北海道旗
北海道地方 | |
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面積 | 83,457.00Km2 |
推計人口 | 5,475,783人 |
人口密度 | 65.6人/km2 |
域内総生産 | 18兆3595億円 |
データ基準日 | 2012年9月30日 |
北海道(ほっかいどう)とは本州の北に位置する日本の島、又はその島と周辺の離島を管轄とする地方公共団体である。同時に北海道地方のことも指し示す。
北海道出身の著名人などについては「北海道に関連する人物・団体一覧」の記事を参照してけれ。
また、北海道限定品については「北海道限定品一覧」の記事でも眺めてけれ。
概要
日本北部に位置する島にして、北端の広域自治体(北海道)である。
島としての北海道は津軽海峡を挟んで本州の北側にあり、日本海・太平洋・オホーツク海に囲まれている。菱形状の本体部分の左下に、尻尾のような半島(渡島半島)がくっついたような形状が特徴。
地方公共団体としての北海道は上記北海道(島)に加えて、利尻島・礼文島・奥尻島・焼尻島・天売島などの離島を管轄範囲に含む。なお、北海道(地方公共団体)の建前上の北端は根室振興局管内にある択捉島なのだが、北海道(地方公共団体)の支配力が現在は及んでいない。
島の面積自体は本州島に次いで二番目の広さだが、北海道(島)全域を北海道(地方公共団体)が占めているため、北海道と言えば広いと言う印象が強い(後述)。
「北海道」の使い分け
上記の文章でも分かるとおり、「北海道」には島としての北海道を表わすものと、自治体(地方公共団体)としての北海道を表わすものの二つの意味がある。内地の人にはわかりづらいかもしれないが、北海道の人は文脈における「北海道」の使い方を読み取って、それがどちらの意味なのかを自然に理解する。
ニュースや新聞で地方自治体を表す時は「都」「府」「県」と同じように「道」という表現も良く用いられており、それらで単に道と表現されていれば大抵は地方自治体のことである。
- 具体例
同じように道議会、道警、道庁なども道の機関を意味している(道がゲシュタルト崩壊してきた)。北海道が管理する道路は「道道」となるが、これは「北海道 の道 路」という意味である。読み方は「どうどう」。「道々」とはあまり書かない。県道と同じ意味を持つ言葉なのだが、内地の人は道が二つ重なっているので変に思えるらしい。
「ミサキ~ちょっとあれ見ろよ~」
「え~なにあれ~『みちみち』?」
「バカだなwみちみちなわけねーだろ。『どうみち』だよ」
「ウッソ~超『どうみち』じゃん。どうみちって何?」
「北海道の道だろ。地元の県道みたいなもんだよ」
「そうなの~タケシ超頭良いじゃん」
北海道の地方紙「北海道新聞」は「道新」と呼ばれているが、これはもちろん民間企業であって北海道の機関ではない。その他の事例を挙げると、道産米は北海道で採れたお米、道民は北海道の住民、道人会は北海道出身者の集まり(暴力団でもヲタでもないぞ)など。
このような使い方や使い分けがされているが、上の例とは逆に道を省いて「北海」とする慣例は無い。よって組織名など固有名詞は別にして(北海学園大学など)、地方や地域を表わす言葉としては意味が通じない。都府県なら東京都と東京、大阪府と大阪のような使い分けがあるが、北海道は「北海道」若しくは「道」である。そのため、
このような都道府県名記入欄で「北海道」と書こうとして、なんとも言えない気持ちにさせられた人は多いと思われる(ちなみに、左の空欄に「北海」と書いてから右の「道」のところに○をつけるのが正しい記入方法である)。
北海道の地理
でっかいどー
「北海道はデッカイどー」と良く言われるが、本当になまら大きい。日本の面積の約22%を占めている。他国と比較するならアラブ首長国連邦(83,600km²)とチェコ(78,865km²)の中間に位置するほど大きい。そのため、支庁という単位に分割しささってる。
※2010年4月より14あった支庁は5振興局、9総合振興局に再編(網走支庁はオホーツク総合振興局と名称変更、そのほか一部町村の管轄地域変更)
内地の人間が北海道へ行って、普段の感覚で地図を見て行動するとはんかくさい事になる。
例として稚内市から函館市まで移動する場合、移動距離は約700キロ、東京都心部から本州最北端、青森県大間崎までが800キロほどであることを考えると、如何にその距離が長いかがよく分かるんでないかい?
ちなみに北海道を1周した場合、その距離は選ぶルートにもよるが約2,500~3,000キロ、本州縦断の距離にほぼ匹敵する。
その面積の割に人口が少なく、人口密度は日本全体のそれに対して5分の1程度(70人/km2ほど)。札幌を中心とした石狩振興局を除くと更に乏しいものになる。
本当に広いので、都市部以外では車で時速80キロは当たり前で100キロも出すことも。
都市部以外だと1時間当たりの平均速度は60キロと考える。なので、15キロ先となると約15分で到着と考える。
たまに警察が変なとこにいるので道外の人は要注意。
また、道東と道央を高速道路で移動する場合は、札幌-丸瀬布間で227km、札幌-阿寒間で271kmであるため軽自動車では乗るときに満タンにしておかないと無給油での移動が不可能なこともある。
ちなみに北海道の広さを示すエピソードとして次のようなものがある。
- コインランドリー、この先30キロの看板がある
- ガソリンスタンド、この先118キロありませんの看板がある(@十勝総合振興局上士幌町)
- 稚内まで322km、網走まで322kmの青看板がある(@国道238号)
- 日本一の29.2㎞直線道路(@空知総合振興局美唄市~滝川市)
- 町内縦断のフルマラソン(@根室振興局別海町)
- 地球が丸く見える展望台(@根室振興局中標津町)
- 宇宙からでも見える防風林(@根室振興局)
- 大型ショッピングセンター、この先110キロという看板がある ←撤去されました(@根室振興局根室市)
- 江別市まであと40,000キロ(地球を一周してすぐという意味)の看板がある←撤去されました(@石狩振興局江別市豊幌)
- 道東道帯広方面は由仁PAで給油を逃すと終点までガソリンスタンドがない。(※かつては道東道全線にガソリンスタンドが無く、長年の課題でもあった。由仁PAのガソリンスタンドも2013年7月に開設したばかりである)
- 農林水産省の農業関連統計では、北海道は他の都府県と別にされている。一戸当たりの耕作面積など北海道の平均値が大きすぎて、都府県と混ぜると平均値のズレが大きくなって実態が見えなくなるから。戦後の農地改革でも、北海道は他の都府県より広くしている。
人口
2024年10月1日時点での北海道の推計人口は5,041,491人。これは全都道府県中9位である。ただし先で述べたように、面積が広いため人口密度はワーストである。人口の道外流出と札幌への一極集中が進行しており、当面この傾向は続くものと思われる。
だが、実はかつて北海道が人口1位だった時期があった。それは終戦直後の1945年。東京・大阪・名古屋などの大都市が空襲で悉く焼け野原にされたことに加え、それら大都市からの疎開者を受け入れたこと、戦地からの引き揚げ者が集まってきたことなどの要因が重なったためだ。
道内の人口分布については、道庁所在地の札幌市がダントツで多く、以下旭川市、函館市、苫小牧市、帯広市と続く(2024年10月1日時点の推計人口による)。なお1920年に実施された第1回国勢調査では、函館区(現・函館市)が最も人口が多く、以下小樽区(現・小樽市)、札幌区(現・札幌市)と続いた。現在とはかなり人口の分布が異なっていたことがおわかりいただけるだろうか。
最果ての地
特に宗谷岬は旅人にとっては憧れの地の一つであり、一度は宗谷岬に到達してみたいという旅人は少なくない。
