北海道テレビ放送 | |
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HokkaidoTelevivionBroadcasting | |
基本情報 | |
略称 | HTB |
国 | 日本 |
所在地 | 北海道札幌市中央区 |
運営事業者 | 北海道テレビ放送株式会社 |
放送対象地域 | 北海道 |
アナログ親局 | UHF35ch(水平偏波) |
リモコンID | 6ch |
物理ch(親局) | UHF23ch(水平偏波) |
テレビ系列 | ANN |
コールサイン | JOHH-TV(アナログTV) JOHH-DTV(デジタルTV) |
開局年月日 | 1968年11月3日 |
設立年月日 | 1967年12月1日 |
備考 | |
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放送局情報テンプレートボックス |
HTB(北海道テレビ放送株式会社 Hokkaido Television Broadcasting Co.,Ltd.)
社屋:札幌市中央区
系列:テレビ朝日(ANN)
歴史
UHFによる全国規模の放送免許大量発行により、北海道にも第3局となるUHFテレビ局の割り当てが行われた。道内財政界を巻き込み、熾烈な放送権獲得争いの結果、札幌トヨペットを主とする「道民放送」が権利を獲った。
フジテレビ系列となる事が有力視されていたが、当時フジテレビ・日本テレビ系クロスネットのSTV(札幌テレビ)の反発や、NETテレビ(現・テレビ朝日)の強いバックアップ、そして北海道第4局の割り当ても確定していた事から最終的にNET系列を選択した。
HBC(北海道放送)、STVからNET系番組(教育番組除く)を移行させ、1968年11月に全国2局目(キー局系列局としては初)のUHF局として開局した。フジテレビ系は蹴ったものの、uhb(北海道文化放送)が全道放送をスタートさせる1972年10月まではSTVの放送枠で対応しきれなくなったフジテレビ系の番組のネットを行っていた。1989年10月にTvh(テレビ北海道)が開局するまでは「演歌の花道」「土曜競馬中継」「スターボウリング」といったテレビ東京系の番組もネットしていた。
開局当初はHTBの初代社長も務めた岩澤靖の意向が強く反映される企業であった。しかし、その岩澤靖が個人的な株投機に失敗し、その資金の債務保証をさせていた経営企業の札幌トヨペットを1981年に倒産させる事件を起こしてしまう。関連企業であったHTBも債務保証をしており140億円の負債を抱えて連鎖倒産の危機に陥ったが、テレビ朝日や朝日新聞社などがこれを救済出資して倒産を免れた。
2018年、開局50周年を迎えたのを機に、開局以来局舎を置いた豊平区の南平岸から中央区の大通・札幌市役所向かいに建設された再開発高層ビル「さっぽろ創世スクエア」に移転した。
南平岸にあった制作部門のみだけではなく、すでに中央区のオフィスビルに分散してあった営業部門や関連会社などもこれを機にすべて入居している。
南平岸旧社屋は佐々木倫子の漫画を原作とした開局50周年記念ドラマ「チャンネルはそのまま!」のロケ地などで使われた後解体、駐車場跡地に分譲マンションが建設され、本社跡地は後述のonちゃんの名を冠した戸建分譲地「onちゃんヒルズ」となり、その一角にはHTB創業の地であることを示すonちゃんのモニュメントが設けられたほか、同地に新たに開業したセイコーマートではonちゃんグッズが売られている。
さらに「水曜どうでしょう」の前枠・後枠でお馴染み、旧社屋側の平岸高台公園にも、HTBが寄贈した園名碑が設置されている。
かわいい名物マスコットキャラクター
北海道テレビには (o▽n)「onちゃん」というなんとも憎めないキャラクターがいる。
当初は開局30周年記念マスコットとして1998年に1年間限定の使用のつもりだったが、「水曜どうでしょう」でタコ殴りに逢う、onちゃんの中の人の好物は塩辛、onちゃんの中の人は酒豪など、とてもマスコットキャラとは思えない酷い扱いを受けたことが逆に人気を得て、現在ではHTBの象徴にまで登りつめている。
はっきりいって北海道のテレビ局は似たような名前ばかりで覚えづらい。
「北海道テレビ」「テレビ北海道」「北海道放送」。全部別の放送局である。
