十手とは、時代劇の岡っ引き(警察)が持っている「丩」の字のような形をした武器である。
概要
時代劇で「神妙にお縄につけい!」と岡っ引きが腰から取り出したる鉄製の武器「十手」は、十本の手の代わりになるという語源から来ている説がある。
時代劇は要するに昔の時代を模した物語であるわけであるが、すなわち十手もかつての古い時代の日本で実際に使われていた。一種の武器ではあるのだが、岡っ引きが使用することや、通常であれば刃が付いていないことからもわかるように、敵を殺害するための殺傷武器と言うより、罪を犯した者を殺めずに取り押さえるための道具であったと思われる。
十手は現代で言う警棒の様な打力、またコの字の部分で手首をひねり返す等の絞め技で使われる他、ドラマで「こういう者ですが・・・」という現実ではあり得ない「警察手帳」としての役目も持っていた。
なお、ルパン三世の銭方警部は十手をご先祖代々から伝わるものとして持っている他、五右衛門の斬鉄剣の様に十手で銃弾をはじき飛ばす等使いこなれている。
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関連項目
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冒頭で、一部を太字化、漢字を「ヰ」から「丩」に変更。「概要」に一部追記。関連項目に「時代劇」「丩」追加。衍字を2か所訂正。
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%8D%81%E6%89%8B
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