但し宗谷岬は岬という割には海岸線から突き出てはおらず、地形も緩やかで崖のようにはなっていない。
また近年は観光地化が進み、最北端の碑も夜間になるとライトアップされたりしており、最果ての地というイメージとは少し離れたものになっている。
しかし、それでも憧れ訪れる人が尽きないのはやはり「日本最北端」という響きによるものであろう。
ちなみに日本最北端=宗谷岬と考えられがちだが、実際は宗谷岬の北西約1kmの地点に「弁天島」という島があり、北方領土を除けばこれが日本領土の最北端である。
だが周囲500mの小さな島であり、沖ノ鳥島などと同様に一般人の到達は困難。
(上陸は禁止されていないし近距離なので、地元で船をチャーターすれば一応到達することは出来る)
また納沙布岬であるが、岬の碑には「返せ北方領土」と刻まれており、時に日露両国の巡視船が肉眼で見れる範囲を行きかうなど、北方領土のすぐ近くという土地柄を強く感じさせる。
なお世の中にはニコ動でいうところの「愛すべきバカ」に該当する人がいるもので、初日の出を見ようとバイクで真冬のしばれる時期にこれらの岬を目指す人もいる(おそらく自殺行為に等しい)。
ただし納沙布岬は日本最東端だから日本で一番日の出が早いというわけではなく、緯度の関係から日本で一番早い千葉県犬吠埼よりも5分程遅い。
ちなみに北海道最南端の岬は白神岬であるが、実は青森県大間崎より南にある(嘘だと思う人は日本地図を見てみよう)。
北海道にある有名な岬としては、以下のような場所がある。
- 宗谷岬(稚内市、一般人が訪問可能な日本最北端)
- 納沙布岬(根室市、一般人が訪問可能な日本最東端)
- 白神岬(松前町、北海道本島最南端)
- 舟隠(せたな町、北海道本島最西端 ※到達困難)
- 襟裳岬(えりも町)
- 神威岬(積丹町)
- 立待岬(函館市)
- ノシャップ岬(稚内市)
- スコトン岬(礼文町)
- 澄海岬(礼文町)
- 霧多布岬(浜中町)
- 能取岬(網走市)
- 知床岬(斜里町・羅臼町 ※到達困難)
- 北海道三大秘岬
北海道の山
北海道の高峰の多くは、道東・道央の境目付近にそびえる大雪山連峰・十勝岳連峰・日高山脈の一帯に集中している。道内の最高峰は大雪山旭岳で、標高は2291m。主な山は以下の通り(括弧内は標高)。
北海道の川
- 石狩川(日本で3番目に長く、2番目に流域面積が広い)
- 天塩川(日本で4番目に長い川だが、大きな支流が少ないので流域面積は国内10位)
- 十勝川(道内では石狩川に次ぐ流域面積。沿岸に十勝川温泉がある)
- 釧路川(釧路湿原を蛇行しながら流れる風景が有名)
- 沙流川(日勝峠付近を源とする日高地方最大の河川。沿岸に二風谷コタンがある)
- 可笑内川(乙部町を流れる珍名・難読名河川。「おかしないがわ」と読む)
北海道の湖沼
- サロマ湖(佐呂間町・湧別町・北見市、日本で3番目に広い湖)
- 屈斜路湖(弟子屈町、日本最大のカルデラ湖)
- 摩周湖(弟子屈町、日本で最も透明度の高い湖)
- 支笏湖(千歳市、摩周湖に匹敵する透明度で日本で2番目に深い湖)
- 洞爺湖(洞爺湖町・壮瞥町、中央に浮かぶ中島が特徴的で洞爺湖サミットの開催地になった)
- 阿寒湖(釧路市、マリモで有名)
- 能取湖(網走市、湖畔にアッケシソウ(サンゴ草)の群生地がある)
- 大沼(七飯町、大沼国定公園の中核をなす)
- 知床五湖(斜里町、知床の景勝地のひとつ)
- 朱鞠内湖(幌加内町、雨竜川の水を雨竜第一ダムが堰き止めた結果できた、日本最大の人造湖)
- 青い池(美瑛町、名前そのままの青い池でApple社の壁紙にも使われた)
- 神の子池(清里町、美しいエメラルドブルーの池)
- 北海道三大秘湖
- 新北海道三大秘湖
北海道の島
地方公共団体としての北海道には、北海道本島の他に周辺の島が含まれる。主な島は以下の通り。
- 北方領土(現在はロシア連邦が実効支配)
- 礼文島(礼文町)
- 利尻島(利尻町・利尻富士町)
- 焼尻島(羽幌町、読みは「やぎしりとう」、ヤギではなくヒツジの産地)
- 天売島(羽幌町、オロロン鳥(ウミガラス)をはじめとする海鳥の繁殖地が天然記念物に指定されている)
- 奥尻島(奥尻町)
- 弁天島(稚内市、宗谷岬よりわずかに北にあり日本が実効支配している国土の中では最北端)
- 渡島大島(松前町、北海道最西端の無人島)
- 渡島小島(松前町、北海道最南端の無人島)
- 嶮暮帰島(浜中町、一時期ムツゴロウさんこと畑正憲が住んでいた)
気候
気候としては、北に位置しているため基本的に気温が低い傾向にあり、1年の気温変化が非常に大きい。また、最大の特徴としては梅雨という時期がない(梅雨前線が北海道までは北上してこない)。
内地における梅雨と同じくらいの時期に、北海道でもぐずついた天気が続くことがあり、これを俗に「蝦夷梅雨」という。梅雨とついてはいるが発生の原理からして梅雨とは別物であり、また降水があっても断続的にぱらつく程度でまとまった雨量になることは少ない。しかしながら、近年ではスコールのような非常に短い時間の大雨が降るなど、その天候に変化がみられる。
台風の襲来が少ないのも特徴である。北海道に至る頃には勢力が衰えていることが多いためで、1シーズン内での台風接近回数は多くて2~3回、1度も台風が来ないままシーズンが終わる年も珍しくない。
ただ、たまに勢力を保ったまま北海道に襲来する台風があると、甚大な被害をもたらしていくこともある。有名なものでは青函連絡船の乗客など1000人以上が犠牲になった通称「洞爺丸台風」、近年のものでは2004年に襲来して北海道大学のポプラ並木をなぎ倒すなどの被害をもたらした台風18号などが挙げられる。2016年には短い期間に多数の台風が連続して襲来するという異例の事態が起こっている。
気温は、その北海道の大きさゆえに地域によって大きく異なるが、おおむね夏は日中の気温が28度、冬は氷点下10度程度になる。また、内陸部や盆地では夏は38度、冬は氷点下15度となることがざらである。1日の気温差が20度を超えることもしばしば。1年の気温差に至っては60度程度となることもある。ちなみに、幌加内町ではカントリーサインにもある通り最低気温氷点下41.2度を記録したこともあったり、釧路では7月でも平均の最高気温が19.4度であるなど、地域によって気温に特徴がある。
天候では一番大きな特徴は降雪期間の長さである。例年11月から3月まで降雪がある。降雪としてはおよそ5か月間、積雪としてはおよそ半年の間はあると考えてよい。しかし、4月下旬から5月初週であっても雪が降ることがある。実際に、ゴールデンウィーク中に降雪が確認された例もある。さらに、同期間中であっても峠では溶けた雪が路面にしみて凍結している場合もあるため、自動車の冬タイヤから夏タイヤへの交換をゴールデンウィーク終了後に行う人も多数いる。
冬の北海道の生活
以上のように地域によって差はあるものの、北海道の冬の気候は概ね寒冷多雪の傾向がある。これをいかに乗り切るかが、北海道生活の最大のテーマと言っても過言ではない。
快適な冬の生活には暖房が必要不可欠だ。北海道で最も広く使われているのは、灯油ストーブなど室外機を使わずに部屋全体を暖められるタイプの機器である。電気代の高さにさえ目を瞑ればオイルヒーターという選択肢も悪くない。
一般的にコストパフォーマンスが高いとされるエアコンは、北海道では寒さと雪で室外機が仕事をしてくれないので役に立たない。近年、各社が寒冷地向けエアコンなるものを販売し始めたものの、その筋の人曰く「とりあえず動くだけマシ」レベルの代物らしいので過度な期待はしないほうが賢明だろう。
ハロゲンヒーターなど部屋全体を暖められない暖房器具は、補助的利用以外ではほぼ使われない。こたつに至っては、意外にも普及率が日本で最も低く、温暖なイメージのある沖縄県よりも普及していない。
