石川線(いしかわせん)とは、北陸鉄道が運営する2本の鉄道路線のうちの1本である。
概要
北陸鉄道の本線にあたる路線で、金沢市の野町からJR西金沢駅前を経由し、野々市市を経て白山市の旧鶴来町地区に至る路線。全線にわたって単線で走行されている。かつては鶴来駅から白山比め神社付近にあった加賀一の宮駅まで路線があったが、利用客の減少により2009年11月1日に廃線。さらにその先から金名線という旧鳥越村まで伸びる路線があったが自然災害による基盤劣化で廃線になっている。
また、金沢市内線、松金線、能美線と接続、または乗り入れをしていたが、モータリゼーションの増大、利用客の減少によりすべて廃線となっている。
金沢市内線が廃止された現在は、金沢市の市街地に向かうには新西金沢駅でJRに乗り換えるか、野町駅でバスに乗り換える必要があり、その不便さもあって利用客が減少している状況である。
一時は廃線も検討されたが、バス転換すると所要時間が余計に伸びることや、バス運転手がそもそも不足していることもあって、鉄道で維持せざるを得ない状況となっている。将来的な構想としてJR経由で金沢駅まで乗り入れ、ならびに香林坊までの延伸が存在するが、課題があることもあって、バスとの乗り継ぎ割引切符の発売でひとまず利用客を増やそうと努力している状況。
金沢市内線、松金線以外の前述の路線をまとめて「石川総線」と呼び、名残から今でも一部の県民が石川総線と呼んでいることがある[1]。
使用電車
客車
業務車
駅一覧
駅名 | 接続等 |
野町駅 | |
金沢市内線、松金線(いずれも廃線) | |
西泉駅 | 北鉄バス(西泉、泉本町) |
新西金沢駅 | 北陸本線西金沢駅 |
北鉄金沢バス(西金沢バスターミナル) | |
押野駅 | 北鉄金沢バス(押野丸木バス停) |
野々市市コミュニティバスのっティ(押野駅口) | |
野々市駅 | 松金線(廃線) |
野々市工大駅 | 野々市市コミュニティバスのっティ(工大前駅) |
馬替駅 | |
額住宅前駅 | 北鉄バス(額住宅駅) |
乙丸駅 | 野々市市コミュニティバスのっティ(乙丸駅) |
四十万駅 | |
陽羽里駅 | 白山市コミュニティバスめぐーる(陽羽里駅) |
曽谷駅 | |
道法寺駅 | |
井口駅 | |
小柳駅 | |
日御子駅 | |
鶴来駅 | 加賀白山バス(鶴来駅) |
白山市コミュニティバスめぐーる(鶴来駅) | |
能美市コミュニティバスのみバス(鶴来駅) | |
中鶴来駅 | 廃線、廃駅 |
加賀一の宮駅 | 廃線、廃駅 |
金名線(廃線) | |
加賀白山バス(加賀一の宮バス停) |
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関連項目
脚注
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