアメロディ」、TV版の表記は「クレッシェンドメロディ」となっており、アームカバーの色がホワイト(劇場版)かピンク(TV版)かで若干の違いがあるが、ここでは基本的に同一形態として扱っています。
必殺技
- パッショナートハーモニー・クレッシェンド
劇場版でクレッシェンドメロディと通常形態のキュアリズムが放った技。結んだ手から現れるト音記号は最初はメロディ側の方が大きく、それにリズム側が合わせるように変化する。
通常のパッショナートハーモニーの比ではないくらい強力な技になっており、これでハウリングに大きなダメージを与えたが、とどめはスイートセッション・アンサンブル・クレッシェンドに譲ることとなる。 - スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド・フィナーレ
47話でクレッシェンドプリキュアに進化したメロディ・リズム・ビート・ミューズが放った最後の必殺技。
「届けましょう、希望のシンフォニー」の掛け声とともに、通常では相手に狙いを付けるための鍵盤ロードが2本出現し、相手を包み込むように広がり、何倍も大きなクレッシェンドトーンの幻が火の鳥となり体当たりする。
一見すると破壊力抜群の技だが、最後にメロディがとった行動とは・・・
関連静画
北条響
キュアメロディ
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関連項目
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- 南野奏
- しかし、実は………
- ひびかな
- フェアリートーン
- ハミィ
- ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!
- マイナーランド
- 調辺アコ
- ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪
- クロスロッド
- 黒川エレン
- ハミセイ
- ♯キボウレインボウ♯
- 西島和音
- 東山聖歌
- 奏アコ
- 南野奏太
- スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
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