いずれにしても、暖房器具の持つポテンシャルを最大限引き出すには住居の気密性も無視できない。北海道の住居は気密性の高さを特徴とするが、その度合いはピンキリあり、築年数の古い住居では暖房器具を強めに焚かないと暖かさを実感できない場合がある。こうなると燃料費がシャレにならない金額になったりするので、北海道で住居を探すのであれば、多少高額でも気密性のなるべく高い住居を選んだ方が、長い目で見ればコストの削減にもつながる。
寒さと並ぶ冬のもうひとつの大敵は雪である。降った雪をそのまま放置していたのでは日々の生活に支障を来すので、雪を退かす作業が必要になってくる。これについては「除雪」の項目で詳細に説明されているので、そちらを参考にしてほしい。
北海道の地域区分
広大な面積を有する北海道は、いくつかのエリアに分けることができる。振興局の管轄地域を基準にして14エリアに分ける場合と、道央・道北・道南・道東の4エリアに分ける場合が多い。
14振興局
宗谷 | ||||||||
留萌 | ||||||||
上川 | オホーツク(網走) | 根室 | ||||||
空知 | 釧路 | |||||||
石狩 | 十勝 | |||||||
後志 | 胆振 | |||||||
檜山 | 日高 | |||||||
渡島 |
でっかいどーの項で述べた通り、従来の支庁は2010年4月に14の振興局に再編されたわけだが、「振興局(支庁)って何よ?」という人がいらっしゃるかも知れないので、ざっくりと解説しよう。ひとことで言うと、北海道の出先機関である。
どんなことをする出先機関かというと、振興局(支庁)ごとに管轄する地域があり、その地域内で知事の権限に属する事務を行うとされる。これだけ聞いても「なんのこっちゃ」という感じだが、ここで事細かに説明すると大変なボリュームになってしまうので、詳しくはこちらを参照していただきたい。
ちなみに振興局や支庁は、地方自治法によって「各都道府県ごとに、必要に応じて条例で設けることができる」とされている機関であり、何も北海道独自の組織というわけではない。
振興局(支庁)は本来道の行政組織のひとつであって、地名を表す概念ではない。行政組織であると同時に「住所を書き表すための地名としての概念」をも持ち合わせる都道府県や市町村とは対照的である(なので住所を書くときには振興局名を書かない)。
しかし、広大な北海道において、郡や市町村といった地域区分だけでは場所を表すのに不便な場合もある。そのため、例えば宗谷総合振興局管内の地域のことを「宗谷地方」と呼ぶなど、管轄する振興局名(支庁名)を慣例的に地域名として用いることも多い。このように振興局(支庁)の管轄範囲をそのまま一般的な地方区分としても扱うのは、道内すべての市町村がいずれかの振興局(支庁)に属していることが背景にある(他の都府県では振興局や支庁があっても、すべての市町村が振興局や支庁に属しているとは限らない)。
以下ではこの地域区分に則り、簡単に各地域ごとの特色を説明しよう。更に詳しい説明を求める場合は、上の略地図もしくは下の説明部分の見出しから該当する地域名をクリックしてほしい。
宗谷 そうや |
面積 | 約4626km2 | 人口 | 約6.7万人 | 人口密度 | 約14.6人/km2 |
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振興局所在地 | 稚内市 | 管内市町村数 | 1市8町1村 | |||
北海道本島において最北端に位置する稚内市がある。利尻島・礼文島もここに含まれる。 主産業は酪農、漁業。地域全体における人口は10万人にも満たないが、特急列車が走っている。 ちなみに札幌まではこの特急列車「スーパー宗谷」で5時間弱。まさにでっかいどう。 |
▲ノシャップ岬(稚内市) |
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オホーツク (旧網走支庁) |
面積 | 約10691km2 | 人口 | 約29.2万人 | 人口密度 | 約27.4人/km2 |
振興局所在地 | 網走市 | 管内市町村数 | 3市14町1村 | |||
いつか「オホーツク支庁」に改名するのではないかと以前から囁かれていたが、振興局に再編する際に、ついにその名を冠することになった。 その名の通りオホーツク海に面する地域である。海産物はすごく美味い。気候は海沿いである網走などは夏季は冷涼で過ごしやすい。一方で、盆地である北見方面は夏は35度、冬は氷点下25度と1年の寒暖差が非常に激しく、1日の気温差が20度を超えることもある。それでも5月頃は本州と比較すると冷夏であるためスポーツチームの夏季キャンプ地としてよく利用されている。 14振興局の中でも広く、東西南北に長く伸びているためか、この地域だけ天気予報で「網走」「北見」「紋別」の3地区に分けられることが多い。これは前述のように海沿いである網走・紋別地方と盆地である北見地方では気温や天候が異なることが多いことも影響している。 |
▲神の子池(清里町) |
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上川 かみかわ |
面積 | 約10619km2 | 人口 | 約50.3万人 | 人口密度 | 約47.4人/km2 |
振興局所在地 | 旭川市 | 管内市町村数 | 4市17町2村 | |||
位置的に見れば北海道の中央にある。 北の国からで有名な富良野市、旭山動物園で有名な旭川市など、観光名所は多い。 内陸に位置するため、冬は非常に寒く、雪も多い。ただし、夏はそれが嘘なのではないかと思えるほど暑い。特に、旭川は北見や遠軽と並び非常に気温が高くなることが多い。 中心部の旭川は工業が盛んである他、札幌とを結ぶ特急列車の本数が非常に多い。 |
▲旭山動物園(旭川市) |
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留萌 るもい |
面積 | 約3446km2 | 人口 | 約4.7万人 | 人口密度 | 約13.9人/km2 |
振興局所在地 | 留萌市 | 管内市町村数 | 1市6町1村 | |||
道北の日本海側を占める地域であり、かつては漁業、炭鉱が盛んであった。 留萌に来ることがあるならば、萌えっ子フリーきっぷは是非とも買っておきたい。「萌え」が広く浸透した現在、留萌出身者は「るもいを漢字で書くと?」と聞かれると説明しづらいとか。 |
▲三毛別羆事件跡地(苫前町) |
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空知 そらち |
面積 | 約5792km2 | 人口 | 約30.8万人 | 人口密度 | 約53.2人/km2 |
振興局所在地 | 岩見沢市 | 管内市町村数 | 10市14町 | |||
かつては炭鉱で栄えたものの、それらが衰退した現在は寂れている。栄えた名残か、市の数は北海道最多である。 ただ人口は少なく、人口ワースト4の歌志内、三笠、夕張、赤平はいずれも空知に属する。 特段悪いことばかりではなく、札幌~旭川間に位置するため、行こうと思えばすぐ都市部にいけるので特に南は少し都心から離れて住むにはちょうど良い位置である。土地もかなり安いし なお、受信放送局が北部は旭川、中南部は札幌の放送局の電波を受信する。地域内で受信するテレビ放送が異なるのは唯一である。 |
▲ヒマワリ畑(北竜町) |
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石狩 いしかり |
面積 | 約3540km2 | 人口 | 約237.7万人 | 人口密度 | 約671.5人/km2 |
振興局所在地 | 札幌市 | 管内市町村数 | 6市1町1村 | |||
