北海道スプリントカップとは、ホッカイドウ競馬の門別競馬場で毎年6月に開催される3歳以上・ダート1200mの重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnⅢ。
2024年から、ダートスプリント路線の整備に伴い、8月中旬開催の3歳限定戦に変更される予定。
概要
ホッカイドウ競馬で1996年まで開催されていた短距離重賞・金杯を発展的解消する形で、1997年に統一GⅢのダートグレード競走として創設。
創設当初は札幌競馬場のダート1000m戦で、1999年と2007年・2008年は旭川競馬場・ダート1000mで開催。2007年に格付け表記がJpnⅢとなり、2009年から門別競馬場の開催に変更。2010年から1200mで延長され現在に至る。
歴代の勝ち馬では、ノボジャック、サウスヴィグラス、ダノンレジェンド、ニシケンモノノフ、ヤマニンアンプリメ、ダンシングプリンスが本レースの後にGⅠ/JpnⅠを勝利している。
複勝圏内にはノボトゥルー、ラブミーチャン、タイセイレジェンド、スノードラゴンがいる。
本レースのトピックとしては、2000年にオースミダイナーが12歳(旧13歳)で勝利し、グレード競走の国内最高齢勝利を記録している[1]。2001年には逃げたリザーブユアハートが2ハロン目で1ハロン9.9秒を計時し、日本競馬史上初めて1ハロン10秒台の壁が破られた[2][3]。2002年にはサウスヴィグラスが56.8秒の走破タイムを記録し、20年以上が経過した現在においてもダート1000mの日本レコードとして残っている。2020年には10歳のメイショウアイアンが勝利した。また、スノードラゴンが2016年から2018年に3年連続3着の珍記録をマークしている。
歴代優勝馬
年齢表記は2000年も現在の年齢で表記
第1~2回・第4~10回:札幌競馬場ダート1000m、第3回・第11回・第12回:旭川競馬場ダート1000m
第13回:門別競馬場ダート1000m、第14回~:門別競馬場ダート1200m
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
脚注
- *中山グランドジャンプのカラジより6日年長。
- *それ以前の最速記録は1979年の函館記念2ハロン目でサニーフラワーが記録した10.0秒。
- *芝で初めて1ハロンが10秒台を切るのは2001年9月21日の3歳未勝利(新潟・芝1000m戦)の4ハロン目。記録馬は勝ったフォスキアセラーレ。
- 0
- 0pt