北海道新聞とは、北海道新聞社が発行する日刊新聞である。略称は道新(どうしん)。ブロック紙のひとつで、中日新聞、西日本新聞とともにブロック紙3社連合を結成している。
概要
1942年に北海道内の11紙が国家総動員法によって統合され、北海道新聞となる。戦後に北海タイムス( 1998年廃刊)や十勝毎日新聞、室蘭民報などのローカル紙がいくつか立ち上げられている。
ほぼ道内のみで読まれるが、発行地域が広大で部数も大きいため県紙でなくブロック紙とされる。ブロック紙としては中日新聞に次ぐ規模で、道内では圧倒的なシェアを誇っている。 ただし十勝地方では十勝毎日新聞の後塵を拝している。部数は長年100万部を超えていたが、861,524部(2022年1月)にまで落ち込んでいる。
系列紙として道新スポーツなどを有する。また、北海道文化放送(UHB)、テレビ北海道(TVh)、エフエム北海道(AIR-G')など道内の民放テレビ、ラジオ局の開設にも参画・出資し、十勝地方を除く北海道のマスメディアで圧倒的な地位を確立している。北海道放送(HBC)の設立にも大きく関わったが、同局は十勝毎日新聞社との包括提携を行なっているため現在は特定の新聞社との系列関係ではなくなっている。札幌テレビ放送(STV)は北海タイムス、現在は読売新聞との関わりが深くもとから道新系ではない。
1996年にニュースサイトを開設、2014年にはどうしん電子版をスタートし、ブロック紙としては初めて全記事対象の電子版新聞サービスをオープンさせた。
2015年には従来の公式サイトを統合、電子版の一部機能を利用することができる。
論調
国内問題から国際問題まで幅広く扱う独自の調査報道には定評があり、極東アジア報道、特にロシアに関する報道に強い。
一般に地方紙は、中央政府には批判的でも地元の役所や有力者には甘いものだが、北海道新聞は道庁や北海道警の裏金を暴くなど、道政に対する批判的な報道も比較的辞さない傾向にある。
地方版
北海道は広大なため、本社だけではカバーできず、発行支社として旭川、函館、釧路の3社、非発行の支社として帯広、北見、苫小牧、室蘭、小樽の計8社、さらには主要な39市町に支局を設けて、各地の情報をカバーしている(そのほか、東京、大阪にも支社がある)。
朝刊に組み込まれる地方版は合計25に及ぶ。特に人口の多い札幌市周辺の市(石狩、江別、北広島、恵庭、千歳)それぞれに地方版が発行されている。
系列メディア
マスコットキャラクター
- みらい君: 北海道新聞のマスコット。緑色のワンピースを着ているが、れっきとした男の子である。
- プレイくん:道新スポーツのマスコット。野球やサッカーのユニフォームを着たイラストが多い。
- ぶんちゃん:道新ぶんぶんクラブのマスコット。新聞紙を折って作ったかぶとをかぶり、黒の全身タイツを着た謎のキャラクター。近年ではみらい君に代わって広告やCMに出ることが多い。
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関連項目
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