北海道の中心に位置する地域であり、北海道庁のある札幌市が存在する。 札幌市が北海道の人口の1/3を占めていることもあり、人口、人口密度ともに14振興局の中ではダントツの多さである。 一見都心に思えるが、留萌との境目あたりにはかつて陸の孤島とまで言われた雄冬があり、バリエーションに富んでいる。 |
▲モアイ像(札幌市) |
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後志 しりべし |
面積 | 約4305km2 | 人口 | 約21.5万人 | 人口密度 | 約50.0人/km2 |
振興局所在地 | 虻田郡倶知安町 | 管内市町村数 | 1市13町6村 | |||
石狩の西に位置する。振興局管内最大の都市は小樽市だが、振興局は虻田郡倶知安町にある。 地図で見ると振興局管内の土地の多くが山岳地帯で構成されており、海岸まで険しい山が連なっている。そのためか最も村の数が多い。 ニセコや留寿都などのレジャースポットもあり、最も北海道の自然を有効活用していると思われる地域である。 なお、車で札幌から函館へ行く場合、絶対に後志を通らなければならない。嘘だと思ったら地図で確かめてみよう。 |
▲小樽運河(小樽市) |
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根室 ねむろ |
面積 | 約3497km2 | 人口 | 約7.6万人 | 人口密度 | 約21.9人/km2 |
振興局所在地 | 根室市 | 管内市町村数 | 1市4町(+北方領土6村) | |||
最東端に位置する地域であり、北方領土もここに属する。そのためか、北海道の中では珍しく北方領土についての教育が行われている。 網走との境目以外は湿地を含んだ根釧台地と呼ばれるエリアに属し、そこでは大規模な酪農が行われている。 北方領土を除いた場合、自治体の数は5と最も少ない。 ※なお、上記の面積・人口に北方領土は含まれていない。 |
▲開陽台展望台(中標津町) |
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釧路 くしろ |
面積 | 約5998km2 | 人口 | 約23.6万人 | 人口密度 | 約39.4人/km2 |
振興局所在地 | 釧路市 | 管内市町村数 | 1市6町1村 | |||
道東の中心。 とにかく寒い。半端じゃなく寒い。全国の天気予報で釧路だけダントツで気温が低いのはよくあること。 原因は強い海風と北にある釧路湿原からの霧にある。夏でも気温が20℃に届かないこともしばしば。 近年は内地から避暑地として釧路に訪れる人が多くなっている。 釧路湿原のタンチョウなど観光資源が多彩である他、根室同様酪農が盛んである。 |
▲アトサヌプリ(弟子屈町) |
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十勝 とかち |
面積 | 約10832km2 | 人口 | 約34.3万人 | 人口密度 | 約31.7人/km2 |
振興局所在地 | 帯広市 | 管内市町村数 | 1市16町2村 | |||
畑作や酪農が盛んで『十勝産』がブランドになっているほどである。「あんこが十勝製」「とかちつくちて」などの空耳の影響で、ニコニコ動画では最も知名度の高い振興局(支庁)だと思われる。 2013-14年にアニメ化・映画化された「銀の匙」はモデル及び舞台となった高校が十勝の帯広市にある。 14の振興局の中で最大の面積を有しており、南北の端から端までの距離は200㎞を超える。 白砂糖の原料になっているテンサイの栽培や加工を行っていることでも知られ、六花亭や柳月をはじめとした菓子店も多い。その影響もあり菓子の値段が安価なものが多い。 昼夜の気温に結構差があり、20℃近い気温差が発生することも珍しくない。 |
▲ナイタイ高原(上士幌町) |
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日高 ひだか |
面積 | 約4811km2 | 人口 | 約6.9万人 | 人口密度 | 約14.3人/km2 |
振興局所在地 | 浦河郡浦河町 | 管内市町村数 | 7町 | |||
競走馬の生産地として知られる。 冬季は雪雲が日高山脈を超えることができないことが多く、冬季に日高~十勝(日勝峠)を移動すると「支庁で天気が変わる」ことを最も体感できると思われる。 なお、それ散るファンにはお馴染の「雫内」のモデルになったと思われる静内町(現新ひだか町)は日高に存在する。 |
▲襟裳岬(えりも町) |
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胆振 いぶり |
面積 | 約3697km2 | 人口 | 約40.1万人 | 人口密度 | 約108.7人/km2 |
振興局所在地 | 室蘭市 | 管内市町村数 | 4市7町 | |||
室蘭、苫小牧を抱える北海道内有数の工業地域。そのためか、石狩に次いで人口密度が高い。 それだけでなく有珠山や洞爺湖など、多彩な自然も抱える。 |
▲地球岬(室蘭市) |
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渡島 おしま |
面積 | 約3937km2 | 人口 | 約40.4万人 | 人口密度 | 約102.8人/km2 |
振興局所在地 | 函館市 | 管内市町村数 | 2市9町 | |||
本州(特に青森)との関わり合いが非常に深く、明治以前からの歴史を持つ松前町や函館市があり、松前町には松前城という城郭もあったりと、そこら辺は、最も北海道らしくない地域かもしれない。 その一方で八雲町以北は北海道らしさが残っており、歴史があるか否かで二分化されている。 |
▲函館山からの夜景(函館市) |
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檜山 ひやま |
面積 | 約2630km2 | 人口 | 約3.7万人 | 人口密度 | 約14.3人/km2 |
振興局所在地 | 檜山郡江差町 | 管内市町村数 | 7町 | |||
北海道最少の面積、人口、さらに市が一つもない(日高も同様)と、最も小さい振興局と言って差し支えないだろう。 江差や上ノ国など、渡島同様歴史ある地域も存在する。 年中通して風が強く、風力発電に使用する風車がぶっ壊れたことがあるほどである。 以前は飛び地ではなかったのだが、熊石町が渡島に寝返り八雲町と合併してしまったため、南北に分断された。 |
▲太田山神社(せたな町) |
道央・道北・道南・道東
上記の14振興局を基準とした地域区分とは別に、道央・道北・道南・道東の4つのエリアに分けられることも多い(道西はない)。この地域区分は14振興局のような明確な基準はないため、その指す範囲は一定しない。
たとえば、空知地方の北部は一般的に道央として扱われることが多いが、法務局の管轄においては道北地方の登記を取り扱う旭川地方法務局の管内であり、実質的に道北地方の一部という扱いである。
- 道央
札幌市を中心としたエリアであり、概ね石狩・空知・後志地方で構成される。胆振・日高地方や、上川地方の中南部が含まれることがある。当然、札幌市が含まれるので人口は最多である。また、日本海に面しているため、基本的に降雪量が多い地域である。 - 道北
旭川市を中心としたエリアであり、概ね上川・留萌・宗谷地方で構成される。オホーツク地方・空知地方の一部が含まれることがある。また、上川地方のうち旭川市・富良野市などがある中南部は道央として扱われることがあり、その場合の中心都市は稚内市・留萌市・名寄市あたりになると思われる。旭川周辺を含まない場合、エリア内人口は他のエリアと比べて極端に少ない。 - 道南
函館市を中心としたエリアであり、概ね渡島・檜山地方で構成される。胆振・日高地方や、後志地方の一部が含まれることがある。 - 道東