だが、北海道テレビ(HTB)南平岸旧社屋屋上には"地デジの6をかかえたonちゃん"のモニュメントがあり、
「onちゃん→6チャン→HTB(北海道テレビ)ね。」と、
他局と間違われない工夫もしているようで一般来場者からの評判がいいらしい。
創世スクエアでは隙間に挟まる形でonちゃんのモニュメントが鎮座している。
ちなみに初代マスコットキャラクターは熊をモチーフとした「くん太」である。1979年8月に誕生し、テレビ局マスコットのパイオニアとして人気を集めたが、忘れ去られて自然消滅した。10数年の時を経て「いばらのもり」にて「もん太」(森崎の「も」だけに)として復活したと思ったら下半身を欠損していた。ナンテコッタイ。
その後、下半身が発見され、「くん太」として改めて復活。HTBホームページ「onちゃん劇場」でonちゃんと奇跡の共演を果たす。on曰く「先輩は古いタンスのニオイがした」との事。その後、開局40周年イベントの出演し、当時のファンを喜ばせた。
あの俳優を輩出した伝説の番組
1981年の倒産危機以降、HTBは徐々に自社製作番組の開拓を本格化させる。
深夜番組も製作され、ブレイク前の高田純次を司会に置き「テレビの前でパンツを見せたら海外旅行をプレゼント」「ラブホテルの部屋にいきなり電話をかけてカップルと生トーク」など過激なエロ企画や泉谷しげる・景山民夫・井筒和幸らを東京からゲストに呼ぶなど地方局の深夜番組とは思えないキャスティングを行い注目された「派手~ずナイト」、「大人のおもちゃを紹介するテレビショッピング風企画」「そこらの原っぱを掘り返して埋蔵金捜索と言い張る企画」「子供がプラモデルを組み立てるだけの映像に大真面目なナレーションをつけるドキュメンタリー企画」「丸椅子を飛ばしてUFO発見と言い張る報道番組風企画」「深夜のススキノに繰り出してホステスにインタビューをする早朝情報番組風企画」などシュールな日替わり企画を月曜日~木曜日の深夜に帯で放送する「モザイクな夜」など製作していた。
「モザイクな夜」を終了後、一部スタッフや出演者によってHTB自社制作の深夜番組の灯をともし続けること目的とし、1996年にとある深夜番組を始める。
これが、今やHTBの自社製作番組を代表する存在にまで登りつめた「水曜どうでしょう」である。
過去に北海道発のテレビ番組でここまでの知名度と人気を得た番組はほとんど無く、東名阪地域以外の地方局製作番組では異例の大ヒット番組と言われている。
番組開始当初はまだ大学生だった大泉洋は「どうでしょう」に出演した事によりまず北海道で大ブレイク。
「どうでしょう」の人気は口コミやネットで評判が広がって、全国のテレビ朝日系系列局・独立局等へ番組が販売され話題となる。番組人気とともに大泉の知名度も道外へ広がり、後の全国進出の足がかりを作った。2000年代からは本格的に大泉が全国での活動を始め、映画・テレビドラマ・舞台・声優まで大活躍をしている。
ちなみに、地方テレビ局の経営が軒並真っ赤になり、キー局ですらぐらつく時勢に、HTBは「どうでしょう」のDVD・グッズ売り上げのおかげで黒字経営である。
現在、「どうでしょう」の制作ディレクターである藤村忠寿と嬉野雅道の2人の所属部署が通常の制作部ではなくコンテンツ事業部であるのでもわかるように、HTBの中でも通常の番組とは違う貴重な資産であるという特別な扱いを受けているのもその象徴であるといえよう。
2018年にHTBが南平岸から創世スクエアに移転した際も大泉洋は「HTBの新社屋は俺が建てた」「(HTBは)俺のテレビ局」とジョークを飛ばしている。
削除状況
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エッチデーデー&糸ようじ | 本編 |
関連チャンネル
外部リンク
関連項目
北海道のテレビ局一覧
1 HBC 北海道放送 (TBS系) |
2 NHK Eテレ |
3 NHK総合 |
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5 STV 札幌テレビ (日本テレビ系) |
6 HTB 北海道テレビ (テレビ朝日系) |
7 TVh テレビ北海道 (テレビ東京系) |
8 UHB 北海道文化放送 (フジテレビ系) |
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