北近畿タンゴ鉄道(略はKTR(Kitakinki Tango Railway)である)とは、WILLER TRAINSが運営する「京都丹後鉄道」の設備を保有する第三セクター方式の鉄道会社である。旧社名は宮福鉄道。
かつては路線の運行も行っていたが、2015年にWILLER TRAINSが運営会社となったことから、線路・車両を保有する第三種鉄道事業者に移行している。
概要
第3セクター鉄道では最も赤字額が大きく、毎年京都府や沿線自治体、兵庫県からの補助金でなんとか維持できている状態であった。参考ではあるが2012年時点での年間の経常赤字は8億円となっている。このため、上下分離方式を導入することになり、2014年度以降に実施することになった。
通常であれば、路線・車両は自治体が保有し、鉄道会社が運営のみ行えばいいのだが、北近畿タンゴ鉄道は沿線自治体が複数に跨ってる上に、県単位でも京都府・兵庫県にまたがっているため(このため、一時期は兵庫県区間のみ廃止を検討したことがある)、北近畿タンゴ鉄道が路線・車両を保有し、新たな鉄道会社が運営を行うことになった。
運行委託する企業を募集した結果、高速路線バスを運営するWILLER ALLIANCEに委託することで決定した。このWILLER ALLIANCEは鉄道事業に関わったことは過去には無かったが、2014年に100%子会社のWILLER TRAINSを設立し、北近畿タンゴ鉄道の社員を全員継続雇用することで対処した。2015年4月1日にWILLER TRAINSが第二種鉄道事業者となり(北近畿タンゴ鉄道は第三種鉄道事業者に移行)、鉄道名は「京都丹後鉄道」に改称した。
なお、沿線自治体はWILLER TRAINSに10年で77億円(年間7億7千万円)の赤字補填をすることとなっている。そのかわりそれ以上の赤字はすべてWILLER TRAINSが被ることとなり追加の赤字は沿線自治体には発生しなくなるメリットがある。
所有路線
運営は全てWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)が行っている。
使用車両
過去所有車両
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