釧路市を中心としたエリアであり、概ね釧路・根室・十勝・オホーツク地方で構成される。十勝地方を除外して独立したエリアとする例もみられる。道東地方は北海道の他の地域と山で隔てられている(上述の「北海道の山」も参照)部分が多く、他のエリアとのアクセスが困難な面があり、日勝峠や北見峠など難所が多い。このため、冬期間はひとたび猛吹雪になると陸の孤島となる地域も多数存在する。
…で、胆振・日高は結局道央・道南のどっちなんだという話だが、これはどちらに分類されることも多い。大まかに言うと、天気予報などでは気候条件が函館などと似通っていることから道南に分類されやすく、経済などの分野では最寄りの拠点都市が札幌であることから道央に分類されやすい傾向がある。またこの例に限った話ではないが、胆振・日高は何かとセットで語られることが多く、両者をまとめて日胆(にったん)と呼ぶこともある。
北海道の産業
第一次産業
北海道は日本屈指の食糧生産地区であり食料自給率では生産額ベースで198%、カロリーベースで173%(平成22年データ)となっている。なお、世界的に重視されている生産額ベースの食物自給率である。
一般的に北海道と言えば農業大国というイメージが強く、ジャガイモや小麦、甜菜などの一大産地として有名である。
寒冷地のイメージが強いため意外に思われるかもしれないが、稲作も盛んである。当初は寒冷地向けの品種がなく、北海道での稲作は困難であったものの、品種改良を繰り返した末、現在は新潟県に次ぐ米どころに成長。また「北海道米=おいしくない」という悪評が強かったが「きらら397」の登場以降は改善され、「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」などは全国屈指の品質を誇るブランド米として知られている。
釧路・根室・宗谷地方などでは酪農が盛ん。宗谷地方の豊富町は、セイコーマートなどで売られている豊富牛乳の産地として道民にはおなじみである。
鮭・昆布・ホタテ貝などを主要な漁獲物とする水産業も盛ん。かつて北海道日本海側は北海道民謡「ソーラン節」にも歌われているニシン漁で栄えていた。
第二次産業
全体的に第二次産業はそれほど盛んではないが、室蘭市・苫小牧市などが工業地域として知られている他、北海道の豊富な食材を生かした食品加工業も特徴的である。かつて空知地方などでは石炭産業が盛んであったが急激に衰退した。
第三次産業
北海道は京都府・沖縄県などと並ぶ人気の国内旅行先であり、観光業が盛んである。株式会社ブランド総合研究所の調査による都道府県別魅力度ランキングではここ数年連続で一位を獲得しており、観光地としての人気の高さが窺える。
また、市町村別ランキングを見ても、札幌市・函館市・小樽市・富良野市など複数の都市が上位の常連として名を連ねている。このことから、北海道各地に点在する観光地の魅力度が、全体としての北海道のイメージアップにつながっていることが見て取れる(この点、ほぼ京都市の独走状態である京都府とは対照的である)。
大まかに、道北・道東は豊かな自然、道央・道南は開拓時代の歴史を感じさせる観光地に人気が集まる傾向がある。北海道産の食材を使用した料理やスイーツを目当てに訪れる観光客も多い。
北海道の食文化
- ジンギスカン
- 羊肉(ラムまたはマトン)を野菜と一緒に専用の鍋(ジンギスカン鍋)で焼く、北海道を代表する郷土料理。羊肉は予めタレに漬け込んでから焼く調理法と、焼いてからタレに漬ける調理法があり、どちらが主流かは地域差がある。例外的に、名寄市周辺では羊肉と野菜をタレで煮込む調理法があり、これは「煮込みジンギスカン」と呼ばれている。
- ザンギ
- 北海道では鶏の唐揚げのことをザンギと呼ぶ。名称は異なるものの、基本的に普通の鶏唐揚げと同様のものだと思って問題ない。ただ人によっては鶏唐揚げとザンギとを明確に区別し、似て非なるものとすることもある。
釧路市の名物として特に有名であり、釧路市発祥の弁当屋「ヤムヤム」では蓋が閉まらないほど大盛りなザンギ弁当が販売されている。
ちなみにザンギという呼称は鶏肉以外の揚げ物に対しても使われることがある。たとえば網走ではオホーツクサーモンを揚げた料理が「網走ザンギ」と呼ばれている。 - とうきび
- とうもろこしのこと。今でこそ方言扱いされているが、かつては「とうきび」の呼び方が全国で一般的に使われていた。北海道の他、四国や九州などは今でも「とうきび」で通じるらしい。
製菓メーカーのスノーベルやホリなどがコーンパフをチョコレートで包んだ「とうきびチョコ」を製造しており、全道のお土産屋などで買うことができる。札幌の大通公園では冬が終わるととうきびワゴンが登場し、春の訪れを告げる風物詩となっている。 - じゃがいも
- じゃがバター・あげいも・いももちなど、道内各地の休憩施設の軽食コーナーなどでじゃがいもを使ったファストフードが多く見られ、旅人たちの小腹満たしとして重宝している。
- ラーメン
- 味噌ラーメンの元祖である札幌ラーメンは、喜多方・博多と共に日本三大ラーメンのひとつに数えられている。札幌ラーメンと、旭川ラーメン(醤油)・函館ラーメン(塩)をまとめて北海道三大ラーメンと呼ぶことがある。近年は室蘭カレーラーメンなどが北海道第四のラーメンの称号を狙っているらしい。
- 焼き鳥
- 全国やきとり連絡協議会(全や連)により、室蘭やきとりと美唄やきとりが日本七大ご当地焼き鳥に選ばれている。
室蘭の焼き鳥は、鶏肉ではなく豚肉を使用することで有名。同様の焼き鳥は道南地方各地で見られ、たとえば函館市周辺で店舗を展開しているコンビニ「ハセガワストア」では、ご飯の上に豚串を乗せた「やきとり弁当」というものが売られている。
美唄の焼き鳥は、鶏の内臓すべてを一本の串に刺して焼く。 - カレー
- 札幌で生まれて全国的に有名になったスープカレーをはじめとして、道内各地にご当地カレーが存在する。またご当地カレーとは少し違うが、帯広の「インデアン」や札幌の「みよしの」など、ローカル色の強いカレーショップが展開している地域もある。リトルスプーン?そんなのもあったね…
北海道とカレーとの関わりの歴史は明治時代初期まで遡る。札幌農学校ではパン食を推進すべく米飯を食するのを原則禁じていたが、唯一の例外としてカレーライスは食べてもいいとされており、実際に寮食としてカレーが提供されたのが確認されている。この規則を定めたのは、羊ヶ丘展望台の全身像で有名なウィリアム・スミス・クラークだと言われており、日本で最初にカレーを広めたのはクラーク博士だという説もあるが、これを裏付けるはっきりとした資料は残っていないようである。 - 牛トロ丼
- 有限会社十勝スロウフードが製造販売する牛トロフレークをご飯に乗せ、醤油ベースのタレをかけた丼料理。そのとろけるような食感はやみつきになること請け合い。道内の大学の学食などで食べることができる。
一時期、ユッケ食中毒事件のとばっちりを受けて姿を消したが、製法を変えて復活した。 - カップ焼きそば
- 北海道で最も人気のあるカップ焼きそば、それはUFOでもペヤングでもなく、東洋水産が販売する「やきそば弁当」である。焼きそばの残り湯で作るスープの素がついているのが特徴。
日清食品もやきそば弁当に対抗して、北海道限定カップ焼きそば「北の焼そば」を販売している。 - キャラメル
- 夕張メロンや小豆など北海道の特産品をイメージした味のものから、ジンギスカンキャラメルのようなチャレンジャー向けの品まで、北海道はご当地キャラメルの種類が無駄に豊富である。
2016年には、株式会社明治が販売していた「サイコロキャラメル」が北海道以外での販売を終了し、ご当地キャラメルの仲間入りした。 - ちくわパン
- ち・く・パ・ち・く・パ ちくわのパンなんだよ!
ち・く・パ・ち・く・パ おいしいめう、おしゃれめう!
どんぐりという製パンメーカーが発祥で、ちくわの穴にツナを詰めたものをパン生地に包んで焼いたもの。一見すると珍妙な組み合わせに思えるが、意外とおいしい。セイコーマートなどでも売られているので、ちくわガチ勢の皆様にはぜひ召し上がっていただきたい。 - ガラナ飲料
- コアップガラナ・KIRINガラナ・ガラナエールなど、複数のメーカーがガラナ飲料を販売している。他の地方ではあまり見られないが、北海道ではスーパーやコンビニなどで普通に見かけるメジャーな炭酸飲料。
- カツゲン
- 雪印メグミルクが北海道限定で発売している乳酸菌飲料。最もスタンダードな「ソフトカツゲン」を筆頭に、数多くの味のバリエーションが存在する。
その他北海道のご当地グルメ上記に挙げた以外で著名なご当地グルメなど。
北海道のローカル飲食チェーン店テイクアウト専門の店舗も含む。 ラーメン餃子寿司
カレー
お好み焼き肉料理ハンバーガー弁当甘味コンビニ |
土産物 |
北海道の交通事情
北海道の道路と自動車
よく、北海道は車社会だと言われる。確かに、公共交通機関が乏しくて近隣に店もないような田舎だと、自家用車がないと大変な思いをするだろう。
一方で、次のようなデータもある。
都道府県 | 世帯当たり 普及台数 |
---|---|
福井県(1位) | 1.752 |
・ ・ ・ |
|
全国平均 | 1.0685 |
北海道(40位) | 1.008 |
・ ・ ・ |
|
東京都(47位) | 0.456 |
これは、一般財団法人自動車検査登録情報協会調べによる、都道府県別世帯当たりの自家用車普及台数の調査結果(平成27年)なのだが、いかがだろうか。車社会というイメージとは裏腹に、北海道の世帯当たり自家用車保有台数は全国的にみても多いとはいえないことがわかる。
この結果について、農業などの業務用車をカウントしていないからだとか、北海道は自家用車を保有する動機の薄い都市部に人口が偏在する傾向が強いからだ、といった指摘もある。いずれにしても、北海道における車社会とは
× 車(が多い)社会
○ 車(がないとやっていけないような地域が多い)社会
だと思っておけばだいたいあってると思われる。
北海道の田舎のほうへ行くと、道路脇に
↓
みたいなのが付いたポールが並んでいる光景が見られ、よく内地から来た人に不思議がられている。これは何かというと、雪で路面が埋もれてしまったときに車が道路からはみ出ないよう、路端の位置の目安として設置されているもので、正式名称を「固定式視線誘導柱」、通称「スノーポール」という。真下を通ると矢印が落下する・警察に捕まるなどと大法螺を吹く人もいるがそんなことはないので安心してほしい。
他にも雪国・寒冷地ならではの道路設備はいろいろあり、たとえば雪で停止線が埋もれるからという理由で「停止線」と書かれた標識が立てられていたり、交差点や坂道などには滑り止めの砂が入った砂箱が設置されていたりする。
道の駅の数が日本で一番多く、道内に100か所以上設置されている。道東では廃止された鉄道の施設を道の駅に活用している例も多い。
なお、北海道を車(バイク含む)で移動する際にはガス欠に注意を要する。
一度、町を出れば次の町までガソリンスタンドが無いなんてことはザラ、というか存在しないと思ったほうが良い。
長いところでは50~100km給油できない箇所もあるので、携行缶で1リットル持っててもほとんど無意味。
道内では「タンクの半分で給油」を基本としたほうが良い。またリザーブは必ず残しておこう。
高速道路
北海道を走る高速道路は、札幌近郊から旭川周辺を除くとほとんどが2車線での供用であり、追越車線などは無い場所のほうが多い。
他の地方に比べると距離あたりのSA・PAの数は少なく、給油所のあるSA・PAに至っては4か所しかない。また、SAなのにトイレと自販機くらいしかなかったり、逆にPAでありながらSA並みの設備を備えている所があったりと、基本的にSA・PAの区別はアテにならない。
国道
北海道を走る国道はすべて国の直轄する指定区間である。そのためかは不明だが、いわゆる酷道と呼ばれるような整備状態の劣悪な国道は道内にはない。
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道道とか
他都府県の都道・府道・県道にあたるものを、北海道では道道という。
広い北海道をカバーするため非常に多くの道道が張り巡らされている。その数は都府県道と比べると圧倒的で、最終整理番号は1000を超える。国道と違って整備状況の良くない道(いわゆる獰道)もそれなりに存在する。
ところで、道道の脇に設置されている標識(俗に「ヘキサ」と呼ばれるもの)を見てみると、3000番台・4000番台といった最終整理番号を上回る数字が表示されていることがある。これは整理番号とは別の路線管理番号というものを表示しているのであり、原則として主要道道では整理番号+1000、それ以外の道道では整理番号+3000が路線管理番号となっている。ただしこの法則に当てはまらない路線もあり、上川町を走る道道849号はなんと5849と書かれた標識が存在する。
なお、標識に表示されている数字は必ずしも路線管理番号とは限らず、普通に整理番号を表示している場合も多い。
ライダーと北海道
北海道はライダーの聖地とされている。ライダーとはもちろんバイクに乗る人たちのことだ。
いい道がたくさんある、と、文字にあらわしてしまうとあまりにもあっけないが、北海道の道のよさは、実際に走ってみた人にしかわからない。ライダーならば、北海道を嫌いになる人はめったにいないはずだ。
あまりにもライダーの聖地のため、北海道でライダー同士がすれ違うときはお互いに挨拶をすることが多い。お互いに手を上げるだけの簡単な挨拶ではあるが、北海道が楽しくてしょうがないという気持ちの現れである。
ホクレンの給油所で給油すると購入できるホクレンフラッグはバイク漫画「ばくおん!」でもネタにされた北海道ツーリングには欠かせないアイテムである。
しかし、この挨拶をするために視線が前方から対向車線に移ってしまうので、それによって事故が起きてしまった例も報告されている。挨拶をする際は気をつけよう。また、いかにも現地な人には挨拶はしないでおこう。挨拶されてあまりいい気がしない思いをする現地の方もいるそうだ。
北海道にはライダーが非常に多く訪れるため、彼らのためにライダーハウスと呼ばれる簡易宿泊施設が多数ある。ほとんどが寝袋持参で雑魚寝するタイプだ。料金は1泊で無料~1,000円程度である。町には必ず1つはあると言ってもいいので、宿泊はライダーハウスだけというツーリングが可能である。なお、同じくらいキャンプ場も存在するので、キャンプ場だけで宿泊しつつツーリングすることも可能だ。
これ以外にも旅をするための環境が北海道には色々と充実しており、気持ちよく旅を続けることが出来る。
ライダーだけでなく、チャリダーとよばれる人々もいる。文字通り、自転車で北海道を回っている人々だ。ライダーほど多くはないが、バイクに乗っているときに見かけたら、挨拶をしよう。
レンタカー
道外から来た観光客が北海道をドライブするのであれば、レンタカーを利用するのも良い。自家用車を持ち込むために長時間船に揺られる必要がなく、空港等にある事業所のカウンターで手続きをすればすぐに北海道の道を走ることができる。もちろん、レンタカーでも北海道の道の走りやすさを実感できるだろう。
レンタカーの場合注意しておきたいのが、7月~8月の期間はほとんどの業者で他の地方よりも割増な料金が請求される、という点である。
冬の期間に借りる場合、大抵どこの事業所もスタッドレスタイヤが標準装備になっている。それでも冬道の運転に不安がある場合は、事業所で路面状況などを聞いてみると良い。また、悪天候下での運転を避けるため、あえて予約はせずに天気の良い日にカウンターで直接空車確認するという手もある。
北海道と鉄道
上記のように北海道は快適な道が多い一方で、鉄道網は極めて貧弱である。国鉄を前身とするJR北海道を除けば、現役で稼働しているのは札幌市にある地下鉄・路面電車、函館市の路面電車、そしてJR北海道のおさがりである第三セクターの道南いさりび鉄道くらいである(2023年現在)。旅客を扱う私鉄は1987年に消滅、貨物路線も最後まで残っていた釧路市の太平洋石炭販売輸送(当時)臨港線が2019年に廃止されたことで、道内からすべての私鉄が消滅した。
過去にはこれ以外にも私鉄や第三セクター鉄道が存在したが、いずれも廃止されている。現役・廃止に関わらず、これらの多くは沿線人口の少なさやモータリゼーションの発達により、きわめて苦しい状況に置かれている。
道内で唯一広域をカバーしているのはJR北海道だが、近年事故や不祥事により信用ガタ落ちの状態であり、また厳しい経営状況のため、路線の廃止・減便が進行している。しかし、JR北海道以外にまともな公共交通がない地域が多いのもまた事実であり、企業体質に苦言を呈しつつもなくなってしまうと困ると考えている道民は少なくないと思われる。
上記の通り沿線人口が少ないため、いわゆる秘境駅と呼ばれる駅が少なくない。現役の駅では小幌駅、廃止された駅も含めると張碓駅や上白滝駅などが、その筋にはよく知られている。
また、廃止された路線の中には、設備が撤去されず現存しているものもあり、士幌線のタウシュベツ川橋梁などは文化財として注目を集めている。
「駅名一覧(北海道地方)」の項目も参照のこと。
道外から北海道へ行くには
道外から道内へ訪れる手段としては、主に飛行機、船舶、鉄道が挙げられる。
飛行機
もっとも忙しい人向けの来道手段である。所要時間の短さはダントツであり、羽田空港─新千歳空港間を約1.5時間、中部国際空港─新千歳空港間なら約2時間弱で移動できる。その分運賃も高くつきやすいが、条件さえ合えばお値打ち料金で利用も可能でコストパフォーマンスも優れている。
以上のように複数の空港があるものの、道外からの便のほとんどは新千歳空港にしか来ない。道外から新千歳空港以外への直行便は羽田空港・中部国際空港・関西国際空港などで限定的に設定されているのみである。これ以外で新千歳空港以外の空港へ行きたい場合は、新千歳空港または羽田空港での乗り継ぎがデフォだと考えておいたほうがいい。
飛行機は移動時間だけを見れば速いものの、空港での搭乗手続きや保安検査、降りた後の荷物受取など諸手続きが煩雑であり、それに係る時間も考慮しなければならない。
また、機内への持ち込みや運搬が制限されている物品があるので注意。特に、道内で山林を歩く際に携帯しておきたい熊撃退スプレーなどは、機内に持ち込むことも預かってもらうことも不可能であるため、これらは道内で現地調達するしかない。
船舶
道外から自家用車を持ち込めるほぼ唯一の手段である。そのため、ライダーの多くがフェリーのお世話になっていると思われる。
ただし移動時間は長いので、時間が惜しい人には向かない。たとえば太平洋フェリーで苫小牧へ行く場合、仙台からだと1泊2日、名古屋からだとさらに1泊増えて2泊3日を船上で過ごすことになる。その間果てしなく広がる大海原くらいしか基本的に見るものはないし、船酔い的な意味でも好き嫌いがはっきり分かれるだろう。
発 | 着 | 所要時間 | 便数 | 運航事業者 |
---|---|---|---|---|
青森 | 函館 | 3時間40分~4時間 | 16便/日 | 津軽海峡フェリー株式会社 青函フェリー |
大間 | 1時間30分 | 2~3便/日 | 津軽海峡フェリー株式会社 | |
八戸 | 苫小牧 | 7時間15分~8時間 | 4便/日 | 川崎近海汽船株式会社 |
仙台 | 15時間20分 | 1便/日 | 太平洋フェリー株式会社 | |
名古屋(仙台経由) | 40時間 | 1便/2日 | ||
大洗 | 18時間~19時間 | 12便/週 | 商船三井フェリー株式会社 | |
新潟(秋田経由) | 10時間20分(秋田から) 18時間5分(新潟から) 31時間20分(敦賀から) |
5便/週 | 新日本海フェリー株式会社 | |
敦賀(新潟、秋田経由) | 1便/週 | |||
敦賀 | 19時間30分 | 1便/日 ※運休日あり |
||
新潟 | 小樽 | 18時間 | 6便/週 | |
舞鶴 | 20時間15分 | 1便/日 ※運休日あり |
鉄道
1987年(昭和62年)11月の青函トンネル開通により、北海道は本州と鉄道で結ばれるようになった。以降、主に青函間を結ぶ列車や夜行列車などが青函トンネルを経由して北海道入りしていたが、2016年(平成28年)3月26日にはついにねんがんの新幹線をてにいれたぞ!
…だが、これに対しては道民ですら総じて冷ややかな反応である。
まず東京駅から新函館北斗駅までを新幹線「はやぶさ」で移動した場合を考えると、その所要時間は4時間を超える。先述の通り、羽田空港から新千歳空港までを飛行機で移動すれば1.5時間であり、諸手続きの時間や空港までのアクセスにかかる時間を考慮しても、圧倒的に新幹線が不利なのは明らかである。
加えて、東京以西から鉄道で北海道へ向かう場合は、東京駅(もしくははやぶさ停車駅のどれか)で乗り換えをしなければならず、余計に手間と時間がかかる。
おまけに、新幹線の開通と引き換えに従来青函トンネルを通っていた在来線列車がまとめて廃止になってしまった。特に夜行列車の廃止には落胆の声も多く、函館駅や札幌駅への直通列車がなくなったことでかえって不便を感じる利用者すら出る始末である。これらの点から、北海道新幹線の開通効果を疑問視する声は道の内外を問わず多い。
ただ、新幹線も悪い点ばかりではない。
悪天候時のダイヤへの影響に関しては、飛行機や船舶と比較して利があると言えるだろう。
また、さいたま市周辺は飛行機を利用しにくい一方で大宮駅にはやぶさが停車するため、新幹線の利用も有力な選択肢となりうる。
現状、北海道新幹線は新函館北斗駅止まりであり、その需要は限定的と言わざるを得ないが、将来札幌延伸が実現した暁にはこの状況も少しは改善されることを期待したい。
徒歩
青函トンネルを歩いて渡れるんじゃね?と思った人もいるだろうが、危険&業務妨害になるので絶対にやめよう。過去にこれを実行に移して捕まった人もいる。
道民は北海道が好き
北海道の人は概ね北海道のことが好きである。経済的問題で北海道を離れた人の中にも、故郷へ戻りたいと思う人は少なくない。
2chのニュース速報+などで北海道関連スレが立つと、ここぞとばかりに道民が集まってきてスレの消費が始まる。多少の誇張を交えつつどんなもんかを記すと…
- スレ立てた直後から道民が集まり始める
- 道内の話題で盛り上がって、内地の人がついていけなくなる
- 札幌と函館や帯広で論争が始まる(運転マナーなど)
- でも何だかんだ言って札幌は洗練されているとは思っている
- 道南と道東及び道北での喧嘩はあまりない(遠すぎて互いによく知らないから)
- 内地の人が「札幌の市長は左翼だから、自衛隊が雪祭りの支援をやめたんだろ?」と書き込む
- 内地の人が「札幌の市長って左翼だから、無防備都市宣言条例とかやっちゃうんだろ?」と書き込む
- バターサンド派と白い恋人派に分かれる
- 90式戦車が実戦配備されていることで、内地の人に対して優越感を感じる
- だけど10式戦車が7師に来なかったら負けるかも、と心配している
- 除雪の話で盛り上がる
- 「北海道って、やっぱり四輪駆動が良いの?」
- 特急オホーツクがノローツクとかボローツクとかで盛り上がる(解説:網走方面だけ比較的に新しいキハ281系以降の気動車が配備されず、未だに国鉄時代のキハ183系がメインなため。後は線形の問題もあり、高速運転が出来ない)
- ロシアの沿岸警備隊がすぐぶっ放すので悪口を言うが、カニヤクザなどに対しても文句を言う
- 「こんど札幌行くんだけど、すすきののオススメは?」というレスがつくと、オススメのイメクラやソープの話になる
- そんなこんなで7スレぐらい消費する
- 数日以内にまた北海道スレが立つと「北海道スレ多すぎだろ、一ヶ月に一スレで良いんだよ」とか言いつつ5スレは消費する
twitterのご当地ホイホイ系ハッシュタグでも、「#北海道あるある」は他の追随を許さない勢いを見せる。以下一部抜粋。
- 真冬にストーブをガンガン焚いて半袖でアイス食う
- 雪かきしたあとに除雪車がきて雪かきやり直し
- 同じ北海道なのに実家まで高速使って車で6時間もかかる
- 時速60kmで車が流れているのに渋滞してるなぁとつぶやく
- 「近場」は車で1時間で行ける距離を指す。
- 交通事故の相手が鹿
- 手袋は「履く」もの。
- 地元の地名の由来は空で言える
- コンビニでおにぎりを買うと"おにぎりあたためますか?"と聞かれる
- たまにやきそば弁当以外のカップ焼きそばを食べると、お湯をそのまま捨てることに罪悪感を感じる(解説:やきそば弁当は作ったときに出る残り湯でスープを作れる)
- 全国ツアーと銘打ってるのに外される
- JRのことを汽車って言っちゃう
- 暑さ以上に寒さに弱い(解説:北海道の建造物は外気に左右されにくい密閉性の高い構造なので、冬でも室内は比較的暖かい。そのため、かえって寒さに弱い道民も多い)
- 「大麻なう」とツイートして通報される(解説:江別市にある地名「大麻(おおあさ)」と、マリファナをかけたギャグ)
- 皆北海道が好きなんだなぁとほっこりする
他にもあったら頼む
北海道方言
北海道弁とも呼ばれる。明治の開拓期に意思疎通を図るために自然に出来上がった方言である。東北、北陸の方言をベースに関西の方言が組み込まれた方言である。北海道でも地域によっては差異が見られ、特に海岸部方言(通称 浜言葉)は一般に言われる北海道弁とは結構違ったりする。
現在は都府県の人々が思うような北海道弁を喋る人は少なく、「~(だ)べさ」とか「~しょ」を使う人も少ない。
他地区に方言に比べると標準語に近いと言われるが、「ゴミを投げる」「手袋を履く」といった独特な表現が多い。大泉洋がテンション上がった時のしゃべり方や従兄弟のみっちゃんのものまねをしている時のしゃべり方が一般的な北海道弁である。
ただし北海道あるあるにも繋がる話であるが、どうやら北海道人は訛りが無いという考えを持つ人が多いらしく、特にアクセントは指摘されて初めて気付く人も多い。
北海道の放送局
- 北海道放送(HBC)…TBS系列 1957年開局
- 札幌テレビ(STV)…日本テレビ系列 1959年開局
- 北海道テレビ(HTB)…テレビ朝日系列 1968年開局
- 北海道文化放送(UHB)…フジテレビ系列 1972年開局
- テレビ北海道(TVh)…テレビ東京系列 1989年開局
- HBCラジオ…JRN+NRN系列 1951年開局
- STVラジオ…NRN系列 1962年開局
- FM北海道(通称 AIR-G')…JFN系列 1982年開局
- FM NORTHWAVE…JFL系列 1993年開局
- そのほかコミュニティーFMがたくさんあるよ!
民放テレビの4局化は1972年と全国でもかなり早い。HTB開局までのNET(テレビ朝日)系番組は主にHBCがネット。UHB開局まではSTVがフジテレビと日本テレビのクロスネット局であった。
北海道の銀行
都市銀行のうち、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行は札幌市内に支店があるのみである。みずほ銀行は、函館、旭川、帯広、釧路にも支店・出張所がある。また、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行は、イオン銀行のATMが一部時間帯で手数料無料でできるため、それなりに利用できる場所は多い(しかし、ATMでは口座は開設できないため、主に道外向けである)。
これについては、もともと北海道内にはかつて都市銀行として北海道拓殖銀行が存在し、他の都市銀行が北海道に手をだすことができなかったためである。後に北海道拓殖銀行は経営破綻したため、第二地方銀行である北洋銀行が道内で規模最大になってしまっている。
なお、地方銀行については以下の2行がある。
北海道の地名
北海道において特徴的なもののひとつに、アイヌ語由来の地名が挙げられる。
特に「~内(ない)」とか「~別(べつ)」といった地名が多くみられるが、「内」と「別」はどちらも川を意味するアイヌ語に由来している(例外あり)。
一般的にこうしたアイヌ語由来の地名は、無理な当て字が多く難読であるイメージを持たれている。だが字の当てかたにはある程度法則性も見られ(寄を「ヨロ」と読ませる、冠を「カップ」と読ませるなど)、慣れてしまえば内地の難読地名と大して変わらない難読度と感じるかもしれない。
これとは逆に、漢字の読みは普通だが元のアイヌ語からもはや逸脱した地名もある。アイヌ語の「オペレペレケプ」→帯広などがその例である(どうしてこうなった)。
同じアイヌ語由来の地名でも、アイヌ語の音に漢字をあてるのではなく、アイヌ語を意訳した結果生まれた地名もある。たとえば滝川市を流れる空知川はアイヌ語で「ソーラプチペッ」と呼ばれていて、これが「滝が幾重にもかかる川」という意味であったことから、この周辺を滝川と呼ぶようになったという。
開拓時代の入植者の出身地や家系にちなんで名付けられた地名も多い。奈良県十津川郷の住民が災害から逃れて開拓した新十津川町や、広島県からの入植者が開拓した北広島市などは特に有名であろう。
市街地などで見られる「〇条〇丁目」という地名表記も特徴的である。たとえば札幌市の中心部では、大通公園を南北の基準に、創成川を東西の基準に定めたうえで、大通公園から南北に離れるほど南(北)〇条の数字が大きくなるように、また創成川から東西に離れるほど東(西)〇丁目の数字が大きくなるように地名を当てている。その性質上、数字に欠番が生じたり、内地ではまず見られないような数字の大きい丁目が当たり前のように出てきたりする。
これは碁盤目状に土地が区画された場所が多い北海道においては理に適った表記法であるが、無機質で面白みがないと感じる人もいるかもしれない。また全ての都市部でこの表記法が採用されているわけではなく、たとえば比較的大きな都市の中でも函館市、釧路市、小樽市などの港町では「〇条〇丁目」という地名表記は見られない。
北海道が舞台・モチーフの作品
北海道をメインの舞台に据えた作品の他、旅行先などとして一時的に北海道が登場する作品も多い。
映画・ドラマゲーム |
漫画・アニメ
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ほっかいどーが
まりもっこりとB・Bの2大メジャーエロキャラクターが存在する。
しかし、北海道の地名は読み方が難しい。
北海道を代表するゲーム。
北海道限定の盆踊り。
函館も有名な町。特にいか踊り。
北海道の夜景。
そして何故か北海道釧路湖陵高等学校の校歌が。
関連静画
関連項目・コミュニティ
北海道 公式 | #hokkaido |
Chakuwiki・北海道 | |
- | |
北海道:市町村の一覧 | 北海道に関連する人物・団体一覧 |
道産子ホイホイ | 試されすぎた大地、北海道 |
道南・道央・道北・道東 | 日勝峠 |
北海道限定品一覧 | 地方ローカル記事の一覧 |
日本の市町村の一覧 | アイヌ語 |
総務省 | 北海道in北海道 |
日本の都道府県の一覧 | |
都道府県キャラ萌え萌え化計画 | |
都道府県対抗シリーズ |
親記事
子記事
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